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初ブルベ300km 〜余裕ではない〜
ロードバイク好きの皆さん、ブルベという言葉を聞いたことはありますか?
「300kmなんて無理そう…」「装備が多くて大変そう」なんて思う方もいるかもしれません。そもそも300㎞とか漕ぐの飽きそうとうのが思っていたことです。
今回は、ブルベ初体験のわたしが300kmブルベに参加した体験メモとなります。
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ブルベってどんなイベント?
ブルベは、制限時間内に指定された距離とルートを走破する自転車イベントです。速さを競うレースとは異なり、ルールに従って確実に距離を走ることが目的。今回私が参加したのは、川崎から下田手前までの往復、300km・獲得標高3000mというコース。
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ポイントごとに立ち寄り証明としてコンビニなどでレシートを撮影したり、スタート前にしっかりブリーフィングがあり装備品チェックも行われます。ライト類やリフレクターベストなど、安全装備の着用が義務付けられ、安全性を重視した運営がされていますね。よいことです。
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なぜ参加を決めたのか?
今回参加を決めたきっかけは、ロードバイク仲間の誘いでした。その友人はブルベを軸にアホほど距離をのっています。さらに、ブルベの頂点とも言える**PBP(パリ~ブレスト~パリ)**へ参加した友人もいるためPBPでたいかもと思ったのがきっかけです。4年事に開催なので次回は2027年ですね。またエントリー条件もあります。
参加資格
2026年11月〜2027年7月にBRM200、300、400、600認定取得優先エントリー
2026年度(2021年11月~2022年10月)認定距離の長い順。1,000など
普段から週末250kmほどのライドをこなすこともあるので、300kmは少し長めの距離という感覚。それでも初めてのブルベには、未知のワクワク感と適度な緊張感がありました。
ブルベ装備とルール~ちょっと違うライドスタイル~
ブルベには、安全性を確保するための装備品やルールがあります。
装備品例
フロントライト2つ、リアライト2つ(ヘルメットにもリアライト装着)
リフレクターベスト(夜間の視認性向上)
モバイルバッテリー(ライトやサイコンの充電用)
パンク修理キット
このほかにも、決められたポイントで補給やチェックを行う際、レシートを撮影して記録するなど、いつものライドとは異なります。まるで冒険家のような気分でどんなトラブルにも一人で対応し乗り切ることが重要である。という感じですね。
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当日のスタート~川崎から下田方面へ~
集合時間は朝5:30。11月末とは思えない暖かさ、とはいえ早朝は肌寒く、ブルベ特有の緊張感が漂います。簡単なブリーフィングの後、いよいよスタート。まずは市街地を沿岸へ向けて大通りを進みながら、最初のポイントでコンビニに立ち寄り、レシートを撮影。
ここまではいつものライドと変わりませんが、徐々にブルベならではの「じっくり走る」スタイルを意識し始めます。仲間と話しながら景色を楽しむ時間もあり、ペースは時速25km前後。ゆっくり走ることを意識してペダンリグします。頑張らない、無理しない。そんな漢字ですね。
折り返し地点でのグルメライド
折り返し地点の150km地点、下田手前にある「伊豆オレンヂセンター」で補給。金目フライ定食と生わさびシラス定食。ブルベでは長時間走るため、エネルギー補給が非常に重要ですね。地元の味を楽しみながら、しっかりエネルギーチャージできました。絶対にハンガーノックにはならないぞと意思をもって2人前をたいらげる。
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暗闇と疲労との戦い
200kmを超えたあたりから日が沈み、暗闇の中での走行に突入。熱海付近では路面に枝が散乱しかつ暗いのでパンクリスクが爆増です。ここでは、ブルベ特有の装備のありがたさを実感。明るいライトとリフレクターベストのおかげで、安全に走行できます。自動車のドライバーにしっかり視認される装備大切だなと強く感じました。
そしてやってしまった…最後の補給ポイントで補給不十分で、残り10kmでハンガーノック気味に。出力が150W程度しか出ず、「補給の重要性」を痛感することに。それでも、なんとかゴールへ辿り着きました!
バナナとレッドブルだけでするっと大丈夫だろうという過信でした。もっと積極的に炭水化物を接種しておくべきでした。反省。
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ゴール後の達成感
ゴール後、仲間と軽く挨拶して解散。300kmを完走した疲労感と同時に、「やり切った」という達成感はそれなりにありました。自宅に戻ってからは餅10個とグルタミンを鳥の胸肉を食し、サプリも補充。栄養補給を済ませながら、記録をアップロード(報告)して無事終了。
初めてのブルベを終えて
ブルベは、普段のライドとは異なるルールや装備、スタイルが求められます。それでも、300kmという距離を完走した達成感や、仲間との一体感は格別。何より、「速さ」ではなく「着実に走る」というブルベの独自性が新鮮でした。まるで別のスポーツという感覚です。
目標であるPBPへの挑戦に向け、積み上げていこうと思いますが、300㎞を走った結果としては、400とか600㎞も無理ではないが、体力というか睡魔とかあるいは飽きみたいなものとの戦いになりそうだなと感じました。あと一人でとつまらなそう。仲間を道連れにしたい。
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