#9 あなたにとって虹は何色? お子さんの世界を作る『語彙力』の正体とは
※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容はこちらの本編をお聴きください!
「代表が語るヨンデミーセミナー」では、ぜひみなさんにお伝えしたいトピックや、保護者さまから募集したお題について、ざっくばらんにお話ししていきます。
普段は代表の笹沼が中心となってお話しているのですが、今回はヨンデミーメンバーの はる が担当します!
日頃はヨンデミーメンバーが最大限のびのびと働ける環境づくりや、保護者さまからのお悩みへの回答などに取り組んでいます。
今回のテーマは……
「あなたにとって虹は何色?
お子さんの世界を作る『語彙力』の正体とは」
語彙の量≒思考の幅!
「語彙力」が世界の見え方を決める?
突然ですが、虹にはいくつの色があるでしょうか?
多くの方が「7色」と答えるのではないでしょうか。
しかし、実はこの問いへの答え、文化圏によって違うんです。たとえば英語圏では虹は「6色」だと考える人が多く、そのほかにも地域によって、4色、3色……とさまざまです。
このような違いが生まれる理由は、色の微妙なグラデーションにどんな名前をあてはめるかによって、色の認識の仕方が異なるから。たとえば日本でなら「赤」と「紫」と「青」という名前をあてはめる色に、他の地域の人々は異なる言葉をあてはめているんですね。
なぜ、突然虹の話をしたかというと……
「虹の色数は言語や文化によって異なる」という事実は、
「人は自分の持っている語彙を通じて物事を認識する」ということをとてもよく反映しているからです。
私たちは、さまざまな物事に自分の知っている言葉をあてはめて認識し、それらについて考えています。逆に言えば、言葉で言い表せない物事について思考するのは難しいものです。
つまり、子どもも大人も、語彙の量が増えるほど思考の幅が広がるといえます!
いわゆる「9歳の壁」「10歳の壁」問題も、「語彙の量」に大きく関係があるんです。
小学校3、4年生頃から、学ぶ内容がぐっと抽象的になり、お子さんが日常生活では使わないような語彙や概念が登場します。
学校で学ぶ内容に自分の持っている語彙が追いつかず、「語彙の量≒思考の幅」なので思考も追いつかず、勉強についていけなくなるということがとても多いんです。勉強についていけなくなることで、自信を失ってしまうお子さんも少なくありません。
いわゆる「語彙力」の大切さが強く感じられる例ではないでしょうか。
読書は語彙力増強にぴったり!
楽しく「土台」を固めよう
では、そんな「語彙力」をどう身につければよいのでしょうか?
色々な方法がありますが、読書もその一つです。
読書の最大の強みは、「具体的な使い方とセットで語彙を習得できる」こと!
たとえば知らない言葉を調べるために辞書を引いたとき、言葉の定義だけではなく、例文もあわせて読むことで覚えやすくなりますよね。読書はまさに、その「例文」の宝庫なんです!
文脈から言葉の意味を推測するのも読書の醍醐味のうち。
ストーリーを楽しみながら新しい語彙に出会い、その語彙がどんな意味で使われているのか自然に学ぶことができます。
お子さんが読書の過程で気になる言葉に出会ったときすぐに調べられるよう、読書タイムには手元に辞書を置いておくのもおすすめです。
また、読書を通じた語彙の「インプット」はもちろん、「アウトプット」も語彙の獲得にはとても重要です。
お子さんが保護者さまと楽しく会話したり、保護者さまがお子さんに言葉を教えたりする機会を充実させられると良いですね!
前述した「9歳の壁」「10歳の壁」はもちろん、中学・高校・大学や将来のキャリアの中でも、今まで聞いたこともなかったような語彙を使いこなさなければならない場面はどんどん増えていきます。
お子さんが小さいうちに読書を通じて学びの「土台」を形成しておくことで、その土台の上に、未知の言葉や概念に臆することなく意欲的に学び、しっかりと自分のものにできる「思考力」を築き上げることができるんです。
私たちヨンデミーも、楽しく良質な読書のサポートを通じて、お子さんの生涯を支える「土台」づくりのお手伝いに努めていきます!
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