窓辺

日付を確認「冬だなあ」
窓辺の景色「秋だなあ」

レースのカーテン向こう側
今年も繰り返し思い浮かべた窓辺景色が
ようやく見れた
たったそれだけ
それだけ景色

エアコン3体容量オーバーの寄木細工の滑稽を
たぶんあの辺りのイチョウの葉っぱの妖精達に
笑われてるんだろなんて
お得意の空想で誤魔化しながら

先程一体化した、妖精のような黒いおかっぱ頭
推定年齢16歳のあの子のシルエットをずっと愛
する事を生きる道標にした

あの人こそを

イチョウの精に　勝手にしたのも

ここだけ話
毎年毎度の

くるくり思い浮かべたアイコンこそが
ずっと僕の道標　君と確実に共有できた

分かってるよ君が最初

精にしたい花の名を

その由来を忘れっぽいこの僕に

くるくる教えに来た君とあの子がほら

矢車草で矢車菊を教えに飛んで来るのでしょう

僕は君ら親友未来永劫キューピッドと
認めてくれなきゃ

あの物語の続きなんてこの繰り返しなんて

あーあ

今日も振られちゃった

いってらっしゃい