
ボウキャク,
全部だった。
気付いたのは終わってから。
いつもそうだ。
だからまた落ち込んだ。
大丈夫。
少し歩けばまた忘れるボクだから。
“そこは暗いのに?”
一言だけきこえるいつもの声に
俯きながら
何も応えないボクはそのまま
暗いといわれた道を
てくてくてくてく
。
君の声かも知れない夢を
一つ
また一つ
思い出しては
離れて
また思い出して
辿ってく。
正解なんて知らない。
正解なんて、なくていい。
てくてくてく
るるるる
たぶん小鳥
どこかで小さく泣く小鳥
くるくるくるくるくるるるるる
そうだね
勝手に悲しげにしちゃ駄目か。
これは、そうだ。
ボクの夢で妄想で空想でマボロシだ。
起きてボク。
みんな、まってる。
キミがどんなに世界を否定しようと
キミを待つ命は
キミが知らないだけで
そこにある。
おはよう
おはよう
おはよう
こんにちは
キミの