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よもぎ推し活部 #13 ZAZEN BOYS 「TOUR MATSURI SESSION 2024」  参戦記


※セトリあり


4/6 郡山 HIP SHOT JAPAN、4/14 盛岡 CLUB CHANGE WAVE、
私の最推しおじさんである、”向井秀徳”氏率いる「ZAZEN BOYS」のライブに参加してきました!

今回はそのレポートを、サラッと 敬称略で

なお、筆者は音楽について特別な知識を持ち合わせておりません。
ライブレポというよりは、ただの日記です。

人のすなる日記といふものを、オタクもしてみむとてするなり。


ZAZEN BOYSは今年1月24日、実に12年ぶりとなる新アルバム『らんど』を発売しましたが、それを引っさげての初のツアーとなります。
が、ツアータイトルはいつも通り「TOUR MATSURI SESSION 2024」となっているのが”らしい”ところ。

公式より
よく見たらレコ発前からツアー始まってた

新アルバム『らんど』、激カッコいいので紹介記事を書こうと思ってたんだけど、ちょうど繁忙期につき書けず、先にこっちになってしまった。
近いうちに必ず書きます!

公式より



4/6 郡山 HIP SHOT JAPAN

初めて行った箱だった。
郡山駅から近く、周辺にコインパーキングもたくさんあるので、車でも電車でも行きやすい立地。今回は車で行きました。
色々あって会場に着いたのが開場の10分くらい前。そして迷わず列の先頭へ。

なにしろ私は…

ザゼン現場21年で初の1番!
見たときは震えた

1番を引いたから1番最初に入ることができるのだ(哲学)

味のある入り口

ドリンクを引き換えてフロアに入るとさすがキャパ500、そこそこ広く綺麗な縦長の長方形だった。中に自販機、コインロッカー完備。

ほんしか
もちろん最前”ド”センターを確保
ステージとの距離は80cmくらい

車で来たので酒を飲むこともできず、ワクワク待つこと30分
ほぼ定刻通り、無言でひょっこりと舞台袖から向井さんが現れ、始まった

メンバーが全員定位置に付いたあたりでスタッフからアサヒスーパードライの350ml缶を受け取り、少し飲んで、向井『マツリスタジオから 福島県、郡山シティへ やって参りました、ザゼンボーイズ!

以下、セトリ

01.DANBIRA
02.Himitsu Girl's Top Secret
03.RIFF MAN
04.バラクーダ
05.八方美人
06.チャイコフスキーでよろしく
07.ブルーサンダー
08.杉並の少年
09.天狗
10.This is NORANEKO
11.SI・GE・KI
12.Cold Beat
13.ポテトサラダ
14.はあとぶれいく
15.黄泉の国
16.Honnoji
17.Weekend
18.YAKIIMO
19.破裂音の朝
20.乱土
21.胸焼けうどんの作り方

en1.永遠少女
en2.KIMOCHI

出典:向井さんの前の床に置いてあったセトリ
太字は『らんど』収録曲


1曲目は『らんど』の1曲目でもある「DANBIRA
カシオマン(G:吉兼聡)が1曲を通して同じリフを弾き続け、向井が念仏を唱えているようなボーカルを重ねるこの曲は、平常心だった心をザワつかせ、「これから何かが始まるぞ…」というマインドに持っていってくれる、開幕に相応しい曲

そこから間髪入れずにM2「Himitsu-」、M3「RIFF MAN
ライブ定番曲で一気にフロアの温度が上がった
向井の『ポゥ!』というマイケル・ジャクソン風シャウトが印象的だった
RIFF MANの移民の歌ゾーンは何回聴いても体が勝手に動き、ライブに来たという実感を覚えさせてくれる

M4は『らんど』より「バラクーダ
個人的にらんどの中でも特に好きな曲。ダサかっこいいフレーズの繰り返しと、意味があるとは思えない歌詞の繰り返しで中毒性がある。ライブでは「新しい学校のリーダーズ」風の首振りダンスも付いて笑いも誘う。最高。

M5「八方美人」、M6「チャイコフスキーでよろしく」、M7「ブルーサンダー」、M8「杉並の少年」いずれも『らんど』より

M9「天狗」、M10「This is NORANEKO」、M11「SI・GE・KI」、M12「Cold Beat」ここは既存曲。

This is NORANEKOは久しぶりに聞いた気がする。ニャーニャニャニャー🐈この曲も自然に体が動く、踊っちゃう曲だね。楽しかった。

SI・GE・KIは1stアルバムからあった、ライブでも演奏頻度の高い曲。不穏なベースラインがかっこいい。刺激を求めて夜遊びを繰り返す少女の悲哀、哀しくもノレる、好き曲。

Cold Beatも大定番曲だけどベースがMIYAになって雰囲気変わったかな。Coldじゃなくて肉感が増したHotなBEATになったと思う。途中で前作”すとーりーず”の「泥沼」になって戻ってくるアレンジも健在だった。ここでも向井の首振りダンスがあって、カシオマンとMIYAが合わせて横にステップを踏むという、今までのザゼンには無かった展開。MIYAのアイディアかな?盛り上がるね。MIYAの笑顔も可愛いかった。

M13「ポテトサラダ」”すとーりーず”収録の、個人的にザゼンで1番好きな曲。キーボードが無くなって以前に比べてソリッドな曲になったけど、やっぱり最高。

この辺のどこかで結構MCも挟んでた気がする。
向井『この時間になると皆さん全員が吉高由里子に見えてくる』
カシオマンの靴紐がほどけてスタッフさんに結んでもらってたのが可愛かった。『そのくらい自分でやりなさいよ』と向井さんに突っ込まれてた。

M14「はあとぶれいく」、M15「黄泉の国」(らんど)、M16「Honnoji」、M17「Weekend」 この辺は新旧入り混じっていたけれど、定番曲の間に挟まった「黄泉の国」はもう馴染んでいた。ライブを重ねてアレンジもさらに洗練されていくのかな…楽しみですね

ここで【MIYA可愛いよ!】と、叫んでみた。照れながら1礼してくれた。
笑顔が本当に可愛いんだよね。

M18「YAKIIMO」『らんど』を聴いた段階では特に注目していなかったこの曲がこのライブで1番ブッ刺さった。ベースとギター、ギターとギターのユニゾンによって音に奥行きと立体感が出て、夕暮れから夜になりつつある住宅街の情景がはっきりと浮かんだ。向井の語るようなボーカル「石や~き芋~」「甘~い甘~いおいも~」が乗って、歪んだ夕暮れを行く一本の映画を見たような気がした。
音源と印象が全く異なり、ライブは本当に生ものであると実感。

M19「破裂音の朝」、M20「乱土」(らんど)、M21「胸やけうどんの作り方」(らんど)、既存の名曲「破裂音の朝」を挟んでアルバムと同じく「胸やけうどんの作り方」で本編が終了。
21曲もやってた気がしなかった。本当にあっという間だった。
『らんど』曲が多く入り全体的に踊りやすくなった気がする。

【アンコール】
まずは『らんど』から先行配信されていた「永遠少女
代表曲なだけあってやはりかっこいい。ひたすら同じフレーズを繰り返すカシオマンは気が狂いそうになったりしないのだろうか。

最後は「KIMOCHI」ザゼンで客も一緒に合唱できる唯一の曲だろうか。
「ケー・アイ・エム・オー・シー・エイチ・アーイ」・・・の合唱で終了となった。


郡山 HIP SHOT JAPANは最前でも音が後ろから聴こえてきたりすることもなく、すべての楽器とボーカルがクリアにバランスよく聴こえて本当にいい箱だった。また何かの機会には優先してチケットを取りたいと思う。
また、今回はPAを通さず耳に入ってきた松下さんのキックの音がめちゃめちゃドライでクリアな音に聴こえてかっこよかった。キックに対して「音質が良い」と思ったのは初めてだった。
曲、音作り、演奏、ボーカル、演出、すべての面においていつもカッコよすぎてひっくり返りそうになる。ZAZEN BOYS は今後も最推しバンドの位置をキープしてくれるようだ。

「意表を突く演出」はMIYAとカシオマンのダンスかな?
いや、ザゼンのライブは本当に良いですよ。。。

ちなみに郡山で向井さんが開けたスーパードライは4本だった(と思う)。
昔に比べると減りましたね…?



4/13 盛岡 CLUB CHANGE WAVE

こちらも初めて行く箱だった。繁華街の中にあって駅からは少し歩く、車で行くなら周囲にコインパーキングはたくさんあって行きやすい。

今回も開場時間の15分くらい前にさっそうと先頭へ。

1番の次に2番を引いて…ビビった

こんな番号を引いてしまう自分が怖い…(のちに別件でちゃんと痛い目にあいました)

1番のお兄さんはちゃんと居たので続いて2番目に入場。

ほんしか
広角で撮ったから遠く見えるけどめっちゃ近いし狭いよ…

今回は下手寄り、MIYAの正面に立つことにしました。

柵とステージの距離


向井さんのボード
カシオマンのカンペ

ライブの内容については郡山とセトリも同じだったので触れません。
350キャパのこの箱はもっと小さいように感じたし、実際ぎゅうぎゅうだった。

演奏が始まって驚いたのが、音の悪さ。
郡山が良すぎたのか、最前だとまぁこんなもんかな、と納得できる範囲を超えてPAからの出力が歪んでいてバランスも悪かった。
画像の通り目の前に向井さんのギターのモニターがあって、そこからの音ばかりが自分の耳に刺さる、そんなサウンドだった。諦めて向井さんのギターを中心に聴くことにしたらそれはそれで楽しめたから良かったけど、ツアーを通してここしか来れなかったとしたら納得できてなかったかもしれない。

この日は最初の5~6曲はスーパードライを開けることなく演奏したため、最終的には3本だったと思う。

向井『マツリ盛岡からやって参りました、岩手ボーイズです。ザゼンボーイズの皆さんこんばんは』とか言っていた記憶。

向井さんに『2弦が甘い』と言われてチューニングをやり直すカシオマン

ステージが一際狭いだけあって松下さんのパワフルなのにどこか優しいドラムの生音も楽しめたかな。

会場によって音の良し悪しがあったりするのもライブの醍醐味ではある。
良いに越したことはないけど、演奏は間違い無く最高だったので最終的にはどちらも楽しかった!

セトリについて今更だけど、さすがにアルバム発売直後だけあってアルバム収録曲はほとんど収録順にセトリに入ってるんだよね。
「永遠少女」はアンコールに持っていきたいのはわかるし、「公園には誰もいない」「ブッカツ帰りのハイスクールボーイ」は以前からライブではやっていた曲なので抜いたのもわかる。
となると、ほぼアルバムそのまま+合間に定番曲っていう構成だったわけだ。
演奏回数を重ねてブラッシュアップ、どんどんアレンジ変更を行っていくザゼンなので、次に観たときにはアルバムの曲達も全然違う形になっている可能性もあって、今後ますます楽しみでございます。

5/26の野音もチケットを買ってあるので、早速楽しみだなぁ!



おまけ


郡山の開場近くに居た…怖い


郡山の路上にいたカエル


味噌チーズまぜ蕎麦&鉄板焼き餃子@郡山


お寿司(食べかけ)@盛岡
酢の物
美味かった…

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