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これは発見
髪をバッサリと短く切ってひと月、たいへんに好評で、あんなに苦労して伸ばしていた2年間がますます「なんだったんだ…?」と思えてくる。また、前回直近でショートヘアだった際は、毛流れのある少し大人っぽいスタイルにしていたのを今回は重たい感じにした。私のなかで永久に好きな「デミ・ムーアのショート」と「アン・ハサウェイのショート」を手本にした。
これが自分でもあっと驚くほどはまって、今までと同じファッションでもこじゃれて見える気がするしメイクもヴィヴィッドな色がめちゃくちゃ映えるようになったのだ!しっかりめにアイラインを引いてくっきりローズカラーのリップでもけばけばしくならない。え、めっちゃ楽しいのだが。
ふと気づいたら今夏、新しい服を2着しか買ってなかった。それでもありあまるほど買ったもんが数年ごしであるので事足りるんだけど、髪とメイクが変わったら同じ服でもなんかよかったのだ。えーなんだこの一人循環型経済は。そんでもって今年圧倒的に大柄モノのワンピースが大活躍した。
こういうのとか、タイのプリントワンピースがエキゾチックなのにシックで仕事にも普段着にも着倒したな。真鍮ゴールドのバングルを無造作にはめて。
香水に関しては残念な考察なのだが、かねてよりモンローといえばNo.5よろしく「私といえばこの香り」というシグネチャーをひとつだけ定めたい想いがあるんだけど、使いこなしても1年。飽きるのとも少し違ってだんだん気分と乖離してきてしまうのだ。最初は夢の出逢いのように思うものでも、2年目はしんどくなる。そして又思う。ああ、また違ったのだ。これもただのone of them.なだけで、私のシグネチャーではなかったのか、と。
しかしながらまだ半年ほどだが非常に今の気分にフィットした香りがあるので気に入ってつけている。これをつけていると「え、めっちゃいい香り!どこのですか?」と職場の若い子に言われるが絶対に教えない。香りを教えるってすごく興ざめするからだ。この香りは気に入ってはいるが、シグネチャーになるような強い結びつきは感じない。通り過ぎていく一つの経験といったところか。
それにしても。
ゴージャスでいろっぽいロングヘアとか、一見ぼさぼさに見えるワイルドなレイヤースタイルとか最後にやってみたかったんだけど、私の場合この年でそっちに振ると老けてしまうことがわかった。伸ばすのならシンプルで変哲のないストレート一択なんだけど、それだと地味~~~な気がして心がはねない。心がはねないから新しい服ばっか買ってたんだと思う。それでも土台が同じなので着せ替え人形よろしく服だけ変えてみたって心は晴れずに。
髪を切ったらとても自由になれた気がする。
自由を感じたら今年は夏がしんどくなくて、昔みたいに胸が躍る夏だった。これは発見。