日本一の生産量をほこる笠間市の家族、自然、地域を愛する入やなわぁ工房さんのこだわりの栗
ー農業を始められたきっかけは?
自然と継いでいたんですよ。
もともと私は、サラマリーマンをしていたんですが退職をして、そろそろ父がやっていた栗農家を自然と継ごうと思いまして。
ー自然と継ぐってすごいですね。
あ、でも栗農家をいきなりってわけじゃないんですよ。子供の頃から休みの日になると、父の仕事を手伝っていたので、大体やる仕事内容は把握してたから自然とできました(笑)
ー『入やなわぁ』っていう店名が珍しいなって思ったんですが、、
そうですね。なかなかないと思います。
『入』は、地域を意味しています。この辺の地域で大地から水が入ってるところを『入』っと言うんですよ。
それと『やなわぁ』は、家族の名前の頭文字です。私の3人の子供たちと、小さいぁは、妻の名前でして、家族でこれはどうだって話して決めたんですよ。
ー栗を生産するのにこだわりとかはありますか?
うちの栗は全部で7品種ありますが、どの種類もやはり安全な木を育てることを大事にしてます。そのために土の成分にはこだわってやってますよ。
えっとね、丹沢・大峰・筑波・銀寄・利平・岸根・石鎚だったかな。収穫の期間が1品目10日間しかないので収穫のとき大変ですよ。
ーなるほど。では一番の苦労は収穫ですか?
いや、収穫も大変ですけど、一番は剪定作業ですね。
ー栗の木を整えるんですね!
そうなんです。これが一番苦労してますよ。
栗の木は、放っておけば枝がどんどん増えてしまって、そうすると土から入ってくる栄養が薄くなってしまうので良い木には育たないんです。だから木が高すぎてもダメだから、1年中木をみてます。うちの栗の木は、太陽の光が全ての木に当たるように剪定していて、これが1つ1つの栗を育てるのに重要だと思っております。
ー旅するチーズケーキとの出会いは?
ほんと偶然です。
この時期にかさま新栗祭りがあって、毎年そこで栗を売ってたんですが、今年はコロナの影響で中止になってどうしよって思ってたんです。そんなときに偶然地域おこし協力体の方から、会せたい方がいるとご紹介されて、お話を聴いたら是非!って気持ちになりました。今年もお祭りが開催されてたら出会わなかったわけですがら、偶然ですよね〜。
ー今後の抱負を教えて下さい。
:引き続き品質のいいものを作っていきたいです。うちの栗がいかに品質がいいか理解してもらえるようにできたらいいですね。