駅の名は。
あっという間に土日も終わり、明日は猛暑とのこと。
皆さんは体調など崩されていませんでしょうか。
昨日は午後から、友人と遠方まで食事に行っており、
自宅に帰って来た時には、もう日付が変わっていました(笑)。
その疲れもあったのか、今日の朝見た夢では、
いつも乗っている電車の乗換え駅の名前が、
見慣れているはずなのに思い出せず、
駅名の看板がグニャグニャになるという(笑)、
相変わらず謎な内容で、起きたら汗だくでした。
夢も色々ありますが、今日はそんな内容にちなみ、
こちらのコーナーをお送りしたいと思います。
線路に飛び込む代わりに、不思議なプールに飛び込むと、
思い描いた素晴らしい世界に行けるというフォーマットで、
各々好きなように"小説を殴り書く"とこちらのコーナー。
「ストレスジャンププール」、略して「#SJP」。
今日は、こちらの小説を紹介します。
yaiyai_mu さんの「あの光の中へ」という作品。
"「ここ電車の中だ」
私はいつのまにか地下鉄の車両の中に座っていた。
でも誰もいない。
服装はパジャマのままで、裸足だ。"
この、プライベートとパブリックがごっちゃになる様子が(笑)、
何とも夢の中という感じがして、リアリティがありますね。
今朝の夢の中で、見慣れた駅名が分からずにいた私も、
もしかしたらパジャマで裸足だったかもしれません(笑)。
"しかし、一通メール届く。
「文字化けしてる…」
どうしよう、これは読めない。
辛うじて解読できる漢字は、
「衣…更着駅?降利炉…降りろ、か」"
実在しない駅に降りたというオカルト話として、
ネットで一時、「きさらぎ駅」という駅が有名になったとのこと。
ホラーやオカルトにほとんど触れたことが無い人生だった為、
この小説を読んで初めて知りましたが、皆さんはいかがでしょうか。
"私の知っているきさらぎ駅ではない。当て字が違う。
「希更義…駅?のぞみがさらによしとする駅?
まるで三国志にでてきそうな…」
のぞみか…
そうだなぁ…
できたら派遣切りも、うつ病にも、休職にもなってない、
普通の生活ができる幸せが希望だなぁ…"
こうした情勢の中、皆さんの生活はどうですか。
色んな不安や不満は、並べだしたらきりがありませんが、
そもそも、ご自身としては「どんな人生が良かった」のでしょう。
毎日の慌ただしさと、溜まり続ける疲労によって、
そうした人生の根本的な所を、すっかり考えられず、
徐々に歳を重ねていく人生を多くの方は過ごすのでしょうが、
ゆっくりと考えられる時間を、一日のどこかで持ちたいですね。
昨日、夕食を共にした友人からも、
「今の会社は、続けられそう?」と心配されましたが(笑)、
転職と休職を1年スパンで繰り返すような人生は、
元々、自分で望んでいた人生では無かったと思います。
"せめて、醒めない夢の中ならば、永遠の幸せを貴方に。
せめて、この悪夢の中で永遠に私とともに。"
何だか、非常に想像を掻き立てられる記述ですね。
「貴方」は誰で、「永遠の幸せ」とは何なのか。
小説って、こういうはっきりさせない淡さが良いですよね。
一方で私が書いたのは、JKとタピオカを飲んだとか、
友達とゲームしたとか、色んな女性が電話くれたとか…(笑)。
そうした具体的でかつ俗な話でなく、作品全体を通して、
終始ミステリアスな空気が漂っていて、とても良かったです。
以上、yaiyai_mu さんの小説「あの光の中へ」を紹介致しました。
noteで目にする創作って、本当良いですよね。
目には見えない、人の心の在り様を想像させられる、
人生の中でも非常に貴重な機会だと、いつも感じています。
皆さんも、線路に飛び込んじゃおうと思う程のストレスを、
日々抱えていらっしゃるのであれば、その胸に溢れる思いを、
「#SJP」タグを付された上、書き殴ってみませんか。
暑さが一層増してくる程、心はプールを求めています。