![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155402478/rectangle_large_type_2_2c59cd7c9f76677aa6460f443b5c1efa.jpg?width=1200)
秋といったら食欲でしょう!!
こんにちは!暦の上ではしっかり秋なのにまだあっちぃすね。
私は秋が四季の中で一番好きです。なんてったって「読書の秋」で「芸術の秋」でそして、そして「食欲の秋」ですから!!食いしん坊の文化系にはこれ以上ない季節な訳です。
そんな大好きな秋が早く来てくれるように今回は小説や漫画、エッセイ作品に出てくるグルメから鑑賞について書いていこうかと思います。
最近、私は読書を専らKindleで行っています。収納の少ない家に住んでいるのでやむなく紙から変えたのですが、先日Kindleの自分のライブラリーを見ていたら…
「私、ひょっとしてひょっとしなくても食べ物出てくる作品ばっか読んでない⁉︎」
となってベルバラ並みの白目で驚愕しました。
食いしん坊味がこんな所にまで現れるとは…。
一部作品を紹介しましょう。
『空挺ドラゴンズ』1〜18巻(桑原太矩/講談社)
→「龍捕り(おろちとり)」と呼ばれる龍を捕獲して肉や龍油を売ることを生業とする捕龍船の団員たちが龍を狩り、自らめちゃくちゃ美味そうに料理して食べるお話。龍は実際にはいないので龍肉の味は想像するしかないはずなのに毎回めちゃくちゃ美味しそう!
『乙嫁語り』1〜14巻(森薫/KADOKAWA)
→19世紀中央アジアで8歳の歳の差で結婚したアミルとカルルクを中心に中央アジアの様々な文化を描いた作品。
アミルさんは家事や裁縫だけでなく狩りまでできちゃうスーパー姉さん女房!アミルさんの狩ってきたウサギのスープやカルルクとパリヤと出かけた市場で買い食いしている雉肉の串焼きや焼き飯が書き込み魔森先生の手によって思わず涎が出るほど美味しそうに描かれてる。
『ハラヘリ読書』(宮田ナノ/KAD OKAWA)
→読書が趣味の作者による「本の中の食べ物」をテーマにしたエッセイマンガ。
この本の中に私が大好きな森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』の話が出てきます。ヒロイン「黒髪の乙女」がカクテルやラム酒をするりするりと美味しそうに堪能する表現に作者の宮田さんも感動していて、私も初めて『夜は〜』を読んだ高校生当時お酒がとても綺麗なもののように見えて憧れたことを思い出しました。
この本を読んで内田百閒の『御馳走帳』を買ってしまいました。
『桃を煮るひと』(くどうれいん/ミシマ社)
→くどうれいんさんの食エッセイ第二弾。前作『わたしを空腹にしないほうがいい』にどハマりしていたので購入。
特別な食べ物というよりはなんでもない日常の中で作者を支えてくれている食べ物にまつわるエッセイ集。初っ端の「カリカリ梅」というタイトルのエッセイを仕事帰りに読み駅に着いてすぐコンビニでカリカリ梅を買いました。笑
こんな速攻で食べたくなるくらい食べ物の表現が的確かつ美味しそうです。お腹空いてる時に読むのは注意が必要。
…とまぁ、書き出せばいくらでも出てきます。
私が食べ物の本ばっか…と気づいたのにはきっかけがあります。私の職場は書店なので店員同士でおすすめの本を教えたり、自分が欲しい本をなんとか入荷してもらうために発注担当者にそっと「この本おすすめなんですよぉ〜」と本を見せることがあるのですが、この前そんな話をしながらKindleのライブラリ画面を他のスタッフに見せたところ…
「なんか美味しそうなもの出てくるもんばっか読んでますね⁉︎平和〜笑」
と言われてしまい思わず画面を二度見した結果
「私、ひょっとしてひょっとしなくても食べ物出てくる作品ばっか読んでない⁉︎」
となったわけです。笑
試しにそのスタッフが読んでいるものを何作か聞いてみたらミステリー・サスペンス系と社会派な歴史小説が多かった…。普通はそんな食べ物の本って読まんのか…。でも平和ならいっか☆
いやいや‼︎一段落しちゃったよ?違う違う‼︎
読書でさえ食いしん坊味を発揮する私が言いたかったことは
「ご飯を食べるように鑑賞したら楽しい!」
ということです。
『北北西に曇と往け』1〜7巻(入江亜季/KADOKAWA)という作品の2巻で主人公・慧の祖父・ジャックがこんなことを言います。
「バカモンが。食ったことなかったら肉のうまさだって知らなかっただろ」
これは女の子と付き合ったことのない慧に、女の子大好き!美女はもっと大好き!でも奥さんが一番好き!なジャックから早く好きな子作れというアドバイスなのですが、鑑賞も同じこと言えるよなぁと思ったわけです。
私の好物は食べ物だと「なめこの味噌汁」「白身のお刺身」「牛タン」「チョコレートムース」と「更科そば」とかでしょうか(うわ…ほぼ茶色い)。作品だと「ファンタジー」「SF」「歴史物」「日常の生活や文化を描いた作品」とかかな?
でも実は昔はこんなに好きなものがありませんでした。
チョコなら正直なんでもよかったし、おそばも二八そばだろうが十割そばだろうがつゆにだくだくにつければなんでも美味しいと思っていました。
ファンタジーもハリポタやらロードオブザリングはよく見たけれど漫画ではあまりファンタジー作品を読みませんでした。日常を描く作品を読むようになったのもここ3〜4年。
大きな変革があったわけではありません。
ただチョコレート食べるならクッキーやケーキにして食べるよりムースにした時の方が美味しいと感じるなとか、お蕎麦は黒い殻が入っているより更科粉で作られた方が見た目綺麗でシャキッとしてて口が嬉しい!好き!ということに食べ続けていたら気づいてきたという感じです。最近では一周回ってチョコは板チョコが一番美味い!みたいになってきました。笑
ファンタジー漫画を嫌厭していたのは「ちょっとヲタクすぎるからやめとこ…」という超絶偏見!食わず嫌いならぬ読まず嫌いでした。でもハリポタ終わっちゃったし、映画だけじゃファンタジー成分が足りない!!となって手を出してみたところどハマり。日常系の作品は前は盛り上がりが少なくて退屈に感じていましたが自炊が好きになり出したあたりで単調だと思っていた日常の面白がり方がわかってきて興味が出てきたのでした。
新しい好きな食べ物が見つかるのって偶然なのだと思います。ビュッフェで好きな物の近くに出ていた料理を食べてみたら美味しかったり、既に好きな物の食べ方だけを変えただけなのにすごく美味しく感じたり…なるほど「食ったことなかったら肉の旨さだって知らなかっただろ」なのです。
好きな作品を見つけるのも同じですね。
でもこの「偶然」がいつか起きるのを私がただ待っていたのかというとそうでもない気がしてきます。
私は食欲がかなり強いほうだと自覚があります。
仕事の合間に考えることはたいてい「今日の夕飯何にしようかな?」ですし、先述したように読書の傾向にまで食が滲み出てきています。
そして食欲に勝るとも劣らないのが鑑賞欲とでも言いましょうか?読書したい!とか映画観たい!展覧会行きたい!という欲です。
通勤時はたいてい読書をしていますし、隙あらばKindleを開いています。
私の鑑賞欲は食欲とほぼ同じく、1日に何度も摂取したいもの、なんなら美味しい物だったら最高!という感じで多分一般的に見たら強めです。
YOKU STUDIOの打ち合わせ中によく「どうやったら本を読むことに抵抗を感じないで気軽に読書できるのか?」という話をします。
自分の経験を頼りに考えてみるのですがいつもこれだ!という答えが見つからない…まぁそれもそのはず。私は読書への抵抗をそんなに感じたことなかった…!
それというのもこの一際強い鑑賞欲があったせいかと思います。
コンビニで「あっ!新商品⁉︎美味しそう…買っちゃお!」と同じくらいの気軽さで「見たこと無い漫画…絵がなかなか好み!買ってみよう!」「ん?このチラシかっちょいいな?来月公開?観にくるか」…となるのです。
こう気軽だと新しく好きな物が見つかる「偶然」ももう頻発するのでそんな特別なことでもなくなります。笑
「美味しそう!」とか「気になる!」といった欲望を押さえつけないことで「偶然」の出会いを産む種子を育てていたように思います。
好きな物に出会う「偶然」が特別じゃなくなると書きましたが、出会うこと自体は特別ではありませんが好きなことに出会ってどんどんハマっていく感覚は何度体験しても特別です。
私は生粋の邦ロック派でしたが彼氏の影響で洋楽も聞き始めました。正直最初は何歌ってんのかわからんし馴染みのないメロディだったりすると途中から全然耳に入ってこなくなっていました。
しかしなんとなく聞き流す中でもこれは心地よいと感じる音楽がいくつかあり「これは誰の曲?」と彼に聞くと大体同じアーティストたちでした。
これが私の好きな洋楽なのか!とそのアーティストの他の曲を聴いたり、歌詞の日本語訳を観てみたりするうちに単独ライブにまでいくようになりました。
それまで触れたこともなかったものにハマっていく様は、自分が自分ではないような、でも不快ではなく、新しい細胞は発達していくような感覚にこそばゆくなるような…ニヤニヤしちゃう感じで面白いです。
そうしてハマった洋ロック…2025年1月にrockin'on sonicが開かれますね!私がハマったうちの一つweezerも来る‼︎参戦しようかな?
話は戻って、「ご飯を食べるように鑑賞する」について。
この「ご飯を食べるように鑑賞する」でもう一つ大事なのは「鑑賞」という行為を「食事」と同じく「栄養を摂取し自分を楽しませるもの」と位置付けることではないかと思います。
少なくとも私にとっての食事は栄養を摂取するためだけのものではありませんし、食べて楽しければ何でもいいとも思いません。栄養になり、かつ自分にとって楽しめるものが必須条件です。
『東の森の魔女の庭』1〜4巻(越田うめ/新書館)の1巻で主人公の一人エルセが
「生きてる間にできる食事の回数には限りがあるのよ、兄さん。なら私は少しでも多く私好みの美味しいものを食べたい」と鬼気迫る様子でクッキーを試作しているシーンがあります。
私の食事も鑑賞もまさにこれ‼︎
エルセは薬草に興味をもち特に薬草を使ったお菓子や料理に興味を持ち始めます。
体によくって美味しいなんて最高かよ‼︎と私も深く共感しました。
「食べるように鑑賞する」の第一ハードルは鑑賞に対して食事と同等の必要性を感じられるようになれるかです。
私にとっては必須栄養素の中に「鑑賞素」とかも含めてほしいくらいなんですがそんな栄養素は科学的に確認できないので(泣)、ぜひ皆さんには食にまつわるエッセイや美味しそうな食べ物が出てくる作品を鑑賞することをお勧めします。
きっと読んだ後に何か食べたくなってしまい美味しいものを買って帰ることになるでしょう。そしたら結果的に栄養があって美味しいものが摂取できますから!笑
今はこれが私の限界です。泣
いつか鑑賞のみでも栄養あってかつ美味しい!と思える方を増やせるよう次回の記事も頑張って書きます!!
スキやフォロー、いつもありがとうございます!
コメントも、お気軽にいた
<シラスチャンネル「小山政幸の徹底実践、スピリチュアル再生シラス
「スピリアルを脱構築する」、これなかったプロジェクト。
月4回程度、生放送で配信しています。
チャンネル登録お待ちしております!!
詳細はこちらから🌱
☆YOKU STUDIO代表・翔哉、Satomiをはじめとする、経験豊富なカウンセラーのカウンセリングが、下北沢ナチュラルプラネットで受けられます☆
ご予約はこちらからお気軽に!
<よく当たる 占い&スピリチュアルサロン ナチュラルプラネット 東京下北沢>
【住所】〒155-0031 東京都世田谷区北沢3-2-11 レガーロ東北沢 3F-13
【アクセス】
・小田急小田原線「東北沢」駅 東口改札口 から徒歩3分
・小田急小田原線「代々木上原」駅から徒歩9分
・小田急小田原線「下北沢」駅から徒歩10分
【電話番号】 070-8534-2010
【営業時間】10:00~21:00
【ウェブサイト】https://www.naturalplanet.jp/
<スピリチュアル&カウンセリング YOKU STUDIO 東京 高円寺店>
【住所】〒166-0002 東京都杉並区高円寺北1丁目23−6 アスコット高円寺202
【アクセス】
・JR中央・総武線「高円寺」駅北口から徒歩10分
・JR中央・総武線「中野」駅北口から徒歩15分
【電話番号】070-3284-2348
【営業時間】10:00~21:00
<SRP動画、続々と配信中!チャンネル登録お待ちしています>
・YouTube…完全無料ダイジェスト版