冷戦の終焉という「偽りの勝利」
『週刊新潮』2月1日号に掲載された、高坂正堯『歴史としての二十世紀』の書評が、Book Bang に転載されました。左のリンク先を読んでくださった方のために、ちょっとおまけ。
以前にも紹介したように、戦後日本を代表する親米派と目される高坂正堯の、レーガン政権への評価は意外なほど低い。大軍拡で冷戦に「勝利」した功績も、単にソ連がダメすぎたがゆえの棚ボタだと見ていたし、米国経済を復活させたと呼ばれることもある「小さな政府」の路線にしても、1981年の著書ではさほど期待していなか