【カオリ】蜘蛛の糸
数珠繋ぎの記憶たどり 息を飲む
キミのパパとの会話
ボクはずっと覚えてた
お医者さんのキミのパパ
本当のママいないキミ
キミ達の為の新しいママ
ママがキミにしていることも知っている
キミのパパ
新しいママよりキミを信じたい
キミのパパ
それでもキミらのご飯やお家の教え
誰かは必要だと嘆くパパ
パパの仕事は
天才のキミを知る為にも辞める事が出来ないと
キミを助けたい想い
キミに必要なもの
なんですか?
自分で自分を天才認定しちゃったボクに
キミのパパは聞いてきた
どうかどうか
その子には
世界中と繋がるクモの糸の機械をどうか
その子がその子の意志で今見つけたい
調べたい
クモの糸の出す あの機械
どうか買って好きに使わせて
そう願った
新しいママが天才のキミに耐えれないようならば
どうか施設も検討を
その子の命だけは守ってあげて
例え愛情を勘違いをされようとも
キミのパパ
お礼を言って
ボクとお別れ バイバイバイ
よくよく考えたらあの時も
ボクとキミは会えそうだった
不思議だね
キミと再会 知識積みかう図書の館
キミのパパもそこで出会った
人生って不思議だらけ
知ってたよ
気付いてた
顔も見えないキミだけど
キミの紡ぐ言葉や音 グラフィティ ー
クモの糸の先に眠る人々
全部が全部キミだと思ったの
だからボクは優しくなれた
だけど本物のキミ
心が教える 本物のキミ
ねえ
ずっとキミを見続けた
ボクの愚かな意見が
キミを苦しめ
キミの試練にしてしまって
いつもいつもごめんなさい
それでも キミを取り巻く愛に
どうか蓋をしないでおくれ
ボクで良いなら
笑う顔ぐらいなら見せるから
キミよりずっと
ボクはキミを見ていたよ
この話 全然出来ちゃいないけど
笑われてもいいからキミにだけは
伝えたい
その黒曜石
もう二度と濁らせぬようにと星に誓うの