![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21480108/rectangle_large_type_2_9e9cf705bd9cc24730f026630ca4227c.jpg?width=1200)
初心者のスペイン絵画 3大巨匠
こんにちは 美術鑑賞が趣味の蓬田(よもぎた)でございます。
わたし自身、美術鑑賞の入門者だったとき、フランスとかの絵画は何となく馴染みがあったのですが、スペイン絵画は、有名な作品がたくさんあるらしいのですが、ぼやーとしてよく分からない印象でした。
スペイン絵画史に残る“巨匠”と言われる画家も知りませんでした。
それで当時、美術の本とかを見て勉強しようとしても、たくさんのスペイン画家が紹介されていて、かえって混乱した感じになった記憶もあります。
それなので、今回、ごく簡単にまとめてみることにしました。入門者向けの内容ですので、ものすごくシンプルにまとめました。
みなさまの美術鑑賞の参考になれば幸いです!
三大巨匠とは?
スペイン絵画史には、“三大巨匠”というのが存在します。
ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコです! この3人は、この機会に覚えちゃいましょう!?
3人ともスペイン絵画史だけでなく、世界の美術史においても絶対にはずせない超有名な画家です。
西洋絵画は、歴史も長く地域も広いので、最初はなかなか把握しにくいと思います。国別に、その国を代表するごく少数の作家を覚えて、それをとっかかりに作品や美術史の知識を広げていくのも、ひとつの方法だと思います。
以下に、3人がどんな絵を描いたか、紹介してみます。絵の解説をすると長くなってしまいますので、絵だけを載せておきます。絵や画家の解説は、またの機会ということにしたいと思います。
それと、たくさんの作品を紹介しても長くなってしまいますので、3人とも3作品を厳選しました。
見たことある作品が多いと思います。まずは「この作品知っている!」「何となく自分の感性に合うな~」「これは何を描いているの?!」などなど、思い思いに感じながら、ざっと見てみたら宜しいと思います。
ベラスケスの絵画
↑↑↑《鏡のヴィーナス》 これ、現代の女性ヌードじゃない?!って思うくらい、女の人の姿がいまっぽい。370年くらい前の作品です!
↑↑↑《ラス・メニーナス》 いろいろな解釈が楽しめる作品です。
↑↑↑《セバスチャン・デ・モラ》 宮廷には、こういった“こびと”のような肉体的なハンデを持った人たちがいました。
ゴヤの絵画
↑↑↑《裸のマハ》 ゴヤはこの作品で、カトリック教会の異端審問にかけられましたが、証拠不十分で無罪でした。
↑↑↑《我が子を食らうサトゥルヌス》 自分の子どもを、頭から食いちぎっています。食っている様子が怖いです! 何で食べているかというと、そういう神話をもとに描いているからです。
↑↑↑《巨人》 ゴヤの作品とされてきましたが、絵を所蔵するプラド美術館は2009年に、ゴヤの弟子が描いた作品だと発表した。
エル・グレコの絵画
↑↑↑《オルガス伯の埋葬》 エル・グレコの最高傑作と言われています。エル・グレコは宗教画をたくさん描きました。
↑↑↑《無原罪の御宿り》 「むげんざいのおんやどり」と読みます。イエスの母マリアは、神の特別な恵みによって、その存在の最初からあらゆる罪がないとする教義。
↑↑↑《聖衣剥奪》 エル・グレコの作品は、上下に伸びていく構成が画面特徴です。
☆ ☆
いかがでしたでしょうか? 美術鑑賞を楽しむ第一歩は、よく分からなくても、まずは作品に触れてみるのが、わたし自身の経験からですけれど、とても大事だと思います。
みなさまの美術鑑賞にとって、参考になりましたら幸いです!
※タイトル画像は、マドリードにあるプラド美術館です。歴代スペイン王朝の美術品をコレクションしています。
※画像の出典は、WikipediaおよびWikimediaです。
いいなと思ったら応援しよう!
![R&Bオヤジ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20707531/profile_3a719e95045b312c52a0205210229afc.png?width=600&crop=1:1,smart)