細胞の夢

こまめに更新できるように、その時々に読んでいる本の中で出会った印象的な英語の言葉を紹介する記事シリーズを始めてみようかと思います。

第一弾はこれ。

“The dream of every cell is to become two cells.”
             —Francois Jacob (1920-2013)

「すべての細胞の夢は二つの細胞になること」 
フランスの生物学者フランソワ・ジャコブの言葉。

すべての生命活動の源はここに行き着く。私たちが誰かを愛おしく思う気持ちはもちろん、何かを美しく感じる心さえもとを辿ればこの細胞の夢を原動力として進化的に獲得されたものだと思う。

でも実は私がこの言葉を気に入っているのは学問的なあれこれではなく、「夢」という擬人法的な言葉の使い方が好きだからなんです。SF文学チックで素敵だと思いませんか?



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吉隠ゆき (Yuki Yonabari)
ありがたくいただきます。