Y:90 DMM英会話でベータ版の新機能「AI ロールプレイ」を試す
2023.08.20
先日、申し込んでおいたDMM英会話の新機能「AIロールプレイ」ができるようになったので、早速試してみた。
現状、9つのシーンが選べる。いくつか試してみた。どれも数分で終わるロールプレイだった。実際、こんな画面で進んでいく。
ロールプレイは音声でもタイピングでも可能。今回は音声で試してみた。
ちょっとでも、止まるとそこでピリオドを打たれてしまうので、よどみなく話す必要がある。(回答を自動送信をオフにすれば、訂正はできる)
フィードバックを押すと、自分の英語がどの程度、正しかったかを言われて、その後で、より正しい言い方はこんな感じですよと教えてくれる。この感じはChatGPTに英文の修正を頼むときと雰囲気が似ている。
こちらの発音の問題もあると思うのだけど、当たり判定が厳しいような気もした。
以下、好きなアーティストの話をするロールプレイ。
前提として、私はArt Blakey(アート・ブレイキー)というジャズ・ドラマーが好きで、彼のMoanin'(モーニン)というアルバムが好きですということを伝えたかった。
何度か試したのだけど、どうしてもArt BlakeyがHeartbreakyとなってしまった。これは私の発音のせいもあると思う。通じないから、スペルを直接、言って、相手のCathyには理解してもらった(笑)でも、流れは本当の会話っぽい。
その後、アルバムの話題になり、Moanin'をおすすめしたのだけど、Morningになってしまった。私としてはHis most famous album is と言ったつもりだったけど、うまくいかなかった。
驚いたのはフィードバックで、AIは”Mornin'"の存在を知っていたことだ。このあたりは情報量の豊富さを感じた。私がきちんと発音できていれば、違う話の展開があったかもしれない。
これ以外にも空港やホテルでの会話も試してみた。感想としては、わりと話している感覚になったことだ。「回答を自動送信」するを選んでいたので、ちょっとでも迷うと会話が成り立たなかったこともあり、途中からシンプルな返答しかしなかったけど、会話の進め方、深め方はこちらの回答を参照している感じがあって、おもしろかった。
何より、これを何度でもできるというのがいい。通常、DMM英会話で本物の先生相手にロールプレイするなら25分という限られた時間の中で、同じことを繰り返すのは気が引けるが、AIなら何度でもできるし、時間も気にしなくてよいのは、今後の可能性を感じさせる。
対人間だと、多少の発音の悪さも拾ってくれるが、AIは容赦なく聞き取らないので、考えようによってはよい練習にもなる。
今だけ無料ということなので、これが最終的にいくらぐらいで使えるようになるかは、気になるところだけど、個人的には土日とか使ってみたい気がした。というのもDMM英会話の場合、土日は先生があまりいないので、こういう時にAIに相手してもらうのはいいなと思った。
今は、レベル的には簡単な会話にとどまっているけど、近いうちに複雑な会話や複数人の会話とかもできるようになるんだろうなと思う。将来、DMM的には人間の先生とAIを入れ替えたりしていくのだろうか。