見出し画像

心奪われる秋の軽井沢 - グランフォンド軽井沢2024(100㎞)

秋の軽井沢は、毎年心を奪われる美しさで迎えてくれます。紅葉に染まる山々、澄んだ青空、そしてライドには最適な気温。例年よりも気温が高く、この季節にしては薄手の装備で走れる暖かさでしたが、それがまた快適で、長い登坂や風を切るようなダウンヒルを心地よく楽しめる絶好のライド日和でした。紅葉が広がる絶景を背景に走る軽井沢、どこをとっても最高の環境です。そして「グランフォンド軽井沢」が今年最後の出走ライドイベントです。来年の計画をたてないとなと


最高のアクセス軽井沢

軽井沢周辺のオシャレなカフェや雑貨店に寄り道もでき、都心と地続きな雰囲気も満喫できます。そして少し足を伸ばして佐久平方面に行けば、リーズナブルで美味しい飲食店も多く、気軽に美食を堪能できるのが魅力です。しかしガソリンは高い&渋滞もひどい(笑)

グランフォンド軽井沢には、軽井沢にほど近い実家を拠点に参加しました。前日に茨木の「金乃台カントリークラブ」ゴルフを楽しんだ後、軽井沢へと向かいました。ちなみに前半42で後半は48…最終ホールで+4と叩いてしまい精神的な脆さを露呈した結果となりました。

自動車での移動はアダプティブ・クルーズ・コントロールとレーンキープ性能が優秀なおかげで、約2時間半のドライブも快適そのものです。近い将来高速だけでも自動運転が実装されれば、地方エリアにおけるアクセスがよりよくなるんだろーなと想像します。(渋滞もへるし事故もへる)

もちろん軽井沢エリアは東京から新幹線でアクセス可能。頻繁に訪れる身としても、この利便性の高さは格別です。


別荘地としての歴史と資産性の高さを感じる軽井沢

軽井沢周辺はライド環境も充実しています。グランフォンド軽井沢のコースは100kmに及ぶものの、トンネルがゼロという開放感があり、林道の景色も素晴らしいです。これだけ素晴らしい環境が整い、東京都心からアクセスが良い軽井沢が、人気エリアであるのも納得の一言です。昔からしっかりと育てあげられた別荘地であり時代の変化に対応してきた感じがありますね。別荘地である歴史と若者をやインバウンドを意識したエリア開発という意味で資産性の高いエリアだなと。


食事処「だるま」で夕食を満喫

そして夜は、「だるま」という食事処で夕食を取りました。ご夫婦が営むこのお店には、週末ということもあり、多くの常連客が訪れていました。お客さんもみな、のんびりとした雰囲気で順番を待つ様子に、時間の流れが穏やかな土地ならではの心地よさを感じました。まるで水もこないあるいはメニューこないことにイライラしてしまった自分に反省しました。。。

ヒレカツ定食にしゃぶしゃぶ定食、そして馬刺しを堪能し、これからのライドに備えて体力をしっかりチャージです。一人前でもかなりボリュームがありますが、2人前いただきました(満腹でございます)美味しゅうございました。いま若い移住者に人気の御代田最高ですね。


別荘が並ぶエリアを通りながら、「いつかはここに」と想像が膨らむ瞬間もありました。軽井沢は、ただの観光地ではなく、ライダーにとっても走る喜びと豊かな自然に包まれる特別な場所。四季折々の美しさがここにはあり、また訪れるたびにその魅力を新たに感じています。

こうして、夜9時に就寝し、翌日のライドに備えた。


早朝スタートのゆるい雰囲気 - いよいよライド開始

朝の冷たい空気の中、参加者たちが集まる。アーリースタートの7:30を皮切りに、各々が8時までにゆるりとスタートしていくこのイベント。普段とは異なるリラックスした雰囲気が漂い、紅葉を楽しみたい、100kmチャレンジを成し遂げたいといった比較的ゆるいサイクリストの参加が多いイベントでとてもよい雰囲気。


穏やかな裏にあるタフなコース - 体力が試される挑戦

穏やかさの裏のタフなコース ゆるい雰囲気とは裏腹に、コースは意外にもタフ。見上げると終わりが見えない登坂に心折れそうになるサイクリストが大勢いそう。己と向き合う時間が続き、参加者たちも静かに汗を流しつつ、紅葉の美しさを楽しむには足をとめないと無理みたいな状況にみえた。

私は、紅葉を楽しむ余裕をわずかに保ちながら、ゾーン2~3の強度で坦々とペダルを回して進む。両サイドには色づいた木々が立ち並び、紅葉に囲まれた林道が続く。標高が上がるにつれ肌寒さが増し、登りきった後にはハイスピードのダウンヒルが待っている。車の交通量も少なく、快適にカーブを駆け抜けられるが、距離が長いので慎重な下りをする参加者も多い。急カーブも多く、しっかりとしたテクニックが要求される面白いダウンヒルコースではある。

紅葉がすばらしい林道を抜けた先には、高い木々がない開けたエリアが広がり、360度見渡せる絶景が現れる。遠くまで見渡せる壮大な風景が広がり、思わず足を止めて見入ってしまう。昨年も見たこの景色に再び心奪われ、自然とペースが上がっていく。心拍も少しずつ上がり、ついついペダルを踏む足が止まらない。

ゆるく楽しむはずが、気づけば疲労感が蓄積。100kmだからと侮ってはけない、実際は2200m以上の獲得標高が詰まった、ほぼ平地のないコース。昨年は10名ほどのメンバーで挑んだが、その過酷さに今年の参加はたった4名。紅葉と絶景は確かに最高なのに、体力を試されるコースが、軽井沢ならではの特別なチャレンジを感じさせてくれる。緩い気持ちで参加するのは厳禁(笑)



達成感とともに訪れるパンクの洗礼 - それでも軽井沢の魅力は格別

最後は中軽井沢の高級別荘地を横目に平坦路を進み、達成感を味わいながら進行。…と思いきや、まさかのスローパンク。GP5000のタイヤがパンクし、空気を補充しながら何とか残りの距離を走り切りゴール。

疲れも満足感も入り混じる中、車で帰路へ。紅葉シーズンの渋滞を避けるべく早々に解散したものの、やはり渋滞にはまる。それでも、晴天のもと見事な紅葉に囲まれた軽井沢でのライドは何度体験しても最高で、また来年も挑みたいと思える。


軽井沢の自然と過酷なコースが織りなす特別なライド

軽井沢の自然と紅葉の美しさ、そして地獄ともいえるコースの魅力が織りなす、心に残る特別なライド。挑戦してみたいサイクリストには、一度は走ってほしいライドイベントだ。



いいなと思ったら応援しよう!

いもひろし
ロードバイク・スキー・キャンプ 等の機材購入など