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読んだ本・考えたこと

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記事一覧

ジョージ・オーウェルの記念硬貨

ウェールズの私の家から車で(飛ばして)十分のところにイギリス唯一の王立造幣局(Royal Mint…

ダニエル・C・デネット

昨日、偶然、ダニエル・デネットが今年の三月に亡くなっていたことを知った。彼はリチャード・…

クリスマス休暇の目標

去年の今頃は、哲学講座の締めくくりの課題エッセイに取り組んでいました。自由意思について書…

日本のことを英語で発信するのに役立つ(かもしれない)本

さて、今回はまた洋書の紹介です。 一昔前は英語を学ぶことは欧米の文化を知るためという人が…

ユヴァル・ノア・ハラリさんの児童書の感想

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。私は娘の夏休みが終わってホッとしています。 今回は、…

おすすめの洋書(ユヴァル・ノア・ハラリさんの児童書)

唐突ですが、私の娘は本を全くと言って良いほど読みません。しかし、寝る前の読み聞かせの時間…

ジェームズ曰く

「私たちは泣くことで悲しい気持ちになり、殴ることで怒りを感じ、体が震えることで恐怖を感じるのであって、悲しい、腹が立つ、あるいは恐ろしいがゆえに泣いたり殴ったり震えるのではない」 アメリカの心理学者・哲学者ウィリアム・ジェームズの言葉。 「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」の方が有名なようですが、私が本で出くわしたのは冒頭の文章なのでこちらをご紹介。私はこの言葉を哲学講座の課題の自由意志のエッセイで引用しました。私は人の感情や意識というのは外界からの刺激に対し

細胞の夢

こまめに更新できるように、その時々に読んでいる本の中で出会った印象的な英語の言葉を紹介す…

近況

こんにちは、ご無沙汰しています。 すっかり寒くなりました。こちらはハロウィンが終わると同…

キプロスのお土産

月曜の夜、陸軍の海外演習から帰ってきた元夫がお土産を持って訪ねてくれました。彼は予備役(…

ChatGPTにラップを作ってもらう

昨晩、ChatGPTを使うことができました。 前回のシェークスピア風英語に味をしめて、こんどはオ…

『宗教学の名著30』(島薗進)読後メモ

島薗さんによると、宗教学という学問は新しいらしい。それゆえに宗教学としての研究方法には共…

詩を書く人へ

noteのレイアウト、頻繁に変わりますね。 +++ 直近のホーム画面の変更がすごく見にくい。(…

論理パズルの解答

前回の論理パズルの解答編です。 未読の方で「ネタバレは嫌よ」という方は前回の記事からどうぞ。 この記事を公開してすぐにsuwiさんから「正解を思いついたかもしれません」というコメントをいただきました。問題を読み終わるのとほぼ同時に解法を見つけられたのではないかしら、と思うような早さです。suwiさんは解き方のヒントもコメント欄でシェアしてくださったのですが、残念ながら私は読んでも理解できませんでした。…そのため、実は内心「suwiさん、本当に解けたのかなぁ?『かもしれませ