出会いが、明日の本屋をつくる
小さな本屋を開店して4ヶ月が経とうとしています。あっという間だった気もするし案外ゆっくりだった気もする、どちらとも言えない不思議な時間を過ごしました。でも、確かなのは、本屋を始めなければ経験することはなかった出会いがあったということー。
2ヶ月くらい前の晴れた日、うずさんこと白水さんは嵐のようにやって来ました。booksyometa!の近所ある「のらり」さんというコーヒー屋さんから教えてもらってやって来たという彼は、好奇心に満ち溢れた瞳と好きなことを話す時のワクワクな雰囲気が印象的な紳士。私もうずさんも写真や絵を見ることが大好きで(もちろん本も好き)意気投合し、こんな出会いがあるとはつくづく小さくてもお店を持てるということの面白さを感じていました。
そんなうずさんから、友人が本を出すから興味があるなら読んでみないかと1冊の本をプレゼントされました。それが「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」でした。ページを開くとサインがあり、佳奈さんへの下にBon voyage!の文字。未知の旅に出るような気分でドキドキしながら読み始めました。
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※詳しい感想はインスタグラムに公開しています。もし読んでくださる方がいらっしゃれば(https://www.instagram.com/yome.ta/?igshid=1dmx9ppfr1mju)を検索お願いします。
読み終えたあとは、じんわりと心が暖かくなった。善も悪も(そう見えているだけかもしれないものも)丸ごと全部を受け入れて生きる、いや生きていきたい、そんな気持ちになる本だった。
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それから数日後、なんと、まさか、うずさんの紹介で著者である川内有緒さんとお話するご機会をいただけたのです!(うずさんと有緒さんはご友人)自分が読んで感動した本の著者の方とお話出来る機会なんて人生で初めてで緊張しすぎてしまったのと、その時点では「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」以外のご著書を読めていなかったので、もっとしっかり本を読んでお会いしてお話したかったと今になって悔やんでいますが…。
でも、悔やんでいても仕方がないので、只今うずさんからまたもやプレゼントしてもらった有緒さんの「パリで飯を食う。」を堪能中です。作家になる原点になった作品のようで、とにかく本になるとかならないとかは関係なく、書きたい、残したい、という情熱を感じる一冊です。
何気ないような日々に起きたこと、感じたもの、出会った人が棚を変える。
4ヶ月前には並んでいなかった有緒さんの本が並ぶbooks yometa!は、うずさんとの出会いがなければ、もっと未来になっていたか、最悪並ばなかった可能性すらある。出会いの不思議と縁を感じずにはいられない出来事でした。有名な人に会いたいとかそういうことではなくて、気持ちや血の通った出会いでした。
たった4ヶ月でこんな体験をできるなら、この先の未来が楽しみで仕方ない、そう強く思いました。
お読みいただきありがとうございました!
今描きたいなあと思うことが増えているので、無理せず更新していきたいとおもっています。楽しく読んで頂けると嬉しいです。
それではまた。