【ザ・ロンギング】あと397日

2023年4月26日 13:39

さて、何から記そうか。3日目、プレイ時間は僅か4時間半ほど。放置している時間もあることを思えば実際に画面を見ている時間はもっと短い。

ちなみに今は扉が開くまで2時間と言われたので放置してこの記録を書き始めた。もちろんゲームを閉じても構わないのだがどっちでもいいので扉の前に立たせている。石臼を回している時のような音がずっと聞こえてきているが、動いていないくせに何がそんなに音を立てているというのだろうか。

ふと画面を見るとシェイドが独り言を言っており選択肢が出ていた。
このゲーム、放置系と言いつつ案外油断ならないのだ。

そうだ、その話をしておこう。
これは昨日、ゲームを閉じる寸前のことだった。
この記録を書いている間、私はシェイドを部屋に放置していた。
部屋の中にいる時の音楽は穏やかなものなのだが、ふいにそのBGMが別なものに切り替わった。
壮大な曲調が耳に入り、少し違和感を感じてゲーム画面を前に出した。

初めてみる、洞窟以外の光景が映し出されていた。
音楽以外は音声も、セリフも何も出ない。ただただ平和な光景だった。

どうやらそれは、シェイドの夢だったようだ。
放置しているとシェイドは勝手に座るし、眠そうにし始める。

もしかしたら一定確率で夢を見るというイベントが入るのかもしれない。
自分の部屋であることや、暖炉に火を入れたことももしかしたら関係あるかもしれないが、今のところ確実に言えるのは「そういうイベントもあるらしい」ということだけだ。

シェイドは独り言の多いやつだ。
だから何か言っていても何となく雰囲気として受け流しているところがあるが……

こうなってくると何気なく呟かれたように見えるこういう発言も気になってくる。

恐らくそういうことを繰り返していくゲームだ。
セーブデータを分けたりすることもできないというのにマルチエンディングだというのだから尚のこと恐ろしい。

さて、本日の探索の話をしよう。

部屋から王の前を通って探検に出るまでの道のりは一本道かつ長いので、今日も部屋からは勝手に出てもらった。そして気が付けばまた昨日と同じエリアに来ていた。

正直外れだなーと思った。
昨日、見られるところは片っ端から見たはずだった。しかし戻るのも時間がかかるし地形を覚えているわけでもない。行こうとしている場所があるわけでもない。

私は何となく操作を引き受け、入る場所などを選び始めた。

まだ見ていない場所があった。
岩を押すことができ、その向こうからは水がちょろちょろと出ていた。
だから何だと言われると困るがとにかく水が出ていたのだ。

シェイドは、家に水の仕掛けが置いてみたいと本に書いていたので、そのうち何かあるかもしれない。その時にもきっと場所は忘れているだろうから、またうろうろすることになりそうだ。

その後、こうなってくると全部みたつもりは、つもりでしかないという思いが強くなる。改めて周辺探索をすることにした。

見ていない場所はまだあった。
水溜りがあちこちにある湿り気の多いエリアのようだ。
あちこちに苔が育っている場所があり、苔の具合によっては収穫することができる。

確かシェイドはキノコを育ててみたいというようなことも本に書いていた。苔の中にキノコを植えることができるはずなので、きっとここでキノコを栽培する流れになるのだろう。キノコの菌はどうするのだろうか。部屋に持って帰れば何か分かるかもしれないが、今は扉が開くのを2時間待っているところだからそれはまた後になりそうだ。