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自作PCパーツの選び方 グラフィックボード

ご覧いただきありがとうございます。
「PCパーツの選び方」はシリーズものとしてマガジンにまとめています。お好きなところからご覧いただけますので、ぜひご活用ください!

グラフィックボードの選択のポイントは概ね以下です。

  • 使用目的

  • プレイしたいゲームと解像度

  • サイズ

  • メーカー


使用目的

グラフィックボードの主な使用目的は概ね以下と思われます。

  • PCゲームプレイ

  • 動画編集

  • 動画配信

  • 画像生成AI

基本的にグラフィックボードは性能が上がるほど高価になりますので、お財布との相談になります。

PCゲームプレイ

PCゲームを高フレームレート/高解像度でプレイしたい場合は、高い性能のグラボが必要となります。(ゲームの要求スペックにもよります)
どの解像度/リフレッシュレートのモニターでプレイする想定なのか、このあたりが決まってくると選びやすいでしょう。

ただ、ようくんのように4K解像度でプレイしたい場合は、CPUのグレードを落とした分でCPU購入のコストを抑え、その分でより性能の高いグラボを選択すれば、より高い満足感が得られるかもしれません。詳細は以下に記載していますのでよろしければご覧ください。


動画編集

動画編集に関しては、ようくんは動画編集はしないので詳しいことは言及できないのですが、動画編集ソフトによってもCPU/GPUの重要度は異なるようです。ただ、Youtuberの方々を見ているとIntel製CPUで実施している方が多いように見受けられます。もちろんグラボでもできるのでしょうけど、コア数による並列処理が重要なのでしょう。

動画配信

動画配信について、これもようくんはしないの詳しいことは申し上げられないのですが、配信に限っていえば過度に高いスペックは必要ありません。
ただ、ゲームプレイと同時にプレイ動画を配信したい状況で、それを1枚のグラボで賄うとなるとそれなりのスペックが必要になってきます。
プレイ用と配信用でグラボを分ける場合、配信用の方は性能を落としても問題ありません。フルHD配信であればGTX1650程度でも十分快適でしょう。

画像生成AI

画像生成AIについては、性能が高いほど快適に行えます。
たとえば、ようくんが今回購入したグラボ「MSI GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER 16G GAMING X SLIM WHITE」で512px×512pxの画像を64枚生成したときのグラボ負荷状況は以下となります。

グラボ負荷状況

GPU使用率はほぼ100%、GPUメモリも最大の16GBをほぼ使い切っています。処理に要した時間は1分35秒でした。

サイズ

ほしいグラボが決まっていても、ケースに入らないと意味がないのでサイズは必ず確認しましょう。今回ようくんが購入したケース「NCASE T1 V2.5」の製品ページには以下の記載があります。

搭載可能グラボのサイズ
出展:https://ncased.com/products/t1-sandwich-kit-black-color?srsltid=AfmBOoqLdtXTaYy3KdAgdTPRl629faRI-HBug2i--66ycqEaAVyQL6OZ

英語表記で分かりづらいですが、140mm x 325mm 以下、3.25 スロット厚までと記載されています。これをもとに購入予定のグラボのサイズを確認するようにします。
ようくんが今回購入したグラボ「MSI GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER 16G GAMING X SLIM WHITE」の製品ページには以下の記載があります。

グラボのサイズ表示
出展:https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-4070-Ti-SUPER-16G-GAMING-X-SLIM-WHITE/Specification

1スロット≒20mmですので、このグラボは余裕を見て念のため2.75スロットと考えました。このように、長さ、高さ、厚さともにケースに収まるかどうかを確認するようにします。

メーカー

ここでいうメーカーとは、NVIDIA/AMDのことを挿します。
NVIDIAはGeForce、AMDはRadeonというブランド名でグラボを製造しています。
どちらかよいのかと問いたくなる気持ちは理解できますが、それぞれ得意・不得意なタスクがあり、一概にどちらとは言い切れないのが現状です。

画像生成AIについては、現状RadeonよりもNVIDIAの方が有利な状況です。

ゲームプレイについては、GeForceとRadeonで有利なゲームが分かれています。一応どちらにもDLSSやFSRといったフレーム生成機能がありフレームレートを向上させてくれますが、ゲーム側の対応も必要となるためこの機能込みでの比較は難しいでしょう。
ただし、こういったメーカー独自の機能は無視して単純にグラボ性能で勝負した場合は、Radeonの方がコスパが高い傾向にあります。

MSI GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER 16G GAMING X SLIM WHITEを選んだ理由は?

  • 4K解像度かつ高フレームレートでPCゲームプレイをしたかった

  • 画像生成AIを試してみたかった

  • 負荷をかけてもファンの音がうるさくないグラボがほしかった

  • 色が白だった(重要)→すべて黒色で揃えても良かったのですが、なんかつまらなそうだったのでアクセントを入れたかった


さいごに

ご覧いただきありがとうございました。
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基本的にグラフィックボードはお金をかけるほど性能と快適さが増しますので、お財布との相談が必要になります。

そういった意味ではCPUもお金をかければ高い性能を得られますが、排熱問題に向き合う必要が出てきます。もちろんグラボも排熱対策は必要ですが、グラボの場合は冷却装置(ヒートシンク+ファン)込みで販売しているため、グラボメーカー(ASUS/MSIなど)でも工夫しているでしょうし、それがアピールポイントにもなっています。

こと「MSI GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER 16G GAMING X SLIM WHITE」に関していえば、使用率100%でも温度は61度でしたしファンの音も全くうるさくありませんでした(ようくん個人の感覚です)ので、満足感はかなり高いグラボでした。

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