R&Bオヤジ

音楽と文学とアートが好きです! R&Bオヤジバンドやってます。 日本の文化・伝統・歴史について、自分なりに勉強するのが面白いです!

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マガジン

  • 愛国の和歌

    万葉から現代まで、国を愛する気持ちを詠んだ歌をご紹介しています。 ここでいう愛国とは、神を敬い、祖先を崇め、自然を讃える歌のほか、親子・夫婦・朋友の情、仕事に対する姿勢などを詠った歌も含めております!

  • My音楽ヒストリー

    音楽が趣味です。聴くのも好きですし、演奏するもの好きです。楽器や機材も大好物です! 現在はオヤジバンドを組んで、ブルース・ロックを演奏しております。 バンドでは、ギター、ベース、鍵盤、作曲を担当しています。 このマガジンでは、10代からの音楽との関わりを、書き綴っております。

最近の記事

  • 固定された記事

高校はバンド活動 大学はライブハウスでバイト My音楽ヒストリー Vol.1

こんにちは 音楽が趣味の蓬田(よもぎた)です! プロフィール代わりに、趣味の音楽との関わりについて、10代の頃からのマイヒストリーです。 中学時代からソウル&ファンク音楽に強く関心を持ち出したのは中学時代。当時、ラジオやテレビでは洋楽番組が割合多く放送されていて、よく聴いて(見て)いました。 FM放送の番組を録音する「エアチェック」なんていうのに夢中になっていたのもこの頃です。(懐かしい!) 聞いていたのは、ポップスのヒットチャート曲が多かったですね。 クイーン、ジ

    • 海上自衛隊下総航空基地 開設64周年記念行事 基地一般公開

      令和五年十月二十一日

      • テート美術館展 

        令和五年夏、六本木の国立新美術館で「テート美術館展 光ーーターナー、印象派から現代へーー」を見た。見ごたえのある展覧会だった。 ウイリアム・ブレイクの絵画作品が見られたのは幸運であった。ブレイクは詩のみならず、絵も描いていたことは知っていたが、見たことなかった。この展覧会で初めて出会えた。ブレイクの絵の前から、しばらく離れることができなかった。 ハンマースホイの作品も2、3点あった。見たかった作家なので、この展覧会で出会てよかった。

        • 西武百貨店船橋店 取り壊し

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        高校はバンド活動 大学はライブハウスでバイト My音楽ヒストリー Vol.1

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        • 愛国の和歌
          3本
          ¥1,450
        • My音楽ヒストリー
          2本

        記事

          鹿島神宮奥の宮御神木歌一首

          令和5年7月14日、鹿島神宮に参拝した。 わたくしにとって初めての鹿島詣である。 表参道、奥参道を行くと、奥の宮がある。(タイトル写真) 徳川家康は慶長10年(1605年)、関ケ原の戦勝のお礼に、本殿としてこの社殿を奉納した。 その後、二代将軍秀忠公が本殿を奉納した際(元和5年・1619年)に現在の場所に移され、奥の宮となった。 奥の宮の裏に、樹齢1200年といわれる御神木がある。 奥の宮 齢(よわい)千年(せんねん) 御神木 紙垂(しで)に守られ きょうも聳える 縄に吊

          鹿島神宮奥の宮御神木歌一首

          田沼武能写真展 人間賛歌見聞記

          5834文字 昭和二十年、日本はそれまで南方そして本土で戦っていた大東亜戦争に敗れた。それとともに、大陸で戦っていた支那事変も終結となった。そして占領軍、実質的にはアメリカ軍による占領支配が始まった。 神武天皇の御代から数えれば2600年間、一度も他国に占領されたことのなかった日本にとって、衝撃的なできごとだ。 歴史上一度、他国に侵略されそうになったことがある。鎌倉時代のモンゴル侵攻である。 モンゴルは、東は朝鮮からユーラシア大陸を根こそぎ支配下に置き、西はバルカン半島、

          田沼武能写真展 人間賛歌見聞記

          六本木アートナイト2023 立体造形好き男の会場放浪記

          6,023文字 5月の朝はすがすがしい。 一年で一番心地いい時期だと、俺は思っている。 六本木アートナイトは、そのタイトルどおり、ナイト=夜がメインのイベントだ。 でも俺は、夜に行くより朝に行くのが好きなのだ。 繁華街の朝ってのは、独特の空気を持っている。 たとえば、新宿歌舞伎町の朝。 前夜の享楽を少し引きずった街の雰囲気は、すがすがしい朝の空気感とまったく不似合いで、そこが魅力なのだ。 たとえば、昭和から続いているような大きな商店街。 早朝で開店まで大分まだ時間があるとき

          六本木アートナイト2023 立体造形好き男の会場放浪記

          オヤジバンド短歌 ビンテージギター/弾く俺 和歌による季節の旅も続く

          こんにちは きょうは朝から太陽が元気 汗ばむような日(きょうは4月27日) 着る服は、軽くなった 勅撰和歌集の第二、後撰和歌集 夏部の冒頭歌 けふよりは 夏の衣に なりぬれど きる人さへは かわらざりけり 読み人しらず 意味は読んでそのまま、 きょうからは 夏服になったけれど 服を着る本人までは かわらない 個人的には ちょっと斜に構えたような歌に感じる 季節が夏になった歓びを 歌っているのではなくて 部立ての冒頭に 斜に構えたような歌を配置した撰者のセンス

          オヤジバンド短歌 ビンテージギター/弾く俺 和歌による季節の旅も続く

          季節を和歌で旅する 春から初夏へ 切ない暮春

          こんにちは きょうは切ない歌 第二の勅撰和歌集、後撰和歌集の春の部、下の最後の歌 またもこん 時ぞと思へど たのまれぬ わが身にしあれば 惜しき春かな 紀貫之の歌 意味は、 春はまたやって来ると 知っている でも、この身がいつまで生きているかわからない 過ぎ去っていく春が惜しい 実際、つらゆきはこの歌を詠んだ秋に亡くなる 切ない たのまれぬ わが身にしあれば というフレーズ 切ない この歌を春の部の最後に置いたことに 歌集の撰者たちのセンスを感じる この

          季節を和歌で旅する 春から初夏へ 切ない暮春

          オヤジバンド短歌 歌で平安時代といまがつながる

          こんにちは 季節はもうすぐ夏 平安時代に詠まれた和歌をひもとくと ほととぎす、がよくでてくる 個人的には ほととぎすという鳥も鳴き声も ぴんとこない たぶん、おればかりでないだろう ほととぎすと聞くと いつもうぐいすを思い浮かべてしまう うぐいすは家の近所でよく鳴いている うぐいすの鳴き声を耳にすると なんとなく嬉しくなる ほととぎす、にもどって、 平安時代から編纂された八大勅撰和歌集のひとつ 詞花和歌集に、夏を詠んだ和歌に むかしにも あらぬわが身に ほととぎす

          オヤジバンド短歌 歌で平安時代といまがつながる

          四季を旅する 花が散り、虚しき空 平安時代といまがつながる 

          こんにちは 季節は初夏へと移り変わっている (きょうは4月24日) 春が終わり夏へ そんなタイミングで 春を少しだけ振り返った 新古今和歌集にある歌です 花は散り その色となく ながむれば むなしき空に 春雨ぞ降る 式子内親王 意味は、 桜の花が散り 何を見るというのでなく 物思いにふけっていると 虚空の空から 春の雨が降っている 親王が思いを寄せる人との 恋が成就せず 心が破れたときの 歌であろうか? おれは特に上句のフレーズ 花は散り その色となく ながむ

          四季を旅する 花が散り、虚しき空 平安時代といまがつながる 

          四季の旅 落花ものいわず 自然の摂理、切なさ

          こんにちは 春から夏にかけて 我が家の庭や 街中の街路樹、公園で 次々に違う花が咲いて 花のきれいさに驚いて 季節の移ろいに感慨も新たです 新たな花が咲く一方で 寿命を終える花もあります 平安時代に編まれた和漢朗詠集に 落花を詠んだ漢詩が載っています 落花不語空辞樹 流水無心自入池 読みは、 落花(らつくわ)語(ものい)はずして空(むな)しく樹(き)を辞(じ)す 流水(りうすい)心(こころ)無(な)くして自(おのづか)ら池(いけ)に入(い)る 意味は、 落花は何

          四季の旅 落花ものいわず 自然の摂理、切なさ

          四季の旅 春の雨 漢詩 時間・空間を飛び越えて

          こんにちは もう春が過ぎたといってもいい季節 (きょうは4月22日) 春の天気を振り返ると 雨の印象強い 平安時代に編まれた和漢朗詠集に 春の雨を詠った漢詩 長楽鐘声花外尽 龍池柳色雨中深 読みは、 長楽(ちょうらく)の鐘(かね)の声は 花の外(ほか)に尽きぬ 龍池(りょうち)の柳の色は 雨の中(うち)に深し 意味は、 長楽宮(漢の都、長安にあった宮殿)の鐘の声は 花の彼方に消え去る 龍池(長安の宮殿にある池)のほとりの柳は 雨の中でその色の深みを増している 前

          四季の旅 春の雨 漢詩 時間・空間を飛び越えて

          四季の旅 暮春一首 暮れて行く春の 

          こんにちは 汗ばむような日が続き すでに暮春ではなく初夏の趣 (きょうは4月21日) 過ぎ去り行く春を詠んだ和歌 新古今和歌集にこんな歌がある 暮れて行く 春の湊(みなと)は 知らねども 霞に落つる 宇治の柴船 寂蓮法師の歌 意味(意訳)は、 過ぎ去りゆく春が 行き着く先は知らないけれど 霞んでいる宇治川の中を 柴を積んだ船が 落ちるように下っていく 上句で時間の推移を詠い 下句でその推移を一気に空間的に転換 時間の流れは人知の及ばないところ 川の流れも同じように

          四季の旅 暮春一首 暮れて行く春の 

          四季の旅 藤の漢詩一首 紫藤露底 シュールな情景?!

          こんにちは 藤の花、きれいですね 品があって ゴージャス感も感じられます 和漢朗詠集、春部に藤を詠った漢詩が載っています 紫藤露底残花色 翠竹煙中暮鳥声 読みは、 紫藤(しとう)の露(つゆ)の底(もと)の残花(ざんくわ)の色 翠竹(すいちく)の煙(けむり)の中(うち)の暮鳥(ぼてう)の声 意味は、 紫の藤に置く露のむこうに 散り残った花が見える 緑の竹が靄のように生い茂り 夕暮れ、春を惜しんで鳥がないている いろんな色が詠われています 藤の紫、散り残っている花の色

          四季の旅 藤の漢詩一首 紫藤露底 シュールな情景?!

          ツツジが咲きました 和歌一首

          こんにちは お変わりないでしょうか 季節もよくなり 駅前の植え込みや 街中の公園などでは ツツジが咲いているのをよく見かけるようになりました 我が家の庭のツツジも咲きました (タイトル画像がそうです) ツツジの花は色が鮮やかですね ツツジの花を見ると 夏がもうすぐと感じます 和漢朗詠集という本があります 平安時代にできた本です 平安時代の人たち(おもに貴族たち)に 人気のあった本です いろいろな人が詠んだ和歌と漢詩が 四季ごとにまとめられています 最近この本を読んで

          ツツジが咲きました 和歌一首