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大学の授業で「ドミニオン」をやったら激ハマりする人続出。さすが名作のパワー。

デジタルハリウッド大学で、いろいろなテーブルトップゲームを遊ぶ授業をやっている。

その「ゲームメカニクス」の授業4回目。
ドナルド・X・ヴァッカリーノの名作「ドミニオン」(2009年のドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞、アラカルト・カードゲーム賞の3冠!)をプレイする回。
90分の授業でパッとやるにはハードかなーと思ったが、あれこれ準備して(希望者が事前にプレイしてインスト役になってくれた)やってみたら激ハマりする学生が続出。課題のリポートをいくつか紹介する。
「課題のリポートのいくつかはnoteで公開するから、気楽に、だが読者を意識して書いて」と指示している。

南羽えぬのリポート。(ドミニオンだけじゃなく、米光一成作「うんとちん」のリポートも書いてくれた)

テストプレイ版の感想。ここからもう少しブラッシュアップして、グレードアップしました。
グラフィック的に読みやすく楽しいのがいい。
「楽しかった場面」を具体的に抜き出していているのがいい。

続いて、つちのリポート。面白すぎて友人と割り勘で購入したとな!

「ドミニオンってどこが楽しいの?」

つち

ドミニオン、おすすめです。
簡単なルール説明をさせて貰うんですが、本当に簡潔に纏めてしまうと、各自でデッキを構築しあって戦うターン制カードバトルです。詳細はプレイすればすぐ理解できるので、説明を聞くよりまず触れ!です。
大学の授業内でこのゲームをプレイさせて貰ったのですが、面白すぎて友人と割り勘で買ってしまいました、、、!!!!!普段ボードゲームをやらない私がのめり込んでしまうほど楽しいゲームです。
一番のおすすめのポイントは、普通のボードゲームと違って何通りものカードセットの組み方があるためその都度デッキ構築の方針が変わり、全く飽きません。
そのカードセットでのプレイ方法にも飽きてしまったら、ランダマイザーカードを使ってランダムでカードセットを組み、それをプレイすることもできます!
完全にランダムなカード構成になってしまうので全く資金繰りができなかったり、呪いカードが手持ちにあっても破棄ができなかったりするカオスでハードなゲームになるのですが、この混沌とした感じが癖になってやめられません。
追加パックのカードを買えば、さらにカード構築の選択肢が広がるのでますます無限に遊べるゲームとなってしまいます。
私の中での革命です。ビデオゲームより面白いです。
カード構築、プレイ時間、相手の出方の伺いとで別々の頭の使い方をするので、脳みそがフル回転する感覚を簡単に味わえます。
本当におすすめです。みんなでドミニオンやりましょう!!!

おお、面白さを伝えるのに「割り勘で買っ」たという説得力よ。おすすめポイントも勢いがある。はじめてプレイして1週間以内だっていうのにあれこれ把握していて「プレイしてるなー」感があるのもいい。


つづいて、らいすのリポート。おそらく一緒に割り勘で購入した人。こちらは序盤の分析。

「ドミニオン、初心者ながらに分析」

らいす
前回の講義で初めてドミニオンをプレイして面白さに感動し、仲間と一緒にプレイする用に購入し、この一週間で数戦したので初心者ながらに分析してみようと思います。
まずゲームが始まり購入フェーズがありますが、そこではアクションカードではなく銀貨や可能なら金貨を購入することが大切だと考えました。
これは早めに価値が8の属州をの購入するためです。
アクションカードを買うと手札に入るお金の期待値が下がるのでその後のデッキの発展が遅くなると分析しました。
その後お金のカードを貯めいよいよアクションカードを購入する時に何を買うべきか。
私はカードを廃棄、捨て札にできるカード、ドローを沢山できるカードを購入するべきと考えます。
これはデッキの回転率を上げるためです。
なぜデッキの回転率を上げるべきか、それは購入したカードが捨て札に入ることがポイントです。
このゲームは購入したカードはデッキではなく捨て札に一旦入ります。
なので購入したカードを使うには残りの山札を全て消費し、捨て札を山札にする必要があります。
つまりどんなに強いアクションカードを買ってもデッキの回転率が悪いと使うまでにタイムラグが出来てしまいます。
なので弱いカードを廃棄しデッキを圧縮する、圧縮したデッキを沢山引けるアクションカードを用意する。
この準備が出来てから他のアクションカード、勝利点カードに手をつける。
これが自分なりにドミニオンを分析し、強いと思った立ち回りです。

割り勘で買ったリポートを2つ選ぶのもどうかと思ったが、1つは勢いのあるおすすめで、こちらは序盤の分析だったので選出した。「ドミニオン」が「またやりたい!」と思わせるゲームなのは、この序盤の戦術が1度プレイすれば「見える」ことだよねー。初プレイでは失敗するけど、しっかり「あー、わかった、こうすればいいんだ」って気づくと、やはりやってみたくなる。そのあたりの感触が伝わってきて楽しいテキストになっている。

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