【感想】脳を活かすスマホ活用術
スタンフォードオンラインハイスクール星友啓校長の「脳を活かすスマホ活用術」を読んだ感想です。
読み終わった後「使おう!」という気持ちになりました。
ただ使うのではなく、前のめりになって使う。
それくらいの意識を持っていないと、スマホに使われてしまうなぁと、そういう気持ちになりました(笑)
自発的でインタラクティブな姿勢が大切で、それは実際に使っていくなかで、身体でわかっていくもの。だから5歳以上の「スマホ禁止は禁止」ですね。
「スマホで集中力低下」「スマホはうつを引き起こす」など、スマホにはネガティブキャンペーンがつきもの。ですが、それらは一部の情報が全体の情報として認識される傾向があるとのこと。確かに、感情を大きく揺さぶるワードは印象に残りやすいですし、SNSで拡散されやすくなります。
しかし、「スマホを使う」という意識があれば、そういった情報にも疑問を持つことができる。いろんなやり方で何度も検索してみることで、情報の良し悪しが分かってくる。これは食べるのと同じですね。
食わず嫌いせず、食べてみることで味が分かってくる。(子どものころはテンション下がっていた「おでん」が、今ではすごくおいしい!特に今の季節!笑)
「前のめりに使う」ことで情報リテラシーが身につき、情報の取捨選択や、情報を見る目が変わっていくと思いました。
そういった情報を、読む見る聞くのマルチメディア機能で料理してくれるのがスマホ。なのでインプットに超最適。特に、SNSをうまく使うことができれば、世界中の人と脳をつなげることが可能!
その際も「まずは発信」が大事。それからフィードバックを受けたり、関連情報を収集する。それによって情報を「自分事として」受け取ることができる。
SNSというと誹謗中傷や炎上が連想されますが、実は全体でみるとほんの一部みたいですね。前回Yononakaで「情報リテラシー」のテーマを扱ったときに知りました。だから、SNS利用によって、自分はできるんだという有能感、成長マインドセットを備えることが出来るという主張も、確かになぁと納得しました。
有能感の他に、関係性、自律性を満たすことができるのがスマホの最も優れている特徴。この心の三大欲求を抑えられることで、私たちはいつの間にか長時間使ってしまう。特にゲームには中毒性がありますね。
そこで言及されていた「代替案を提案する」ことが非常に効果的だと思いました。「やっちゃだめ」「とにかくだめ」の制限や禁止では人の行動はコントロールできない。これも食べることと同じです。人は甘いものをどうしても求めてしまう。糖分を欲する。抗えない。(私は小腹が空いたら代替物としてナッツを食べるようにしています。笑)
代替案としてパッと浮かぶのはボードゲームやカードゲーム。でも冷静に考えると、行動面ではゲームと変わんないように思います。ボードゲームとテレビゲームの運動量はたいして変わらない。一方で外遊びは身体を動かす、五感を使う。
電子機器を使うか否かで分類してましたが、「どのような行動をするか」を考えるのがいいんだなぁと気づきを得ました。
最後に、スマホとお風呂は似ているなぁと。「心が満たされる」という点においてです。特に最近寒くなってきたので湯船が恋しくなってきました。夏でも入ると健康に良い!ので年中入っていますが、15分以上入るとかえって身体に悪いと言われますし、皮膚もよぼよぼになりますよね。ゲームもやりすぎると脳がよぼよぼになっていまうかも。
また、そのときの感情や体力によって、使用を考慮すべきだとも思いました。明らかにイライラしているときや、疲れているときって、、感情的になりやすいですもんね。もう少しでやめよう!というセンサーも鈍り、永遠にTikTokやYouTubeを垂れ流し再生してしまいがちです。そういった人間の本能的な部分がでてくると、危険信号だと思いました。
以上です。拡散し放題の文章になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。10月に開催したYononakaのテーマ「情報リテラシー」によって、自分自身もスマホを使うことの理解が深まり、さらに興味が湧きました。最近ChatGPTがより進化しましたし、テクノロジーへのアンテナを引き続き立てていこうと思います。今後スクールでもこどもたちと一緒にスマホやChatGPTを使う機会を作っていこうと思います。
最後に問いを投げかけたいと思いますので、よろしければコメントください。
ご拝読ありがとうございました!