新規事業日記:11月5日

だめですね、「自分が考えた誰にも頼まれたわけでもない仕事」って、誰にもお尻たたかれないうえに「頭に全部入っているから」という安心感というか怠惰心が勝ってどんどん後回しになる。よし、バックヤード推進に長けた人を引き込もう。決めたぞ。

今自分が一馬力で注力しているのは、マーケティングにおけるある母集団をつくることだ。母集団を形成するにあたり、そのメンバーの質が商品価値であることから、十把ひとからげにせず個別に時間をとっていただいてオファーをしている。それなので非常に時間がかかるがここをもっとも心砕き丁寧にしたい。なぜならば人と人の話だからだ。築いてきた人脈が~~とか、そんな観点ではなくって、頼み込むのでもなくって、「いいな」と思ってもらって参加してほしい。「損はさせないよ!」でもない。「損というかよいことばかり約束できないんだけど、それでも一緒にきませんか?」という感じに近い。

その人の生きてきた軌跡への敬意、今あることへの敬意が一番にある。大事にしたい。

そうすると、ここの【面談のオファー・会って話す・互いに理解を深める・参画可否】まで一人にかける時間と体力が結構かかるのでバックヤードがおきざりになる。意外にバックヤードがすくすくと進むと形にするのが早いし、やはり【形(かた)】って大事だな~とつくづく思う。よく「まずカタチから入るんで~」っていう人が多いけれどある意味でこれはとても有効だと思う。液体のようにカタチをとどめない自分の脳内にある原資を、鋳型のようなものにはめて固形にしていかないとならぬ。

時間は有限、ということがかつて自分を急き立てる要素であったが、今はそれに加えて「体力も有限」というのがひしひしと感じられる本日また新たにひとつ年を取る私の実感なのだった。。

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