![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110009843/rectangle_large_type_2_56fe8ef5d53b6a017d2a12118bb11183.jpeg?width=1200)
★ 世界肯定感を育む
(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)
誠に有り難いことに、私は物心ついたときには、この大自然は信じがたい程に美しい、この世界は実に素晴らしい!と思っていた。
中学生の君も同じだろう(笑)。
その思いは、これまで一度も揺らいだことがない。
この世界は完璧!素晴らしい! しかし、人間はそうとも限らない……出発点は、そういう発想だった(笑)。
この根本的な世界観がプラスかどうかは、幸福感に徹底的な影響がある。
ストレスを減らし幸福度を高めるというのが極意塾の目的だ。
だから、この世界を基本的に肯定する世界観が作られればいい。
では、世界観はどう作られるのかとなると、難しい問題だ。
しかし、実体験としては、大自然の中に居る、大自然に触れる、大自然の働きを目の当たりにする経験が、この世界をプラスの心で受け入れることにつながるように思われる。
私は、誠に運が良いことに、子どものとき、大自然の中で、大自然の織りなすさまざまな雄大な、時として繊細な光景を眺めながら暮らしていた。
その時のえも言われぬ心地よさが、心の底辺で、生涯ずっと続いているように思う。
何か大きなストレスがかかったとき、人生がうまくいかず絶望感が湧くとき、……そういう時は、大自然の中に身を置くというのは、必ずや癒やしになるのではないか。
私は自然にそうしてきた。
世界観を正す極意は何かと訊かれたら、わたくしなら、大自然の中に身を置く、大自然の働きを眺めることを勧めることにしている。
-無性に海を見たくなる
-無性に森の中を歩きたくなる
-無性に山に行きたくなる
-無性に川や野原を眺めたくなる
-無性に草花を眺め続けていたくなる
-無性に動物とじゃれあいたくなる
……こういう感情はとても健康的な心だろう。
君も、遠慮なくそうすれば良い。
私とは、君のおよそ五十五年後の姿だ(笑)。
幼少年の頃、自然の中で育ったことは誠に幸運なことだった。
なぜなら、「この世界は素晴らしい」と揺るぎなく思い続けていられたのだから。