#よんなな朝の歌 ’24.1③
布施明の実力の極致は、声量お化けと言われるほどの声の強さ。御年76歳にして衰えない声量はぜひ生で見てみたいものである。闘病生活中にこの曲を聞いて励まされ続けたという星野源が、時パロディキャラとして「ニセ明」として登場することから一定の認知度もあるようで、布施やこの楽曲に関しての再評価もこういうところから来ているのだろうと思う。再評価という観点では「Bad, Bad, Whiskey」も、「吉田類の酒場放浪記」の〆の曲としてファンの間ではなじみ深い。ただ、歌詞の内容は本当にろくでもない。「ウイスキーで家庭を潰しちまった…いいさ、今度からワインを飲むよ…」。私は立場上、そういう人の不始末を見続けてきたけど…歌のまんまの人、本当にいたもん。お酒怖い。。
そして、1月17日はどうしてもフラッシュバックする阪神大震災。幼年時代に神戸に過ごしていたドリアン助川が、一見無関係に思える提案をしながら今の無事を確認して新たに立ち上がりたい気持ちを表した楽曲で。一瞬にして故郷を失った虚無感と、だけど思い出を形作った友は生きていて。だからこそ、顔を合わせて「これからを生きる」ことの大切さを説いたのだろうと。その後、幾度となく地震を経験する中でこの曲の意味を強く噛み締める。
1995年前後の記憶は鮮烈で、立て続けに起こる出来事と音楽と、思春期独特のモヤモヤが自分の心の中を支配していたように思う。その頃の記憶が潜在的にあるのか、後半の選曲は当時の音楽遍歴を意識されられた。楽曲をプロデュースしたpizzicato fiveの小西康陽、THE ALFEEにJUN SKY WALKER(S)に小沢健二。あの頃はうっすら聞いていたけれども、こうして朝の歌を選曲するごとにその世界観を振り返る。懐かしいメロディーとアップデートの上に作られた楽曲と。それらを見比べては思春期という時代をまた、少し振り返っていた。
2024.1.15 布施明「君は薔薇より美しい」
おはよんなな。君は薔薇より美しい、と思う程の恋愛は人生で一度でいい。決して軽い言葉じゃなくてね。一世一代の言葉はちゃんと、向けるべき相手に取っておくから価値がある。しかしカッコイイだね、薔薇より美しいってさ。
午前6:47 · 2024年1月15日
2024.1.16 Amos Milburn「Bad, Bad, Whiskey」
おはよんなな。今日は「禁酒の日」。この歌の主人公…一家離散してもなお「安ウイスキーはやめた、次は安ワインだ」。…破滅的な飲み方は総てを滅ぼす。適度な付き合いが寧ろ長続きするから、楽しく付き合っていこうね。
午前6:47 · 2024年1月16日
2024.1.17 叫ぶ詩人の会「同窓会」
おはよんなな。故郷が地震に見舞われた哀しみと喪失感。「ひとりじゃない、みんなで歩む」という決意を込め「一度きりの同窓会をやろう」と語りかけるドリアン助川の真っすぐな気持ちに、この曲を初めて聴いて泣いた日を思い出す。
午前6:47 · 2024年1月17日
2024.1.18 Negicco「アイドルばかり聴かないで」
おはよんなな。画面の中のあの子あの人も「ひとりの人間」として見ていかなくちゃ。推しがリアルに何していても、人間としての生き方は尊重しないとね。「アイドルはトイレに行かない」訳じゃない。ちゃんとした人間。
午前6:47 · 2024年1月18日
2024.1.19 THE ALFEE「星空のディスタンス」
おはよんなな。冬の空を見上げて、星までの距離を測るかのように星を眺めて。星が見える夜空は雲がない分だけ寧ろ足元が暗いけれども、それも構わずに見上げる空は美しい。光差す場所を目指すように見据える星の美しさよ。
午前6:47 · 2024年1月19日
2024.1.20 JUN SKY WALKER(S)「さらば愛しき危険たちよ」
おはよんなな。恋と愛の違いが答えのない問答だと思っていた思春期の頃、この歌を聴いてもうひとつの疑問が生まれたっけ。「恋と友情の違いとは?」。最近になって答えを見つけた気にはなっているけれども…?
午前6:47 · 2024年1月20日
2024.1.21 小沢健二「Noise」
おはよんなな。この楽曲は底抜けに明るく、学園ドラマのワンシーンのような爽快さを感じる。曲中の「駒場東大前を左に…」、あ、ああ。オザケンが学生時代を謳歌していた頃の、ね。受験生さん、春にはこの曲を笑顔で聴けるように頑張れ!
午前6:47 · 2024年1月21日
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