【カオリ】手紙
次を待つ君。
ひたすら待つ君。
待たせるのはボク。
ボクだって会いたかったさ。
ボクだって行きたかったさ。
だけど
ボクはやっぱり意気地がなくて。
足掻いても足掻いても
そこに辿り着けそうにない。
それ以外はこの先も言わないでおこうか。
行けないと綴った手紙。
君の通り道に貼りつけて
見られたかも分からない。
それでも
書きたかったんだ。
君が通った後を勝手に想い
僕自身で破り捨てた
あの手紙。
君は見たのだろうか。
僕も誰も知らないな。
君だけが知っている答え。
その答えを聞きに いつか会おう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?