【第52回】創業70年を超える老舗中華そば 〜お客様から「変わらない味」と言われる「変わり続ける味」〜
どうも、yopparaideskaです。
第52回目は、荻窪にある中華そば屋さん。
行ってきましたよ、”春木屋 荻窪本店”
1949年の開店以来、中華そばにうるさい東京の人たちを虜にしてきた老舗。
昔ながらの味を守り続け、荻窪本店以外にも吉祥寺店も構える超人気店。
お客様から「変わらない味」と言われる「変わり続ける味」を創業以来約70年守り続けた中華そば。
果たしてその味は、、
店舗詳細
店名:春木屋 荻窪本店
住所:東京都杉並区上荻1-4-6
アクセス:荻窪駅から徒歩3分くらい
混雑状況:14:45頃到着。5人ほどの待機列が。
食券を買って待つこと約10分後入店。
とっくにランチ時間を過ぎとるのに後続にどんどん待機列が。
遅い時間から来る人は多分地元の人が多い。なぜなら、そんなに並ばずにゆっくり食べることができるから。
常連さんに挟まれて並んでいる時に荻窪に住んだことないのに、一瞬荻窪民になった気がした。
メニュー詳細
・わんたん麺 1,250円
・肉ごはん 200円
メニューは非常にシンプル。
ベーシックな中華そばにわんたんを入れるか、チャーシューを入れるか、はたまたわんたんもチャーシューもどちらも入れるのか。
それと、みそ中華そばのみ。
何回も言うけど、こういうメニューが少ないお店は大体美味しい。
中華そばが850円なのに、わんたんが入ると+400円もすることが不思議に思う反面、いや、それだけ値段がするなら絶対に間違いないという期待のもと「わんたん麺」を注文。
そして、唯一のサイドメニュー「肉ごはん」を注文。
料理レビュー
席に着いて待つこと数分、肉ごはんの到着。
続けてわんたん麺も到着。
わんたん麺
わんたん麺は、
油が浮いたテカテカの鶏ガラ醤油の茶色いスープにたっぷりのわんたん、チャーシュー、メンマ、海苔、ねぎと定番ながらなんとも食欲を唆るビジュアル。
そうそう、これなんですよ中華そばは。
スープは、
醤油ベースに鶏ガラと魚介のダブル出汁。
そこにたっぷりの油が。(鶏油かな?)
香味野菜の甘さもポイント。
とにかく、スープが上品で絶品。丁寧に煮込んで出汁を取ったというのがスープを飲んだ瞬間にわかる。
一口飲むと口一杯に鶏と魚介の風味と旨味が広がる。そして、非常に上品な味なのに油のおかげでコクがプラスされて飲み応えをものすごく感じる。
あまりのスープの美味しさにスープを全部飲み干してしまった。
味は美味しいけど、スープは死ぬほど熱いけん気をつけてね。最初油が入ってくるけん熱を感じんけど、油の下のスープは激アツなので油断は禁物です。
麺は、
中太縮れ麺。
麺の硬さは選べるため、今回は硬めを注文。
麺を噛んだ瞬間に広がる小麦の香りが食べる人を虜にする秘訣。
それもそのはず、小麦は数種類使用し、かん水から練り上げていく。
毎朝、その日の天気や気候・湿度に合わせて水と小麦粉の量を調整して、食べやすく楽しめる味・太さに整えるとのこと。
また、練り上がった麺には、丹念に手揉みを施し、一本一本の麺の太さとコシを確かめながら仕上げていく。という並々ならぬこだわりがある。
それにしても麺の太さ、縮れぐらいが抜群でスープに絡みすぎて最高。
そういえば、注文の際に麺の硬さは聞かれんけん、お好みの硬さがある人は食券を渡す際に声かけるようにしてね。
わんたんは、
ほとんど皮でタネが少ないトゥルトゥル食感のわんたんが5、6個くらい入っとる。
餡がしっかり入ってガッツリしたわんたんが好きな人からすると物足りなさはあると思うけど、皮が好きな人にはどタイプのわんたん。
個人的には、餡がしっかり入ったわんたんが好きやけど、これはこれで好きやった。
というのも、トゥルトゥル感がクセになるのと、濃厚なスープにわんたんが染み込んで美味すぎる。
餡は、少ししか入ってないにも関わらず、味が濃いため、存在感は中華そばに全然負けてない。また、非常に肉肉しいため、噛むたびに肉の旨味が溢れ出る。
このわんたん本当に美味しい。
チャーシュー丼
チャーシュー丼は、
普通のラーメン屋さんのチャーシュー丼という感じではなく、煮込み料理に近い。
味付けは味噌ベースで、そこに刻まれた豚肉とこんにゃくに仕上げに長ネギ。
甘くてコクがあってご飯に合うのはもちろん、お酒のおつまみにもなる味。
そして、白米自体が甘くて美味しい。お米の水分量が多いためチャーシュー丼の汁が染み込みやすくなるのがまた良い。
相当手間がかかるはずなのに、これで200円は安すぎる。まあ、わんたん麺が高いけんチャーシュー丼を注文すれば良いバランスになるんかな。
接客
接客は、抜群にいい。
サービス専門の外国人の男性は丁寧に接客してくれるし、特にキッチンのボスみたいな人のサービスが素晴らしい。
カウンター越しから見える手際の良さもプロフェッショナルって感じがしてかっこいいし、めっちゃ気が利くし。サービスの鑑ですね。
老舗なのに一見にここまで丁寧にサービスできるのは好印象。一見にも丁寧に接客するからこそ70年以上も続くんやろうね。
まとめ
総じて、伝統を守り続ける由緒正しいお店。
まさに、お店のモットーである、お客様から「変わらない味」と言われる「変わり続ける味」を体現する素晴らしい一杯でした。
正直値段だけ見るとわんたん麺は高いと思うけど、一杯にかける想いを考えると、そこまで高くないかなって思えてしまう。
東京のおじさんたちがおすすめする理由もわかった気がした。
騙されたと思って一回食べてみてー
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