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ネコの思い出 緑の目のトラネコ・ディオス①

■ネコ嫌い ネコと会う

わたしが初めて猫を飼ったのは、スペインのバルセロナで、でした。
もう20数年前のことです。

スペイン語の語学留学で滞在していたバルセロナ。
Language Exchange(言葉を教えあう友だち)で知り合った、エステルという名のスペイン人女性。とても仲良くしてくれて、アパートを行き来してご飯を食べたり、ピクニックなどにも連れて行ってくれました。
エステルは英語を勉強していて、ある日、「イギリスに英語留学に行くつもり」と言い始めました。そして「よかったら、猫の面倒をみながらアパートに住んでくれない?」とわたしにオファーしてきたのです。

「猫!」
確かに、エステルのアパートには猫がいました。
体がでっかく、態度も大きなトラネコ。
大きな目は緑色をしていました。

緑の大きな瞳のちゃとらん
これは奇跡の一枚です

わたしは猫が苦手でした。
動物は大好きで、子供の頃から犬やウサギ、ニワトリ、インコ・・・と色々な動物を飼ってきました。
ですが、猫の目が怖くて、なーんとなく苦手意識がありました。

だから、エステルに「猫と一緒に」と言われた時、「えー」と躊躇したのです。
エステルは続けました。
「naoが面倒みれなければ保護施設に預けるしかないのよ・・・」
「いいよ」わたしは即答でした。

それから、トラネコとの生活が始まりました。
トラネコの名前はディオス。
体重8キロ、がっしりとしたオスネコでした。
元保護猫(スペイン語ではgato de calleなんて言いました。道で拾った猫、という意味です)
8歳だったので、既にいい年でした。

■ネコ嫌い ネコと住む

始めはお互い敬遠して、座るのもソファーのあっちとこっち、のように距離を置いて過ごしていました。
食いしん坊でわたしがヨーグルトなど食べていると寄ってくるようになって。
すこーしずつ、すこーしずつその距離が縮まってきました。

おもちゃを見せると若い猫のようにじゃれついて遊び、わたしの足の間で眠るようになりました。
そうは言っても気高くきまぐれで、時折「撫でて〜」と甘えてくるのですが、一撫で、二撫で、と撫でてあげると気持ちよさそうにするのに、三撫で目でハッと我にかえり、、「ワレなにするんじゃ〜!」な勢いでバシッと猫パンチしてくるようなネコでした。

このお手手で殴られるのです
シアワセ

結局エステルは勉強を続けてイギリスからは帰国せず、わたしは自分が日本に帰ることになったので、ディオスを連れて日本に帰りました。
その後、ディオスは10年近く生き、20歳前で天国へいきました。
猫としては大往生です。

そしてわたしはすっかり猫に魅せられ、今では「犬派?猫派?」の質問に、「どちらかというと猫派かもしれない」と答えるようになったのでした。

ディオスの話は他にもあるので、また、続きとして記していきたいと思っています。
写真は20年まえのものです。質はよくないですが、フォローなどして、読んでいただけますとうれしいです!

そして、今うちにいるハチワレネコの動画はこちらのYouTube唐見て頂けます。
よかったら、どうぞ!


#猫のいるしあわせ

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