![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72734739/rectangle_large_type_2_32aa9f08f24af1c03747434546e7bfcb.png?width=1200)
ネコの思い出 緑の目のトラネコ・ディオス①
■ネコ嫌い ネコと会う
わたしが初めて猫を飼ったのは、スペインのバルセロナで、でした。
もう20数年前のことです。
スペイン語の語学留学で滞在していたバルセロナ。
Language Exchange(言葉を教えあう友だち)で知り合った、エステルという名のスペイン人女性。とても仲良くしてくれて、アパートを行き来してご飯を食べたり、ピクニックなどにも連れて行ってくれました。
エステルは英語を勉強していて、ある日、「イギリスに英語留学に行くつもり」と言い始めました。そして「よかったら、猫の面倒をみながらアパートに住んでくれない?」とわたしにオファーしてきたのです。
「猫!」
確かに、エステルのアパートには猫がいました。
体がでっかく、態度も大きなトラネコ。
大きな目は緑色をしていました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72734762/picture_pc_2f57382abcc5f099b8cc9c71f0a1c9a7.png?width=1200)
これは奇跡の一枚です
わたしは猫が苦手でした。
動物は大好きで、子供の頃から犬やウサギ、ニワトリ、インコ・・・と色々な動物を飼ってきました。
ですが、猫の目が怖くて、なーんとなく苦手意識がありました。
だから、エステルに「猫と一緒に」と言われた時、「えー」と躊躇したのです。
エステルは続けました。
「naoが面倒みれなければ保護施設に預けるしかないのよ・・・」
「いいよ」わたしは即答でした。
それから、トラネコとの生活が始まりました。
トラネコの名前はディオス。
体重8キロ、がっしりとしたオスネコでした。
元保護猫(スペイン語ではgato de calleなんて言いました。道で拾った猫、という意味です)
8歳だったので、既にいい年でした。
■ネコ嫌い ネコと住む
始めはお互い敬遠して、座るのもソファーのあっちとこっち、のように距離を置いて過ごしていました。
食いしん坊でわたしがヨーグルトなど食べていると寄ってくるようになって。
すこーしずつ、すこーしずつその距離が縮まってきました。
おもちゃを見せると若い猫のようにじゃれついて遊び、わたしの足の間で眠るようになりました。
そうは言っても気高くきまぐれで、時折「撫でて〜」と甘えてくるのですが、一撫で、二撫で、と撫でてあげると気持ちよさそうにするのに、三撫で目でハッと我にかえり、、「ワレなにするんじゃ〜!」な勢いでバシッと猫パンチしてくるようなネコでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72734837/picture_pc_cba139abe90d1ce0e29585808279c920.png?width=1200)
シアワセ
結局エステルは勉強を続けてイギリスからは帰国せず、わたしは自分が日本に帰ることになったので、ディオスを連れて日本に帰りました。
その後、ディオスは10年近く生き、20歳前で天国へいきました。
猫としては大往生です。
そしてわたしはすっかり猫に魅せられ、今では「犬派?猫派?」の質問に、「どちらかというと猫派かもしれない」と答えるようになったのでした。
ディオスの話は他にもあるので、また、続きとして記していきたいと思っています。
写真は20年まえのものです。質はよくないですが、フォローなどして、読んでいただけますとうれしいです!
そして、今うちにいるハチワレネコの動画はこちらのYouTube唐見て頂けます。
よかったら、どうぞ!