『落ちぶれ王女と異世界勇者の建国史』第1巻のあらすじと雑感
(この記事はあらすじレベルのネタバレや作品に対する感想を含みます)
ひとことレビュー
家出中の王女と、日本から転生してきた少年が出会い、王国を打倒して新たな国を建国する。
という目標ではありますが、ふんわりとした異世界生活の日常を満喫するお話。ポンコツ王女様のちょこまかとした可愛い仕草に癒されます。
あらすじ
舞台はどこかの異世界。
ダンジョンの入り口を起点に、建国を目指すぐうたらポンコツ少女ステラ。
そのステラと一緒に暮らす少年セナ。
ふたりは、ダンジョンを探索したり、
村に買い物したり、
魔物を飼い慣らしたりして、建国は進むことなく、ゆったりと毎日を過ごします。
実は少年セナは、ちょっと拗らせてる小説家を目指す異世界転生者。学校をサボって電車に乗っていたら、なぜか異世界へ。
そして少女ステラ、実は王国の王女様。
ぐうたら故か、控えめながら優秀な妹のスピカに王位継承を奪われ、
王国に復讐するべく、アクロバット家出をしていました。
王国ではもちろんステラを捜索していて、
新王女のスピカは、ステラに何か思うところがある様子。
そんなことは露知らず、今日もステラはゆったり建国?をがんばります。
雑感
いわゆる異世界転生ものですが、大きな事件に巻き込まれたりというのは、今のところありません。
主人公であるセナは、冒険者ギルドに所属するわけでもなく、魔族と戦うわけでもなく(モンスターとは戦いますが)、特にチート能力もないので、畑作りをしたり、ゆったりと過ごしているのが印象的です。
自称、重要な使命があると言っていますが、小説のネタとして妄想してる可能性が高いです。
ステラも軍隊を作って、国家転覆を狙うと豪語していますが、そんな人脈もなく、世間知らずです。
それで、自分が良ければ良いという、完全に自己中心的な思考の持ち主で、なにかことを動かそうとする気配はありません。
それでも妹には、憎みきれない愛情もある様子。
一方、妹のスピカは悪役っぽい雰囲気を醸し出しており、スピカを通じて一波乱ありそうな空気は残しつつ、基本はふんわり異世界ライフな第1巻です。
その、ふんわりな雰囲気なのはストーリーだけでなく、絵のタッチが相乗効果となっています。
ちょこまかと動くイメージのステラが可愛いです。まるで子供を見ている気持ちになります。たぶん設定的にはハイティーンなんだとは思いますが。
マスコットキャラクターとなる?この魔物も可愛いですね。
雑魚敵のスライムっぽいのも、つぶらな瞳で可愛いです。
そんな、なんか癒される雰囲気の異世界転生ものです。
旗がばっちり日本語なのも、なんだか癒されます。「建国」って。
定番のお風呂シーン。
最近の漫画には、お風呂か水着が必ず入っているんじゃないかという気すらしますね。
でも、こちらはお色気を感じる要素はゼロです。
朝チュンしても人畜無害な主人公なので、今後もお色気には期待出来なそうですね。
でも、それが癒されます。
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