はぐれ仲間の集い
皆さんは高校時代、修学旅行の思い出はありますか。
私が、高校2年の夏に行った沖縄の修学旅行。
男子20人、女子20人の40人クラスだった我々。
もしこの中で、「班分け」「部屋分け」をするとしたら、
皆さんなら、どんな分け方を考えるでしょうか。
現実的な線で行けば、おそらく男女それぞれ、
4人×5班ないしは、5人×4班ずつ位が無難かと思います。
しかし当時、私のクラスの男子班の分け方は、
何と、「16人班」と「4人班」の2組に分かれたのです(笑)。
そしてその分かれ方と言うのは、言うまでもないかもしれませんが、
クラスのメインストリームにいる16人と、はみ出し者の4人です(笑)。
当然ながら、その後者に属した私。
残りのメンバーは、高校1の秀才だった帰宅部の友人と、
水泳部のマッチョと、「登山部」唯一の部員(笑)だった男子の3人。
大きな民宿の大部屋で泊まった16人と、
小さな古民家で泊まった私達4人。
はみ出し者4人、古民家の小さな部屋で向き合った時に、
率直に、皆が一様に感じたことがありました。
「こっちの部屋の方が、気が楽だな」(笑)
3日間、狭い部屋で一緒にサーターアンダギーを食べたり、
小さなTVで、「キッズウォー」の再放送を見たり(笑)、
浜辺に繰り出して、変な形の石を拾ったりなど(笑)、
何の気遣いもなく、のんびりとした島時間を堪能しました。
つまらなかったのは、キッズウォーの再放送だけでしたね(笑)。
さて、そんな社会のはぐれ者の一員でもある私が、
今回取り上げたいのは、こちらのマガジンです。
たけひろ・しんじ🌸 さんの「仲間はずれの投稿」というマガジン。
ご自身のまとめられている、8本ものマガジン。
その、どれにも属することが出来なかった記事の数々が、
こちらで、とりまとめをされています。
確かに、拝見してみると、どれも特徴的な内容ばかりで、
なかなかタイプ分けが難しそうな印象は受けましたが、
非常に興味深いものが多かった為、
是非、この場を借りて紹介していきたいと思います。
"テレワーク 上司は妻で 皿洗い"
サラリーマン社会は、何も、会社だけに留まらないということですね(笑)。
非常に、世相を現した、味のある一句であると感じます。
私も実は、このnote上で"心の一句"を詠んだことがありますが(笑)、
そちらについては、あまりにもしょうもないので、この場では割愛します…
世界の情勢が、今後どうなるかにも関わってきますが、
順当に行けば、来年がワールドカップの年なんですよね。
私は前回、2018年の優勝チームを言い当てた実績がありますが(笑)、
全く、サッカーに対する知識は皆無と言っていいでしょう。
しかしながら、掲載されていたコーナーキックの映像。
フェイントも含めた、その技術の高さと、
ぎりぎりの所で点をもぎ取る、その勝負強さには驚かされます。
海外サッカーがお好きな方も、そうでない方も是非。
皆さんは、今年の元旦に立てた「熱い誓い」を(笑)、
年度末が差し迫ってきた今でも、覚えていらっしゃいますか。
著者が2015年に、こうした話題について、
ニュースサイト「しらべぇ」に寄稿された記事が、掲載されています。
ちなみに、私はしっかり覚えています。
初詣で手を合わせているとき、私の心は完全に「無」の境地(笑)。
何を願うことも無ければ、目標設定もしていません。
こうした行事は、基本的に中身よりも「形」だということを、
これまでの人生で、何となく自分なりに感じてきたからです。
一年を終えて、また神社で手を合わせることが出来る。
この一年も、立って、歩いて、健康に生きている。
そのことを、身に染みて感じるための時間かもしれません。
言葉は、リズムであること。
広告業界にお勤めである著者は、なおさらそういったことを、
人並み以上に、意識されているのではないでしょうか。
今回、著者が参加されたのは、あきやまやすこ さんによる、
「3行 短文 リライト チャレンジ」という企画です。
どんな長文も、"4音4節3行からなる定型詩"で書ける。
日頃から、かなりの文字数を書かれている皆さんにとっては、
目を覚まさせられるような発見かもしれません(笑)。
普段、様々なnote企画に、果敢に挑戦されている著者が、
ご自身の小説「昭和、渋谷で、恋をしたり」を題材に、
当企画に参加された際の、渾身の定型詩がこちらです。
「ようやく 夢見た 東京 到着
かずみと 夢見た ファースト キスする
3年 経ったら その夢 終焉
夏奈恵と キスして トイレで ため息」
企画趣旨の思い違いがあったのか、
作った定型詩が、結果的に「4行」になってしまったと(笑)、
ご自身で、後々振り返っていらっしゃいましたが、
非常に、簡潔でリズム良くまとめられていると感じます。
中でも、後半2行のスピード感といったらありません(笑)。
まるで、リニアモーターカーに乗っているかのような疾走感。
打ち上げ花火のような一瞬の思い出に、
思わず、トイレでため息をついてしまいます(笑)。
さて、私も同小説については以前、紹介記事を書かせて頂きました。
お仕事をされながらの執筆活動は、なかなか骨が折れますが、
最終章となる「第3章」についても、上記の記事をお読み頂いた上、
読者一同、首を長くして待ちたいと思います。
他にも、様々な面白い記事が目白押しの、同マガジン。
今や、何でもネットで手に入る、便利なこの時代。
少し足を伸ばして、穴場なスイーツを開拓してみたいという方も是非。
実に、多種多様な話題に溢れています。
同じようなジャンルに飽き足りている皆さんには、非常にお勧めです。
どこの集団にも属せなかった、はぐれ仲間の皆さん(笑)。
愉快で楽しい、小さな古民家のようなこちらのマガジンに、
奮って、お集まり下さいませ。それではまた。
その100円玉が、誰かの生きがいになります!