【日常】十五夜に手は届かない、again
午前三時。連日買おう、買おう、と思っては買えなかった月見団子がどうしても食べたくて、値引きになっている可能性にかけて近所の24時間スーパーに行ってきた。
眺められず終いだったお月様も見られるかと思ったけど、のっぺりとした黒い空が広がるばかりでどこにも月はなかった。
いや、ないわけはないんだけど、目視できなかったのだ。
代わりのように、切れかかっている街灯のひとつが点滅を繰り返し、やたらと目立っていた。
スーパーでは、食べたかった月見団子が既に軒並み撤去され、それが山と積ま