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インスタフォロワー3万人! たかね\小学生のリビング学習/ さんのおうち読書事情【前編】

2023年1月13日、「ヨンデミーセミナー」は「おうち読書のミカタラジオ」に改名しました!
読書教育に関する発信を通じて、皆さまのおうち読書にまつわる「見方」をアップデート。保護者さまどうしの経験や気持ちのシェアを後押しし、おうち読書の心強い「味方」に。
ぜひお気軽に、気になる回だけでも読んでみてください🌱

※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容はこちらの本編をお聴きください!

おうち読書のミカタラジオ初のゲスト回!

Instagramフォロワー数3万人のママインフルエンサー・たかね\小学生のリビング学習/ さんと笹沼が、事前に皆さんからお寄せいただいたお悩みにお答えしました。

様々なお悩みについてたかねさんのご意見やエピソードを伺う中で見えてきたのは、お子さんの自主性を育みながら、ステップアップに向けて工夫を重ねる子育てスタイルでした。

今回のゲスト

たかね\小学生のリビング学習/ さん
おうちでお子さんに様々な体験を提供できる「リビング学習」に力を入れる一児の母。長女は今年の春から新・小学3年生。Instagramやブログにて、子育てや教育について発信している。

本の調達、どうしてる?
図書館の活用で「失敗」を恐れない本選び


笹沼(以下「笹」):今回様々なお悩みが届いた中で、一番多かったのが「お子さんの本の調達について」でした。

「毎月どのくらい本を買いますか?」
「買う本は子どもに決めさせていますか?」
「たくさん読んでくれるのですが、図書館を活用しても本代が結構かかっていて正直負担です」

などなど。本って確かに、1冊1冊積み重なるとお高いんですよね。
たかねさんのご家庭ではどうされていますか?

たかねさん(以下「た」):コロナ禍の前は週1~週2のペースで頻繁に図書館に通っていました。
全部買ってしまうと「この本ちょっと失敗したかな」と思うものも出てくると思うんですが、図書館だと本選びに失敗しても返却すればいいので、利用しやすいんですよね。

それと、読書体験として「本を選ぶ」という行為自体もたくさんしてもらいたいと思っているんです。
親からすると娘にはちょっと難しいんじゃないかなと思うものでも、娘が借りたがる本をそのまま借りてくるようにしています。読んでみて難しかったら返却できますから。
そういう「失敗」もたくさん経験してもらおうと思って好きに本を選ばせていたんですが、そうすると娘自身、本を選ぶのがどんどん上手になってきたんです。親の私がいいなと思って選んだ本よりも、やっぱり娘本人の感覚で選んで借りたもののほうが気に入って、結局購入に至ったなんてことも多くて。

笹:お子さんに合った本選びは大変だからこそ、ヨンデミーのサービスでも選書をサポートさせていただいているんですが、お子さん自身の本選びが上達していくということもあるんですね!

た:ありますね!
最初は「表紙がかわいいから面白そう」ぐらいの理由で借りるんですけど、そのうち作者にも目が行くようになったり、お気に入りの作者ができたりして……子どもも自分の力で学んでいくんだなあと実感しました。

笹:なるほど……ありがとうございます。 ヨンデミーを利用されている方の中でも多いのが、お子さんの「読まず嫌い」で悩まれているというお話なんです。表紙を見て気に入らなかったら、もう絶対に読まない……といった感じですね。
そういったお子さんも多い中で、たかねさんのご家庭のように「失敗」をたくさん経験できる環境が、読まず嫌いの克服のチャンスになりそうだなと思いました。
「表紙が好きだと思ったけど読んでみたらいまいちだった」という経験もできるし、気軽に失敗できるからこそ「表紙は好みじゃないけどとりあえず読んでみたら意外と面白かった」という経験もできますよね。

た:今のうちにたくさん失敗しておいたほうがいいですよね。

笹:本って1冊読むのに時間もかかったりしますし、大人になっていくにつれて「失敗したくない」気持ちが強まったりしてしまいますよね。

月に一度の「本の日」で
読書に対するワクワク感を育む!


笹:コロナ禍以前についてお話しいただきましたが、最近はどうなさっているんですか?

た:最近は感染対策緩和の関係で図書館も利用しやすくなってきているので、図書館通いも再開したんです。
ヨンデミーを利用しはじめてからは、おすすめされた本を買いに行ったりネットで注文したりもしていたんですが、やっぱり本が手元に来るまでにタイムラグが生じますよね。
娘としてはおすすめされたらすぐ読みたいそうなんです。そこで、娘が学校に行っている間に、私が図書館でスマホ片手におすすめ本を探して借りてきて、娘が帰ってきたら読めるように置いておいたりもしています

笹:お子さんの興味が湧いた瞬間を逃さない工夫をされているんですね!
図書館のほかに、書店の利用のしかたについて意識されていることはありますか?

た:コロナ禍で図書館が閉館の日もありましたが、読書を止めたくないので、その期間だけでも本屋で本を買おうという話になって。
家族で話し合って、毎月第一土曜日を「本の日」にしたんです。
子どもって読書に限らず、決まった日にちを設定すると覚えてくれることが多いんです。 毎月、月末になると「来週は本の日だね」って楽しみにしていて。その日だけは家族3人で大きな本屋さんに行って、3人各々好きな本を選んで買うという日を設けています。

笹:素敵ですね……!
ただ、そもそも本屋に行くことを楽しみにできるほど、まだ読書に前向きになれていないお子さんもいらっしゃいますよね。
たかねさんのお子さんは本屋さんのどんなところを楽しんでいらっしゃるんでしょうか?

た:「他の人が選んだ好きな本には絶対口を出さない」というルールを設けているので、選べば絶対に買ってもらえるというところが楽しみなのかもしれないです。
「その本はマンガみたいだからやめたら?」みたいなことも、その日だけは絶対言わないようにしていて。
自由に選んで買ってもらえるということで、娘も「あの本買ってもらおうかな」とワクワクしながら考えているみたいです。

笹:なるほど。
お話を伺っていると、たかねさんのご家庭では保護者の方々とお子さんが読書に関して対等な関係で、それぞれ本が好きな読書家というふうに感じました。
ヨンデミーオンラインでも「ヨンデミー先生」というAIのキャラクターがいるんですが、「先生」とは言いつつも、先生というよりは近所のお兄ちゃんお姉ちゃんのようなイメージなんです。
お子さんと対等な関係で「一緒に読書楽しもうよ!」という印象になるようにしていて。 対等、というところは大事ですよね。

た:「本を読む仲間」みたいな関係性を家族の中でも作れるといいですよね!

絵本の読み聞かせから児童書の一人読みへ
子どものステップアップをどう支える?


笹:次のお悩みは「読書のステップアップ」に関するものですね。

「一人で本を読むのは何歳からですか?」
「絵本から児童書になかなか移行できずにいます。いつから児童書を読んでいますか?」

などなど。読み聞かせの期間が保護者さまが想定していたより長かったり、お子さんがなかなか児童書を読み始めてくれなかったりといったお悩みは非常に多いんです。
たかねさんのご家庭ではどうされていましたか?

た:親としてはステップアップしてほしい気持ちはあったんですが、それは全く子ども本人には伝えませんでした。むしろ、娘に「読んで」と言われたらいつまででも読み聞かせるようにしていたんです。
転機になったのは娘の小学校入学でした。
学校で「朝読書」の時間があって、自宅から好きな本を持っていって読んでいいんですが、今まで絵本ばかり読んでいた娘が入学早々『ながいながいペンギンの話』という児童書を持って行ったんですよ。

笹:長そうですね(笑)

た:本当に長いんですよ(笑)
最後まで読みきれるかな……と思いながら見守っていたんですが、1か月ぐらいかけて朝読書の時間だけでその本を読み切ったんです。周りのお友達もみんな本を読んでいるという状況の力もあったんでしょうか。
その本を読み切ったことが自信につながったみたいで、「これママも読んでみたらいいよ」なんていうふうに、おすすめを教えてくれたりするようになりました。

笹:読み切った達成感が大きかったんでしょうね……!
ヨンデミーを利用されているお子さんを見ていても、読破したときの感動や達成感ってすごく大事なんだなと伝わってきます。

今のお話で大切だと思ったポイントが、「朝読書の時間だけを使って1か月ぐらいかけて読み切った」というところです。
絵本から児童書にステップアップする中で、たとえば「1冊を1日で読みきらなければいけない」というルールだと、お子さんにとってハードルが高いんですよね。疲れてしまったり、集中力が切れたり、そこまでやる気が出なかったり。
だからこそ、おうちで読書するときも、「○ページずつ読んでみよう」というように、無理のない範囲で読み進めることがすごく重要なんですよね。

た:そうですよね。学校から帰ってきた子どもに、そこから1冊読み切る気力は残ってない(笑)

本の力でお悩み解決!
「読書する意味」をお子さんが実感


笹:たかねさんのお子さんは現在小学2年生とのことですが、『ながいながいペンギンの話』の読破以降で、もう一段ステップアップしたなと思う瞬間はありましたか?

た:小学校に入ると、幼稚園の頃よりも友達関係に影響を受けるようになるじゃないですか。
娘も小学校1年の3学期に、お友達とうまくいかない時期があったみたいで、見るからにどんよりしていたことがありました。
そんな中でちょっと様子を見ながら一緒におやつを食べたりしていたら、娘が「ママ、探したい本があるから本屋さんに行きたい」って言いだして。本屋に連れて行きました。
そうしたら、娘は「友達と上手にコミュニケーションを取るには?」というようなハウツーの本を探して選んできたんです。
その本に娘がその日お友達とうまくいかなかったことについての解決法が書いてあったようで、私にも見せてくれました。その後実際にその解決法を試して、お友達との関係を修復できたみたいです。

それまで物語を読んで感動したりといった体験は多かったんですが、それだけじゃなく、娘の中で「本は問題解決の方法を教えてくれるもの」という認識があったんだ! とわかって。
そこでまた一段ステップアップしたのかなと感じました。

笹:すごく素敵なお話ですね……!
ヨンデミーオンラインでも気をつけているポイントとして、「保護者の方々は本を読む意味を知っているけれど、お子さんはたいてい知らない」ということがあります。
保護者の方々は、「語彙力や読解力が上がる」とか、「インプットに役立つ」とか、そういった読書のメリットを知っているからお子さんにも読んでほしいと思うけれど、お子さんのほうはピンと来ていない。「他にも楽しいことがあるのに、なんで本を読まなきゃいけないの?」と思ってしまうんですよね。

そんな中で、お子さんが自分で本の良さを見出したり、「本を読んでいてよかったなあ」と思える経験ができたというのは、お子さんの人生の土台になるものだなあと感じました。

(後編につづく)

後編では、
「もっと色んなジャンルの本を読んでもらうには?」
「好きなこととやるべきことのバランスはどう取る?」
「わが子の個性に寄り添ったサポートを実現するには?」

こちらの3点のお悩みに、引き続きたかねさんと笹沼がお答えします。
後編も見どころたっぷり! お楽しみに!

▽今日からできるリビング学習!
たかねさんのInstagramはこちらをチェック
https://www.instagram.com/takane715/

▽お子さんが読書に夢中になれる習い事 ヨンデミーオンラインはこちらをチェック!

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