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【社会人インタビュー♯3】HRTechで叶える仕事の中での自己実現

世の中理解塾の加賀谷です。第三弾の社会人インタビューは、ITを活用した人事コンサルティング企業で働く久保寺隼(くぼでらじゅん)さんにお話をお伺いしました。今のお仕事や学生時から様々な活動を行っていたルーツなどを深掘りして、みなさんが何かに挑戦する一助となれば幸いです。

久保寺隼(くぼでらじゅん)さん
株式会社リーディングマーク

中央大学 法学部 国際企業関係法学科入学後、共同テレビでインターンを開始。社内ベンチャーコンテスト参加や世の中理解塾の立ち上げ期に尽力し、サークルで海外へも渡航。新卒時は株式会社ベネフィット・ワンに入社し、現在では株式会社リーディングマークに所属。

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働く中で幸せを感じられる社会作りを目指すHRTech

−現在の久保寺さんのお仕事について教えてください。

3月に入社した株式会社リーディングマークで6月までインサイドセールス、7月からはフィールドセールスを行なっています。SaaSの中でもHRTechの業界で、人材向けの適性検査であるミキワメ適性検査「ミキワメ ウェルビーイング」という社員のコンディション管理のサーベイを取り扱っています。

【用語解説】
SaaS(サース)〜Googleドキュメントのように、インターネットさえあればアクセスでき、複数人での編集管理が可能なソフトウェアのこと。導入・ランニングコストが少ないというメリットがある。
HRTech〜HumanResources(人材)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語で、人材の採用や管理、評価などをIT技術で推進すること。近年のDXの波に乗って、非常に注目されている分野。

ミキワメ適性検査では、まず会社で活躍している人材を分析しデータベース化します。その後求職者に検査を受けていただくことで、その方が企業にどれほどマッチしているかを測るプロダクトです。採用から組織分析まで様々な領域で使用していただいています。

またミキワメ ウェルビーイングというサービスでは、従業員の満足度を数値化することが可能です。定期的にチェックすることで離職や休職の予兆を察知できます。

−なるほど。これまで何となくでしか把握できなかった"従業員の個性"や"社風"といったものが数値化されるということですよね。

まさにその通りです。特に適性検査は企業側にも求職者にもメリットがあって、これまで当たり前のように起きていたミスマッチを防ぐことができるんです。

そもそも自分のことをよく分析できないまま勤務地や職種といった条件で会社を選んでしまうと、その会社のカルチャーが体に合わないという辛い状況になってしまいます。手段として適性検査を使って企業と労働者が伸び伸びと働ける社会を作るというのが、自分が行っている仕事です

−ありがとうございます。株式会社リーディングマークの事業内容をより詳しく知りたい方は、ぜひこちら(外部リンク)をご覧ください。

今の職場を選んだ理由と学生時代のキャリア観

世の中理解塾所属時の様子

−企業と社員の両方にとってWin-Winな適性検査とサーベイのセールスをしていらっしゃる久保寺さんが、今の職場を選ばれた理由は何でしょうか?
またこの団体の立ち上げメンバーでもあった学生時代のキャリア観についても伺いたいです。

まず学生時代のキャリア観についてお話しすると、自分が学生だった頃はクリエイティブな仕事がしたくて、大学1年生の夏から3年生の秋までテレビ局でADとしてインターンしていました。ただ実際に働いてみるとしんどそうに働いている人が多くて、卒業後に仕事が続くと思うとかなり絶望的だなって思ったんです。

そんな中で「仕事がもっと楽しく感じられて働いている中で生きがいが見出せるような社会を実現したい」って考えた時に、世の中理解塾の初期メンバーとして多くの学生にイベントを通じてキャリアの多様性を知ってもらうのもそうだし、HRTechという仕組みを作る中で多くの人を幸せにできる社会を作れると感じました。

−HRTechという業界の中でも現在の企業を選んだ理由はなんだったのでしょうか。

自分的には有名な企業というよりも、まだあまり知られていないけど人材データの量などでポテンシャルのある企業に入りたいと思い、最初はベネフィット・ワンという会社に入社したんです。

ベネフィットワンは福利厚生のサービスを提供する企業で、自分が抱えていたHRTechへの想いにも共感してもらっていました。ただそこで働いている人が全員HRTechのことを考えているわけではなく、そこで自分と環境とのミスマッチに気付きました。

そのタイミングでパソナグループで社内起業もしていたんですが、それがひと段落したタイミングで転職を考えて、自分のビジョンが実現できる今の株式会社リーディングマークに入社することを決めたんです。

仕事の中で感じるやりがいと大変だったこと

−自分の確固たる信念を持たれて働かれている久保寺さんが、今までで感じたやりがいと大変だったことについて教えてください。

まずやりがいについてお話しすると、僕らの会社は「世界の人々の自己実現を支援する」のがビジョンなんです。
僕自身もそれを目指していて、日本で働いている人が「この会社で働けて幸せだ」って感じられる状態に貢献できているのがやりがいですね。

一方で、前職のベネフィット・ワンに在籍していた時に通常業務とパソナの社内起業を同時並行していた時は大変でした。
両方で成果を求められる環境の中で朝の5時から深夜の1時まで仕事をこなす日々が半年くらい続いて、本当に辛かったです(笑)。

特に社内起業は自分1人の後ろ盾がない状況で、期限も正解も何もわからない自分との戦いでした。

答えのない問いをビジネスの中で見つけるのは本当に難しいと思ったのはこの時で、「誰のどんな課題を解決しなきゃ行けないのか」「誰のどんな役に立ちたいのか」っていう仕事の本質みたいなものに気づけたのが一番大きな成果だったかな。

−自分だったらすぐに音を上げてしまいそうですが、社内起業についてもう少し詳しく教えていただきたいです。

まず最初は社内ベンチャーコンテストっていうのがあって、だいたい1,500件くらいの応募からプレゼンなどをして優勝したのが始まりです。

それからはコンテストの母体となる企業の一部分として自分が参画して、さっき言ったような業務を続けていました。

"自分の人生を大切にしたい"という想い

−久保寺さんは大学1年生から夢に向かって行動していたわけですが、実際に何か行動を起こせるのはごく一握りだと思うんです。そんな中でも久保寺さんが動き続けられた原動力は何でしょうか?

根本には「自分の人生は自分で作りたい」という考えがあって、誰が保証してくれるわけではありません。自分の理想に近づくためには今のうちから行動することが、自分の人生を大切にすることにつながると思ったんです。

「大学生」っていう身分は無敵で、何かにトライできる期間って今だけなんです。もし自分がインターンを経ずにテレビ局に就職していたら、しんどいと思いつつもずっと続けていたかもしれません。

−確かに大学生の期間で「自分は何をするために生まれたのか」と言うと大袈裟ですけど、自分のやりたいことを追求する方はもっと増えてほしいですよね。

本当にそうで、大学生っていうステータスをもっと有効活用した方がいい。
学生だからって理由で会ってくれる社会人はたくさんいるし、この貴重な4年間でPDCAを回して自分の理想像を描いてみてもいいのかなと思います。

−今の学生が気になるご経歴として、フジテレビの子会社である共同テレビでのインターンを長期にわたって行なっていたと思うのですが、久保寺さんは「大学生」という肩書きをどのように活かしていましたか?

自分は1年留年して中央大学に入って、先に大学に入ったライバルたちに負けたくないという気持ちが強かったので当時は法曹を目指していました。

ただ勉強を続ける中で、自分にとって”何か新しい物を作り出して人を喜ばせる”ことが幸せだって思ったんです。
というのも実は「めちゃイケ」が好きというのが根本なのですが、それからはキャリアセンターの四季報を見てテレビ局に「結果が出なかったら辞めさせてもらっていいのでやらせてください」って片っ端から連絡しました

−情熱的なアプローチが、共同テレビでのインターンに結びついているんですね。自分を含め多くの大学生は久保寺さんのように大胆な行動に踏み出せないと思うのですが、そのアクションの根底にはなにがあるのでしょうか?

結局、"人と違うこと"が価値につながると思っているんです。
インターンの受付開始を待って応募するだけだと他の就活生と同じで、"久保寺"っていう名前を覚えてもらうためにはインパクトを残す必要があるはず。

無理なものを自分のイレギュラーさで突破しようという軸で行動していたので、その熱が共同テレビに伝わったのかも知れません。

思い描く10年後のキャリアについて

−大学生という時間の大切さにも触れたところで、全力で働いていらっしゃる久保寺さんが「10年後こうなっていたい!」というイメージはあったりしますか?

まずは抽象的なんだけど、好きな会社を成長させながら自分でも企業をやって、その上で日本経済に貢献していきたいかな。
あとは自分が場所とか環境とかにとらわれないような、唯一無二の価値を提供できる人材になっていたいです。

もう一個、カリフォルニアと日本の二拠点で仕事してみたいっていうのはありますね。

−その夢素敵だと思います。でもどうしてカリフォルニアなんですか?

大学生の時にサークルで2回アメリカに行った時に、人や風景がとてもよくてとにかく幸せな日常が送れたんです。

社会人になると時間的にもできないことが増えてくるし自分の価値観を広げるためにも、個人的には学生の内に海外に行ってみるのをおすすめしています。

中央大学生へのメッセージ

−最後に、今を生きる中央大学生にメッセージをお願いいたします。

「大学は人生の夏休み」って聞いたことのある方多いと思うんですが自分はこの言葉が苦手で、働き方や生き方も含めて「社会人も夏休みの方がいい!」って思うんです。

今は多様性も受け入れられる社会が出来つつある中で、"自分がどういう瞬間が楽しくて、どんな人生を送りたいのか"をしっかりと考えた上で実行する勇気を持つことが大事だと思います。

ワクワクした人生を作っていきたい人こそそういう人たちと一緒にいられるべきだと思いますし、その方法がわからない方はぜひ世の中理解塾にコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか!

−久保寺さん、今回は貴重なお話をありがとうございました。自分にとって何が幸せかをしっかりと分析し行動に移すことを、自分も実践していきたいと思います。


世の中理解塾について
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