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ガソリン高い、ネギ安い

 スーパーへ行ったら、価格破壊されたネギに遭遇した。立派なネギが3本で108円。からだ中を電気ショックにでも打たれたようで、思わず食い入って見る。一本あたり36円。バラで売らないところがなんともいやらしい。しかし、すっかりそのネギの虜であった私とって、もうそんなのはどうでもよいことであった。今年はネギが大漁らしい。朝焼け小焼けの大漁に、ネギも弔いするのだろうか。 

 これが、ネギだけでご飯が食べれたら言うことなしなのだが、ネギだけあってもといった感じである。さて、自宅にはネギが三本。このネギどうしようか。 

 帰りがけに見かけたガソリンスタンドはレギュラー165円だった。ネギが4本と半分も買える。安いものを見てから高いものをみると、高低差で耳キーンなるわ、ってこれ誰のフレーズだっけ? 

 安くなったり、高くなったりこれが資本主義だ。共産圏の人はこの安いネギや高いガソリンを知らずに生きるのだろう。それはそれで、乙なことである。 


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