
-わが家の不登校- ここにいたらダメになる (2)
いつか、息子の不登校のことは書いておきたいと思ってた。
3/1から書き始めて、3月末には終了させたい。
では、昨日の続きの話を・・・
ドラに託された手紙、といってもノートを破った紙に書かれた簡単なものだったけど、を開くと、鉛筆で数行。
●もう、中学校には行きません
●先生に会うこともありません
●今までありがとうございました
追伸
週末にAくん、Bくん、Cくんと映画を見に行く約束をしています。それには行くから、って先生から伝えておいてください
そんなことが書かれてました。
学校に到着し、ドラの教室に行くと担任の先生が待ってくださってました。女の先生で定年まであと3年、とお聞きしてました。
長い教師人生で生徒からこんな手紙をもらったのは初めてです
開口一番、先生はそうおっしゃいました。
この日から、中学を卒業する日まで、一日も登校することなく、ドラは中学生活を終えることになります。
今、noteに文章を打ち込みながら、ある意味、初志貫徹だな、と思います。もちろん、当時は、家族3人が混乱の中にいて、日々、諍いがあり、その諍いにも疲れた頃から、三人で頂点を作っていた三角形の家族が崩れ始めたのです。
手を伸ばしても辺を作ることができず、ただの点になって同じ空間にいた。そんな感じです。
ドラはゲームばかりしていたように記憶しています。
夫は仕事があり、わたしも児童英語講師の仕事を週3~4回していたので、お昼前から夜まで、ドラは家でひとりいました。
中2になっても、ドラの基本的な生活スタイルは変わりませんでした。勉強は全くせず、週に1回テニススクールに通い、数が超少ない友だちにたまに会う、そんな毎日。
でも、クラスメートが中3になる頃から、ほんの少し、変わったように、今、思います。
中3になればいやでも高校入試について考えないといけない、と思ってたらしく、ある夜、部屋から出てきたドラが、台所を片付けてるわたしに聞いたのです。
「なぁ、絶対値ってなに?」
一瞬、意味がわかりませんでした。
「絶対値?」
「そう、数学の問題に出てくるねんけど・・・」
ビックリしました。
ドラが数学の問題をやろうとしていることに。
「絶対値かぁ、ちょっと待ってな」
電源を落としたばかりのパソコンを立ち上げ、検索欄に入れたのです。
[中学 数学 絶対値]
出てきたリストの最初のサイトを開き、
第一文目の「絶対値とは~」という文章を読んで、頭をバーンとはたかれたような気分になりました。
そこには・・・
(続きはまた近いうちに)
ユコ@すこやかシニア