マガジンのカバー画像

京急線について

13
運営しているクリエイター

#製造

京急600形の歴史

京急600形の歴史

(1) 京急600形の概要京急600形は、1994年から1500形の後継形式として運転を開始した通勤電車です。1500形と同様に、老朽化した旧1000形を置き換える為に登場しました。
600形の一番の特徴は、ツイングルシートと呼ばれる特殊なクロスシートを採用したことです。ツイングルシートは、朝や夕方の混雑時において、2人掛けの座席が1人掛けの座席に切り替えできるという座席です。この様な座席は、京急

もっとみる
京急新1000形の歴史⑶ ステンレス車(ラッピング車)

京急新1000形の歴史⑶ ステンレス車(ラッピング車)

⑴ 京急新1000形ステンレス車(ラッピング車)の概要2007年から導入された新1000形ステンレス車ですが、2015年に製造された新1000形のうち4両編成で製造された1800番台からは、従来の塗装と大きく変化しました。
2015年以降に製造された編成に関しては、車体側面のラッピングが新1000形アルミ車を模したラッピングとなっています。
この様に、車体側面が新1000形アルミ車を模したラッピン

もっとみる
京急新1000形の歴史(1) アルミ車

京急新1000形の歴史(1) アルミ車

⑴ 新1000形(アルミ車)の概要新1000形は、2002年に登場した京急線の通勤電車です。アルミ車とステンレス車があります。今回は、アルミ車について説明していきます。
アルミ車は、4両編成と8両編成が製造されました。京急線の700形や旧1000形などを順次置き変えていきました。アルミ車は、新1000形でも初期に製造されたグループで、床下機器は海外製(シーメンス製)のものを採用するなど気合が入った

もっとみる
京急1500形の歴史⑷ (アルミ車:1700番台)

京急1500形の歴史⑷ (アルミ車:1700番台)

⑴ 1500形1700番台の概要
京急1500形1700番台は、京急1500形でも最後の方で製造されたグループです。1990年~1993年に製造されました。当時は、小田急1000形や東急2000形などVVVFインバーター制御装置を搭載した車両が主流になっていました。京急電鉄も、この流れに乗り当時、製造されていた1500形にVVVFインバーター制御装置を採用することになりました。そこで登場したのが1

もっとみる