父が脳梗塞になるまで③
医師からは「一時的に脳の血流が悪くなっての麻痺の可能性もあるため、一晩様子を見て、また明日MRIを撮ります」とのことでした。
そして翌日。
母と病院に向かい、医師から説明を受けましたが、なかなか納得し難いものでした。
1.麻痺は治っていない
2.通常なら手術中に、プラークが脳に飛んで脳梗塞が起きたのかと疑うが、MRIを見る限りここまでの麻痺(完全に左側が動かない)になるような所見は見えない
3.脳の皮質(一番周りの波のようになっている部分)が全体的に白っぽくなっているが、これが原因だとしたらもっと真っ白になっているはず
4.脳の血流を止めたのは約13分でこれはいたって平均的な長さ。脳の血流も問題なかった(流れすぎても過還流といって良くないそう)
等々。
医師は「今起きている症状(麻痺)とMRI画像が結びつかないので推察するしかない」というような事を言っていました。
医師は「信頼して手術を任せてくださったのに、結果的にこういうことになって本当に申し訳ありません。全力で治療にあたります」と真摯に言って下さいました。