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京都大学卒業後の働き口がなくなった話。今思っていることと今後の方針を書き留めておく。

こんにちは、よもぎです。

秋になりましたね。少しずつ寒くなってきて、あんなに暑かった夏とお別れ。少し寂しくなる季節ですね。

さて、タイトルにある通り、この度、京都大学を卒業した後の働き口がなくなったので、その経緯と今思っていることと今後についてまとめたいと思います。

起こったことはどうしようもなく、大事なのは思ったことと今後のことなので、経緯は冒頭で簡単にまとめます。

3年間お世話になり、学生インターン→社員まで経験し、卒業後も働こうと思っていたベンチャーが急遽事業縮小

さて、何があったかについてですが、この段落の見出しに書いた通りになります。
僕は、大学に編入した2021年の8月から、運命的な出会いをしたベンチャーで働き始め、1年の休学も含め3年間コミットし続け、先日社員になりました。
参画してから4年目となり、経営にも入り、卒業後も社員としてこの会社の拡大の中核を担っていければと思っていました。

そんな矢先、事業縮小が決まりました。

詳細は省きますが、メンバーの大半が会社を離れることになり、僕自身も社員ではなくなることが決まりました。

事業縮小が決まってから実行までの心の動き

1.開放感

まず初めに、開放感を憶えました。

これは、自分より年齢も経験も上のメンバーの意見を取りまとめたり、コミュニケーションの課題に対処したりという、社内調整的なものを今後一切やらなくて良くなるということに起因したのだと思います。

ビジネス側には業務委託が多く、フルコミットのメンバーはわずかだったため、かなりコミュニケーションが大変でした。
全員に情報を届けることも、合意を取ることも大変でした。

3年コミットした会社なのに、まずはじめに開放感が走るのは、相当自分にストレスがかかっていたからなんだろうな、と思いました。



2.喪失感

それからメンバーに役員が方針を伝え、僕もメンバーと面談をするのですが、この辺りから喪失感や申し訳なさが大きくなっていきます。

これまで苦悩しながら積み重ねてきたものや今後企画していたものが、全てなくなり、一緒にやってきたメンバーともお別れをしないといけないと思うと、辛くてメンバーの顔を見ることができませんでした。

あの時もっと自分の意見を通して、正しいと思う方向に進められればよかったのかな、と思いました。(当時の僕は絶対無理でしたが。多分それをしていたら壊れていたと思います。)

今回このような経験を通して思ったのは、当たり前ですが、物には期限も終わりもあるということです。

やらなければならない仕事、気乗りしない仕事、楽しい仕事、たくさんあり、仕事の期限を守れなかったりいつの間にか流れてしまった仕事がたくさんありました。
いつかはやろう、いつかはやろうと思っていましたが、今回事業が縮小することになり、全て「やらなくていい仕事」になりました。

いつか必ずやるからと先延ばしにしていると、今回のように会社の縮小によって、また人からの信用がなくなって「やらなくて良い仕事」になるのかな、と思いました。

加えて、終わりがある、もっと言えば自分の働き次第で生きも死にもするような組織に属している場合、終わりを意識すればもっと良い働きができたのではないかと思います。僕は仕事に真剣に取り組んでいましたが、成果をあげられなかったので、現状があります。もっと成果を上げるための意思決定や実行ができるように自分を高めていければと思います。

僕は自分でビジネスをやりたいと思っているので、この学びは大きなものかと思います。

以上、気持ちの動きと教訓でした。

これからの動き

さて、これからの動きについてです。

まず、事業は縮小しましたが、サービスは継続しますので、既存のお客様の役に立てるよう、本業は細々と続けていきます。

また、ありがたいことに他の会社の仕事もあるため、そちらにも時間を使えたらと思います。

就活については、時期を逃している感じはありますが、何社かお声がけいただいているため、お話は聞いてみようと思っています。現時点では就職しないと思いますが、採用される側の気持ちを知ることやうまく行っている会社の人事や採用フローを目の当たりにすることは、自分の今後の人生の糧になるかと思います。

学業については4年後期の卒業研究を頑張り、なんとしても大学を卒業したいと思っています。
これまでやってきた化学とは少し異なる、生物や物理系の研究をがんばろうと思います。

あとは細かいものの詰め合わせです。箇条書きと一言コメントぐらいを書いておきます。



  • 10月末、ベトナム行ってくる。

遊び8、仕事2。視野を広げるために事前インプットは進めています。ベトナムのビジネスを観察・体験できたらいいな。

  • 本をたくさん読もうと思う

家に読んでいない本がたくさんあるので、今のタイミングでたくさん本を読んでこれまでの経験の抽象化や知の深化・探索ができたらと思います。

  • たくさんの人に会おうと思う

本を読むのと同じくらい、人と出会うことは大切です。これまで人との繋がりによって助けられた部分、成長した部分、また人の役に立ったこともあります。

  • ちょっとだけ英語の勉強をしようと思う。

研究室のゼミが英語なので、英語の勉強をがんばろうと思います。以前は受験のための英語学習で、英語力をつけることが目的でしたが、今は自分の世界を広げるための手段としての英語を体得できたらな、と思っています。

大事なことは焦らないこと。自分を安売りしないこと。

さて、最後に今後自分の進み方を決めるにあたって、大事にしたいと思うことを忘れないように書いておきます。

これから書くことは内省している中で出てきたことです。

まず、大学卒業後の働き口がなくなったため、焦って就活をしようとしている自分がいますが、これにはストップをかけたいです。いろいろな会社の話を聞いてはみますが、就職先がないことに焦って今の自分が取るべきではない選択肢を取らないようにしたいです。

曲がりなりにも苦労して高専を飛び出して、大学を休学してまで3年間ビジネスの経験を積んだのですから、ビジネスという観点で言えば同世代より獲得しているものが多いはずです。

だから無理をして周りと同じ道に戻ろうとしなくても良いのではないかと思います。謙虚であることは重要ですが、自分を卑下して進むべきではない進路に進むことはないようにしたいと思います。進むべきではないというのは自分の実力より下の環境に飛び込み、ずっとぬるま湯に浸かるということです。これを僕は自分の安売りと表現しました。

どの道に進んでも得られるものは必ずありますが、その大きさは道によって異なります。せっかくなら得られるものが大きな道に進みたいものです。

ファーストキャリアが大事だという声はちらほら聞きますが、それは多分その通りです。ただ、まあ、大学卒業してからフリーランスとかでもいいかな、と思います。なるようになるので。

キャリアは大事ですが、最終的に僕がやりたい方向はキャリアアップではなく、自分が最前線で社会に価値を届けられるような人間になることなので、それが叶うのであればなんでもいいです。
多分自分ならどの経路をたどっても理想の自分になっているだろうし。


おわりに

ということで、現状報告でした。

数ヶ月経ったら状況は変わっていると思うので、またNoteを書きます。

ではみなさんお元気で!

よもぎ


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