苦節12年!本業ゲームプログラマーが個人で初めてゲームを完成させた、たった1つの単純な方法!
結論
答えはすごく単純です。
小さいゲームを作る事
です。
自己紹介
簡単な自己紹介をします。
小さい頃からゲームで遊ぶのが大好きで、
ゲーム専門学校へ行って、
ゲームプログラマーとして就職して、
会社ではもう何本もゲームを開発していて、プログラマー1人でプロトタイプ開発からリリースまで担当をした経験も何度かあります。
なので、技術力は少なくともあるので、個人でもゲームを作りたいと思って色々とやってはいたはずなんですが、気が付いたら何も完成できずに12年がたってました。
ね、恐ろしいでしょ?
ゲームが完成しない時にしていた事
でも何もしていなかったわけではなくて、
妻の誕生日を祝うゲームをゲームボーイ向けに作ったり、
SF世界観のローグライクを途中まで作ったり、
雨粒モチーフキャラを主人公にした、ローグライクをシンプルにしたゲームを途中まで作ったり、
AIを絡めたストーリー重視のローグライクを途中まで作ったり、
Godotの勉強を兼ねてポケスリの持ってる食材からどのレシピが作れるかがわかるアプリを途中まで作ったり(似たようなツールが既にあったので中止)、
「三体」の登場人物がわからなくなってしまうので、読書補助アプリを途中まで作ったり(作り終わる前に読了したので中止)
スマホ向けの1人用トランプゲーム「四葉のクローバー」を作ったり、これはゲーム部分は最後まで作っていて、広告機能も実装していたんですが、職業プログラマーが副業でゲーム作っていいのか不安になってやめて…
羊数えVRを途中まで作ったり、
水曜日のダウンタウンの電気椅子ゲームに触発されてVRChat用に電気椅子ゲームが遊べるワールドを1週間で作ったりしてました。
こうやって列挙すると色々とやってはいたんですが、商品としてストアにリリースまではできていませんでした。
理由は簡単で、完成までに時間がかかるのと、完成形が見えてないから、だったと思います。
仕様書も作ってなかったですし。
完成させるためにやった事
まず、目標を小さくしました。
今のアカウントを作ってから数えても約2年ほどゲームをリリースできていなかったので、面白いゲームや、自分の理想のゲームを作る事を、ひとまず一度諦めました。
何でもいいので1本完成させたかったんです。
それでも何かしらモチベーションや目標がないと最後まで作れないと思ったので、2人で遊べる簡単なゲームをいくつかリストアップして、妻にどれが遊びたいかを聞きました。
候補はトランプゲームや、百人一首、すごろく、ボウリングなどがありました。
その中から神経衰弱が選ばれたのでそれにしました。
ネットワーク機能がなくても端末1台で完結しそうなのもよかったです。
神経衰弱はルール、仕様が決まってますし、トランプの柄だけ描けばオリジナルゲームになるはず。と思って決定しました。
その後は少しづつ進捗をSNSで報告しながら進めていきました。
あとVtuberとか推しの二次創作ゲームを作りたいとも思ってたので、神経衰弱なら絵柄を変えたらいいだけなのもよさそうでした。
完成した物
そして完成したのがこちらです。
5月28日から作成していたので、46日。1か月半ですね。
なんてことはないごく普通の神経衰弱です。
パソコン1台を使って交代でプレイする、2人プレイ専用です。
オンライン対戦もCPU対戦も未実装です。
それでも最初に決めた目標の、「妻と2人で遊べるゲームを開発する」は満たしているので、これでひとまずはゴール、完成です。
気が向いたらアップデートしていけばいいですし、これは完成しているので違うゲームを作ってもいい。
製作途中のツイートか何かで万が一バズったとしても、
「このゲーム無料なんですが、お金持ちの方は100円でコーヒーおごるバージョンを買ってください!」
という最低限の宣伝ができます。
まとめ
ゲームが完成できなくて焦ってしまう人は目標を考えられる限り小さくしましょう。
そして身近な人をターゲットにしましょう。
「全てのローグライクが好きな人にぶっささるゲームを作るぜ!」とか意気込んでいると「これ面白いのか?」となって頓挫します。(経験談)
オリジナルゲームを作るのは2作目からでもいいと思います。自戒。
次回作はきっともっとオリジナリティーがあって、面白いゲームを作ります!
以上です。
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