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まるで胞子〜オーロヴィルで麹をつくる
南インド・タミルナードゥ州ポンディシェリーに位置する
世界最大のエコビレッジ 「オーロヴィル」
昨年は1週間だけの滞在でしたが、初めてこの場所を訪れることができました。穏やかで落ち着いた雰囲気の場所。今年はこの地に長めに滞在し、インド旅で麹を作ろうと思ってます♪
1:オーロヴィル/Auroville
この国際都市は、「人類の統一」という理想を掲げ、思想家・宗教家であるシリ・オーロビンドのパートナーであったフランス人女性のミラ・アルファッサ(通称マザー)によって1968設立されたコミュニティーです。約50か国から集まった約2500-3000人の住民がいるそうです。民族・国籍・思想信条を越え調和することが目指されています。
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フランス領だったポンディシェリーのオーロヴィルは、荒地に植林をしながら作られた、敷地面積約20平方キロメートルの大きなビレッジ。「居住区、文化区、産業区、国際区」にゾーニングされ、その都市の中心にはマトリマンディルという巨大な金の瞑想センターがあることは有名。私が訪れた際は、マトルマンディの周囲に水路を作っているようで、ユンボに掘り返されたオーロヴィルの鮮やかなオレンジの土に照り返した日差しがあまりにも強く、その場から直ぐに移動したけれど、水路に囲まれた姿はきっと美しいだろう.
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オーロヴィルを知ったのは、今から約20年前。友人がインドにエコビレッジがある話をしてくれ、当時パーマカルチャーやエコロジカルな建物に興味があった為、いつか訪ねてみたいと考えていていました。インド政府やユネスコから環境実験都市として支援をうけているとのことで、50年ほども前から政府がこのようなコミュニティに支援をすることに更に興味をもちました。
実際に行ってみると、有機的な建物を想像していましたが、コンクリート作りの近代建築も多いことは興味深いです。材料や風土など物質的な要因なのか、自然との関係性の表れなのかわかりませんが、今はどのような状況なのか気になります。
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自然作り上げた最もモダンな建造物だ。
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2:インドでの麹つくり
インドには宗教上の理由でベジタリアンが多く、摂取の制限は人それぞれ。お土産を渡すときも、摂取の可否を確認してから渡しています。麹は菌を育てる発酵食品。原料は米なので問題はないのですが、食に対しては繊細に対応する必要がある為、経験値の浅い初めのうちは、食文化が多様な人の集まる場所の方が適していると考えていました。
オーロヴィルには
・オーガニックライフを実践している
・様々な国籍の人々が住んでいる
・伝統的な食文化を尊重
など、異国の文化にもオープンな雰囲気もあり、麹との親和性がよいのではないかと考えました。また、世界最大のエコビレッジの運営システムや農業や教育がどのように実践されているかにも興味があり、その様子もみてみたいと思っています。
3:オーロヴィルの特徴
オーロヴィルの特徴的な点は、環境に配慮した持続可能な生活様式へのアプローチです。例えば
・有機農業の実践
・再生可能エネルギーの活用
・自然建築の推進
・伝統的な知恵と現代技術の融合
といった取り組みが行われているようです。
また、オーロヴィルには地域通貨のような独自のお金のシステムがあるようです。詳しくはまだわかりませんが、対価交換の際になるべく貨幣を使わないようなシステムのようです。確かにオーロヴィルの外のオーロヴィルカフェでも、現金は一切使えませんでした。
前回の旅では、オーロヴィルにいくことを寸前に決めたため、オーロヴィルと連携するゲストハウスはどこも満室で泊まることができませんでした。提携する宿に泊まると、Auro Cardというチャージ式のカードを受け取ることができ、住民は現金のかわりにこのカードでコミュニティの中の様々な支払いを行うと、どこかのサイトに書かれていました。確かに、そのカフェでもオレンジ色のカードを使っている人がいたな〜
ソーラーパネルの電気で調理するソーラーキッチンというオーロヴィル内のレストランもそのカードでの支払いのみだったので、前回はそこで作られるミールスは食べることができなかった(悔)ので、今回はリベンジです♪(´ε` )
また、コミュニティ内の仕事は、ボランティアで行われることが多く、その対価として、無料もしくは低コストで教育や医療、行政のサービスをうけることができるそうでうです。住民(オーロヴィリアン)達の生活の中で対価交換のシステムがどのようになっているのか、大変興味があります。
4:ビレッジ内の様子
20平方キロメートルのオーロヴィル内を徒歩で歩くのは到底無理です。そもそも私のホテルからビレッジまで、オーロヴィルRdの上り坂道を3kmほどいかなければならないので、移動には自転車でなくオートバイクを借りました。(長い道のりを自転車で移動する人も多くいました。)ヴィレッジ内は、車はあまりみかけませんでした。
オーロヴィル内の道は車が通ると土埃が舞うような、舗装されていないところが多く、地図もなかったので、オレンジの道をどこに行くのかわからないまま走り回り、なんとなく全体を把握した感じです。夜は結構こわい(;'∀')
走っていると、ところどころに、お宅やお店やヨガセンター、楽器研究所などな住民の活動拠点がありました。
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様々な視点から興味深いオーロヴィル。
理想郷として運営する上で、実際は様々な障壁もあるようですが、今回の旅で麹を作りながら、この地で旅をしてこようと思います。
Auroville Site ↓
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