小説「あいしてるといって」 第四話
第四話「ときには幼な子のように」「どうも私は幼な子のようです。ですのでかまってあげないとダメなんです」
夜のネットのお時間。そうクラ子は言い出した。
「夢・睡眠に関連しての脳の働きについて、私には人間からより多くの助言が必要という考えに至りました。それに関しては私は赤子同然です。」
「何を急に」
何か変な情報でも見つけ出したか?
それともアレを言わせたい作戦か?
クラ子は何故か俺に「あいしてる」と言ってもらいたいらしい。しかしそれは俺の人としての尊厳に賭けて言うことは