心を常に明るく朗らかで落ち着いた状態に保つ極意:大好きな人の笑顔理論(3)
私たちは、見ているものから、いつも多大な影響を受けていますから、マイナスの影響を与えるものを見せるのは罪だ、という話です。
大好きな人の笑顔はプラスの影響を大いに与えるということは、その正反対もあるということですね。
鬼面(オニヅラ)、不機嫌顔、醜顔、怒顔はマイナスの影響を大いに与えます。
もうずっと前のことですが、ある時、髪はボサボサ、ヒゲはまだら、服装もだらしないというか、まったく人の目を氣にしない様子の二十歳ぐらいの男子を見かけました。
その時、親友らしい男子と話していたのですが、その男子が「いくらなんでも、もう少しきちんとしろよ、床屋にもそろそろ行ったらどうだ」とたしなめました。
するとその男子、怒りを露わに「そんなことは俺の自由だ! 人から言われたくねえ。俺は俺の好きにする。それの何が悪いんだ!」と返していました。
たまたま近くに居合わせていたので聞こえてしまったのですが、このやり取り、なぜかよく覚えています。
この髪ボサボサ男子、表情も不満がいっぱいという感じで、幸せを感じる生活をしていそうにない雰囲氣でした。
正直言って、見た瞬間、不快な感じ、なるだけ近づきたくない印象がありました。
どんな格好をしていようが俺の自由。
それを100%認めるとしても、見せられた方は、その格好に否応なく影響されるのです。
見て不快な格好をしていること自体が、異臭を放っているようなもので、不快な分だけ迷惑なんですね。
このことをしっかりわかっておかないと、人間関係がうまくいくはずがありませんね。
さてその男子、あれから心を入れ替えたかどうかわかりませんが、あのままでは新たに友好な人間関係を築くことは到底無理だったでしょう。
似たような若者は、この理論に氣付いて、その後楽しい人生を送って欲しいですネ。(極意塾投稿No.110)
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