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会食恐怖症の人と、どう関わるといいの?

こんにちは。
会食恐怖症克服支援カウンセラー/ライフコーチのよしです。

最近はこちらの投稿▼で、会食恐怖症の当事者経験のある方によるエピソード企画を投稿しました。

当事者以外の方も会食恐怖症の認知を広めるためにご協力してくださり、とても嬉しく、ありがたく感じました。

そして、記事を投稿したり感想をいただく中で、「では当事者にはどのように関わるといいのだろうか?」という疑問が湧いている方もいそうだと感じました。

そこで、以下では「会食恐怖症克服支援カウンセラーとしての言葉」と「私個人の言葉」2つの側面からお話ししてみようと思います。

広く推奨される関わり方

カウンセラーとしておすすめしている、広く推奨される関わり方として特に大事なのは、

ありのまま、今のその人を
まるっと受け入れること

です。

そして、

アドバイスしすぎない

ことです。

なぜかというと、アドバイスされる=現状を否定されたという気持ちになる方も多いからです。

解決してあげたいという気持ちからアドバイスや改善策を示してあげたくなる気持ちもとてもよく分かるのですが、正しいアドバイスよりも、存在を受け入れることが先です。

会食恐怖症であることを打ち明けてくれたということは、その方があなたに対して「もっと仲良くなりたい」「心許せる安心できる存在」と感じてくれている証拠だと思います。

そして、「心許せる安心できる存在」であり続けてほしいなと思います。

カウンセラー以上に身近で安心できる存在だからこそできる、重要な役割です。

会食の時だけでなく、日頃から受け入れる姿勢もポイントとなってきます。

私個人として

ここからは私個人の体験をベースにお話しします。

私も当事者であり、これまで家族や友人、恋人に打ち明けたり、当事者ではない数百名の方へ向けて自分のことを語るなど、開示する機会が多々ありました。

さまざまな開示からその後どうしてもらうことが心地良いと感じたかを振り返ると、上記の、「広く推奨される関わり方(アドバイスせず日頃からありのままを受け入れてくれる)」は、かなり安心感がありました。

そのような関わり方をしてもらえると、安心感から症状が緩和していくことが実体験としてあります。

自分が会食恐怖症であることすら忘れてしまうこともありました。



そして、会食恐怖症だからと配慮されすぎると、申し訳なくなり、逆に居心地が悪くなるという声もよく聞きます。

私自身も、過度に心配されたり配慮されすぎると、「気持ちはとても嬉しいけど、もっと対等な立場で一緒に楽しい時間を過ごしたい」という思いに包まれることがありました。

心配や配慮はとてもありがたく嬉しいことですが、相手に気を遣わせていたり対等ではない関係になると、居心地の悪さが少しだけ出てきました。

ここでも言えるのは、ありのままを好きになってもらえることが一番嬉しいということだと思いました。


また、そもそもストレスなどで状態が悪い時は症状が出やすいと言われています。

そのような時に食事に行く際は、どのようなお店や雰囲気が安心できるのかあらかじめ一緒に話し合っておけると安心感がありました。

私の場合は、ガラス張りで人通りの多いお店は視線が気になりそわそわしてしまいます。そして対面の席が苦手なので、できればカウンターだと安心できることを伝えるようにしています。

まとめ

  • アドバイス=現状を否定されたという気持ちになりやすい

  • 正しいアドバイスよりも、存在を受け入れることが先

  • 打ち明けられたということは、あなたが心許せる存在であるということ

  • 心許せる安心できる存在であり続けることは、カウンセラー以上に身近な存在だからこそできる、重要な役割

  • 会食の時だけでなく、日頃から受け入れる姿勢もポイントとなってくる


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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