今日この頃は、当たり前の毎日がなんだか少し楽しい
昨日の夕方、左を見れば大きな2重の虹が出ていて、右を見れば色づいた綿あめのような夕やけ雲がぽわぽわと空を覆っていた。冬の雨上がりの夕方は、大体決まって空気が冷たく寒い。そんなこと、これまで30年以上生きてきて、しかもその半分は長野県の山奥で育ったのだから、息をすることと同じくらい当たり前に知っていたはずなのに。今年は、あまりに暖かな日が続いていたので、すっかり忘れていて。頬に刺さるように冷たい空気に、つい驚かされてしまった。はきだした息は白く煙って。それもまた、なんだか不思議