2歳児の長めな風邪とフリーランスままんの格闘記
2歳4ヶ月の末娘ちゃんをリビングのヨガマットに寝かしつけた午前3時すぎ。
仕事の続きをするはずが、久しぶりにnoteを書いています。
日頃元気な末娘ちゃん。珍しく先週の半ばから5日も熱を出していました。
私はといえば、いろんな風の吹き回しでなぜか「塾に行きたい」と言い出した長男に腹を括り、塾代!とにかく仕事を詰め込んでいる日々でした。
そんなドタバタな6日の記録です。
初日(水曜)
そんな先週の半ば。
いつものように、保育園に行くために娘たちに靴を履かせている時に、おでこの熱さに気付きました。でも元気でニコニコしています。
熱があるとわかると、娘への体調の不安と同時に仕事への不安が押し寄せます。娘の体はなんでこうなっていて、どのくらい続きそうなのか見通しを立てたい気持ちになります。
保育園に電話をし(コロナ以降は、元気な上の子も念の為一緒に休ませなくてはいけないルール)今日の予定の変更や、明日以降2日間くらいの間にある打ち合わせのリスケ依頼、初稿の日を1日後ろ倒しにしていただく相談などを数件LINEしました。
幸い先週は打ち合わせ数が少なく、そして快く皆さんリスケしてくださり、少し安心して病院に向かいました。
平日は案件のグループLINEなどに気付きやすいよう、家の中でも携帯を首にかけています。病院で待ってる時間でも進行がチェックできたり、質問に答えることができます。
診断は「ただの風邪」ということで、3日熱が下がらなければまた受診を、と言われました。中耳炎の履歴があるので、軽い段階でも抗生剤を処方され、アイスを買って、元気に帰宅。
きっと3日後には元気に登園できてるだろう、と思っていました。
…そう、その時までは(笑)
2日目(木曜)
昼に体調が急に悪くなり、高熱が出始めました。
尿路感染症で意識がなくなってしまった過去もあり、念の為再受診。
保育園で数名感染者が出ていたアデノウイルスでもない。
やっぱり「普通の風邪」。
3日目の朝に熱が下がらなければまた受診をとのこと。
娘が熱を出し始めてからの仕事スタイルは、深夜に変更しました。
夫が帰宅する前に子ども3人の夕飯とお風呂を済ませ、そこからネットカフェにこもって終電まで。帰宅してから仮眠をとって朝まで仕事をしてリカバーしていました。
新規案件の初稿の納期が迫っていたので、緊張感で起きていられました。
3日目(金曜)
ここら辺からもう記憶がなくて(笑)。
末娘ちゃんが少し体調がいい時間には、お姉ちゃんとテレビを見てもらって1時間くらい日中もPC開くことができました。
とはいえやり残していることがあるので、夜にはまた仕事です。
明日には下がるかな。なんて思ってこの日も空が明るくなり始めた頃布団に入りました。
4日目(土曜)
下がらん!
下がっても37.4。上がって39.4。体温もだけど機嫌もジェットコースターのように変わる…
約束通り再受診をするも、元気もあるし、様子見でということでした。
毎夜上がる熱。夜中の猛烈なぐずり。この日は座薬を使うほどでした。
でもきっと、日曜には下がる、と思ってました。
だけど、この症状はなんだろう、と検索魔になったりしてました。
5日目(日曜)
そう。下がんないんですよ。
下がるより朝方は40度近い。
昼の時点で週明けの訪問をオンラインに変更してもらえないか相談させてもらいます。
そして、娘の体調への不安も私の疲労もピークに達して、日曜に受診できる小児科に。
そこで先生がこんなお話をしてくれたのが印象的でした。
おくちあーんする時。
「2歳が。嫌がらずにマスクをして。偉いねえ。本当に偉いねえ。」と。
お薬手帳で今飲んでいる薬を見せた時。
「こんなおいしくない薬を、飲めているの!?あんた偉いねえ。」と。
娘ちゃんの顔を覗き込んで
「あんた、本当に偉いねえ。偉いよ。」と。
その時の私、心がものすごくズキッとしたんです。
そうだ、イッチバン頑張ってるのは、こんな小さな娘ちゃんだ。
典型的なウィルス性の風邪だろうということ。
心配でも、経過を見るしかないこと。
そういうことをお医者さんから聞きました。
日曜日に子どもを診察してくれる街の小児科医さん。
日曜日なのにすごく優しく子どもに接してくれる。
それだけでもすごいありがたいのに、子どもを労ってくれる。
病気をしている子どもへの敬意。
私はちゃんと持ててなかった気がしました。
長引く風の娘ちゃん、あなたは私のお荷物なんかじゃないですよって。
頑張ってるのは娘ちゃん。
仕事より何より優先すべき大切な人ですよということ。
大人の都合で0歳からずっと保育園で頑張ってくれてるのです。
楽しく当たり前のように暮らしてくれて、
いつも私にニコニコしてくれるから忘れがちだけど、
娘ちゃんだってずっと頑張っている。
風邪をひかずに保育園に通ってくれてることが当たり前だっけど、
本来ならもっとお母さんのそばで甘えて暮らしていい歳です。
「時間の長さじゃない、密度だ」という言葉を、
自分の都合のいいように私は解釈してなかったかな。
「読んで」と持ってくる本を読めなかったこと、読まなかったこと、たくさんあったよなと思いました。
だけど働く母も罪ではないです。
働くお母さんはいつも葛藤を抱えて頑張ってる。
--
病院からの帰り、腕の中で眠る娘ちゃん、急に咳が始まり、咳込みすぎて嘔吐しました。
私の仕事の命綱、携帯を首にかける紐が負傷しました!まみれました。
寝かしつけをした21時頃も咳が続き、そこからお腹が空っぽになるまで咳き込むほど吐いて、洗濯機を回しまくる!
旦那は風呂場でスタンバイ。流作業なシーツ洗い工場になってました(笑)
吐くときに息が吸えなくなってしまうので、下を向かせたりする必要があり、落ち着くまでずっと見張っていたら、いつの間に落ち着いて私も寝落ちしていました。
6日目(月曜)
やっと咳は落ち着いた午前1時過ぎ。
娘ちゃんが大暴れしました。
「やだ!!!!!!」しか言わず、布団の上を大暴れ。
お茶も飲まない。
おむつも変えない。
抱っこもしない。
お布団もかけない。
リビングにも行かない。
背中をさすらせてもくれない。
真っ暗闇で私のことを、力の限り叩く。
「やだ!!!!」「やだ!!!!!!!」
「やだね。やだったよね。辛いね。頑張ってるね。」
本当にしんどかったんだよな。私なんかよりずーっとしんどかったはず。
そんでも私がずっと仕事でソワソワしてる。
そんなのも小さいながらに感じ取ってるはず。
「辛かったね。嫌だったね。」
触れることのできない娘ちゃんに、そんな言葉を繰り返しました。
しばらくすると叩く手をやめて「ママああああ」と泣いて私にしがみついてくれました。きっと受け止めて欲しかったんだよね。
そのまま抱いてリビングに連れて行き、落ち着いたところでおむつを変えようかとヨガマットに寝かすとまた大激怒!
オムツ替えはNGだそうで。
そしてそのまますやすやね始めたので、パンパースを信じて朝まで寝かすことにしました(笑)。
なんだか仕事をする気になれなくて、でも眠ることもできなくて、久々に闘病日記的なnoteを書いた次第でした。
--
わりと長く続いた娘ちゃんの風邪。
仕事と子育てのバランスが取れていると思っていたけど、子どもへの甘えが出ていたのかもしれないなという気づきと、見直しの機会となりました。
まーでもほんと健康第一、健康ってありがたい。
(今「ロード」のサビがリフレインしてます)
世の中の働くお母さんはすごいです。
本当に頑張ってる。
自分でもよくやれるなと思います(笑)。
でも、子どもたちもお母さんと同じくらい頑張ってます!
さて、1週間、頑張りましょうね!適度にね!(笑)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?