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昆虫ミステリー


こんばんは。

今年の梅雨はちょっと過ごしやすい?
朝晩は爽やかでなんの不快感も感じて
いない今日この頃。
今のうちだけかもしれないけれど...

周りを見渡すと緑も深まってきて、
生物たちの活動もより活発になってきて
いる気がする!

暑くなってくると目にすることが増える
のが昆虫ではないだろうか。

私は最近道をあるいていると、ちっちゃな
虫が飛んでいる集団に突っ込んでしまうことが
何回かあった。

暗いと見えないよね、入った瞬間
うぇっぷ
て口開けてたら大惨事よね。

でも虫からしたら突然巨大な何かが
自分たちに突撃してきたわけだし、
いやはや申し訳ないという気持ちもしない
でもない

ネットで調べてみたらあの虫は
ユスリカという虫らしい
群れているのは全てオスでメスの引き寄せる
ために集まっているとのこと。

この世の生物は全てとは言えないけれど
繁殖を目的として生きている。
人間だけが、繁殖だけではなくそれぞれの
生きる価値を見出している。
中々興味深くそれだけ高度な生き物なんだと
考えさせられる。

むしろ人間には選択肢がありすぎなんだと
思う。それが良くも悪くもあって生きづらさ
を感じることも少なくない。

でも結局は人生一度きり楽しんだもん勝ち
に尽きるんだよなぁ
そりゃ楽しくない時もあるけど、楽しくない
時の方が多いかもしれないけれど

まだ好きな作家さんの新作を読んでない
まだ世界一美味しいパンケーキを食べてない
まだ好きなアーティストのライブ行けてない
まだ親にありがとうって伝えられてない

そんな理由があるだけで、人間すごいな
なんてしみじみ思ったりします

前置きが長くなりましたが、今日紹介する
本は、桜田智也さんの昆虫ミステリー🐞

主人公はちょっとすっとぼけたとっくに成人
済みの男性。魞沢(えりさわ)くん。
昆虫が好きで、昆虫のことに
なると周りが見えなくなるタイプ。

殺人事件がメインのミステリーなんだけど
人の心の機微がすごく繊細に書かれていて
うるっとしてしまう場面もあった。

何より、犯人のなによりも1番大切なもの
がよく伝わってきたなぁと感じた。
大切なものだからこそ命までかけて守ろう
とする。

私にはまだその気持ちが分からない。
自分の大切なものが脅かされそうになったら
大切なものを守ろうとするなら

命をかけられるか

どうだろう。私は死ぬということもまだ
全然想像できないし、不慮の事故に遭うかも
しれない。明日が突然なくなるかもしれない

と想像してみてもやっぱり実感がわかない。
この物語はミステリーなのでトリックを
とくと共に、相手の大切なものはなにか
を知ること、考えるができる。

そして魞沢くんのちょっと抜けた人物像が、
主人公がこんなんでいいのか、という雰囲気
が物語に温かさを加えている。

読み終わった後、絶望感ではなく、前向き
な気持ちになれるのがとても良かった!

ぜひ読んで欲しい作品!

では、今日はこの辺で
またここでお会いしましょう

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