二面性と自己一致と発声の話

「自己一致」とは、自己概念(理想的自己)と経験(現実的自己)が一致している領域(重なっている範囲)が多い状態のことを意味します。 逆に一致している領域が少ない状態を「不一致」と呼びます。

引用:https://psychologist.x0.com/terms/231.html


長めのメモ。 Twitterサークルなくなっちゃったのでここに書いてみる。

目下直面しているテーマについてごにょごにょしていく備忘録。


『おっとりしていたかと思えばなんか猪突猛進だね。もうギャップ祭りよ』



どのコミュニティにいても必ずといって返ってくる『ギャップ』やら『二面性』に関するフィードバック。リソースだねとみんな言ってくれるしとても嬉しいけど、この言葉をもらうたびに『またまた大袈裟だなあ(照)』といつも思っていた。


(ちなみに二面性の星の元に生まれていたらしい。すとさんにホロスコープを見てもらった。)



けど最近これは大袈裟とかではないのかと思ってきた。
自分がイメージしている自己(理想的自己)と、
実際に振る舞った結果としての自己(現実的自己)と、
私は今結構かけ離れている状態なのかもしれない。

男性性、女性性みたいなフレームでも捉えたり、サブパーソナリティを紐解いてみたり、いろいろこの二面性とは向き合ってみたけど、今回は『自己一致』をキーワードに考えてみる。

そう思ったきっかけから。

最近自分のセッション動画を振り返っている

自分のセッションを文字起こしして、自分の関わりやクライアントさんの状態を俯瞰し、当時コーチをしていた自分にフィードバックを送る。

視点は3つ。

一つは当時のコーチとしての自分に立ち戻っている視点。
『この時クライアントさんの言葉をこう捉えていたからこんな問いが出た』、
『この時こんな感情が湧いてしまってとっさにこんな言葉が出た』みたいな視点。

一つはそのクライアントさんに憑依している視点。
『あえて言葉にできなかったけどこんなことを実は言いたかった』
『あれ、今のコーチの関わりちょっと違和感あるかも』『あれ、これ言ったのにコーチに伝わってないな』みたいな視点。

もう一つはその両者を上空から眺めて場を観察している視点。
『緊張して両者探ってるわ』『呼吸ぴったりだ』など。


動画を見返すと毎秒毎秒気づきがある。関わりの気づきもたくさんある(これはまた別のnoteで)

中でもおったまげたのが自分の声。
『自分こんなか弱い声しているのか』
『みんなが言ってる"おっとりしている"ってこれか』



私、せめてもう少しハキハキしてると思ってた。

動く自分を見て率直な感想は『おもてたんとちゃう』。。。

動画として映る自分と、想定していた自分のズレに直面せざるを得なかった。


『想定していた自分』ってなんだろう。

自分はどんな自分でいるつもりで普段過ごしているんだろう。
どんな自分としてみられたくて過ごしているんだろう。
みせたくない自分ってどんなだろう。

それらはどこから湧いてくるのか。



今思い出したのは、本当の自分の顔を見た瞬間も似た衝撃だった。


左右反転していない本当の自分の顔を見たあの頃の衝撃

理科の授業でも習うけど、鏡に映るものは左右反転している。
毎朝自分でみる鏡の中の自分と、みんながみてる私はちがう。どう足掻いても直接「みんながみてる私」を見ることはできない。

ふと、合わせ鏡の真ん中にいる自分を発見した瞬間があった。多分小学2年生。

この見たことない(けど写真に映る自分には似ていそうな)自分は誰だろうと思ってしまった。

脳は顔に敏感なんです。ところが、顔全体をじっくり隈なく見ているようで、実際には、顔の半分しか見ていない。左側だけです。左側さえ男だったら、右が女であっても、全体を男だと思っちゃうんですね。
(中略)
脳が支配する体側(たいそく)は左右交差しますね。だから人の顔を見るとき、左側の視野で見たものは、交差して右脳に届きます。これでおわかりですね。私たちが見たものを判断するのは「左側」の視野が中心。

出典: https://gendai.media/articles/-/36786
こういうの昔流行ってた気がする。モナリザ反転させたり...


理論的に言えば、顔の左右非対称さと、人の顔を認識する上での視野の偏り。


みんなから見られている自分を、自分が一番見られないんだと気づいたのもこの頃。

(世の中ぜんぶ鏡の中だったら良いのにと結構真面目に強く思ってた。)



想定していた自分と、実際の自分。
二つが全くちがうものとして私には写っていた。


ちょっとずつ重なりを増やしていく

声からも顔からも、これまで自己一致の一致具合がはね返ってきてる。

理想的自己と現実的自己、互いに歩み寄るプロセスを設計していこうと思う。

現実的自己の歩み寄り

もっと声大きくと言われ続けてきた。

会社の全体朝礼で地声でのスピーチが終わってすぐに同僚からボイストレーニングのURLが送られてきたり、飲食バイトで1と2すら何度も聞き返されて口頭で伝えられなかったり。

これら全部無かったことにしていた。
この声も自分らしさだよとか、変えると自分じゃなくなるんじゃないのとか。

試しに踠いてみても良いのかもしれん。踠いたことがなかったから、その経験を自分にさせてあげる。

呼吸と、姿勢から見直していく。発声練習をしてみる。得られる情報や出会える人を頼りにこれからやってみる。

理想的自己の歩み寄り

先に書いた『想定している自分』、イけてる自分、魅せたい自分、期待している自分

これらはコーチングのテーマとしてこれからみていこうと思う。

これらを自覚し、在ると認める。
このプロセスはマイコーチの手を借りよう🖐️



お腹すいた。

ハーゲンダッツ代にします!