60%キーボードは本当に使いづらい?未経験者が想像してみた話(後編)
前回の記事ではTKL(テンキーレス)キーボードユーザーが60%レイアウトにするとどのくらい困るの?を、消滅するキーごとに検証してみました。
60%レイアウトでは、ファンクションキーや特殊キー(HOME/END等)が使えなくりますが、それを使いこなせる人はかっこいい!という超個人的な謎の憧れもあり、ようくんもそのユーザーの仲間入りをしてみたくなったわけです。
ところがですね・・・
ファンクションキーは頻繁に使う!
やはりファンクションキーはなくなると困るのです。もちろん文字キーに比べると使用頻度は減りますが、いざ使おうとするときに常にFNキーと同時押しになるのは、いくら手の移動が少ないからといっても不便に感じることになりそうです。
それは、ようくんがまだ60%キーボードを使ったことがないから、というのもあるかもしれませんし、些細な問題なのかもしれません。
ところが、実際の利用シーンを考えてみると、ファンクションキーとの同時押しが必要となるケースが存在します。
SHIFT+F3でエディタやページ内の検索文字列を逆順に辿る
ALT+F4でウィンドウを閉じる
CTRL+F5でキャッシュをクリアしてページをリロードする
これを60%レイアウトで実現するためには、更にFNキーも追加で押す必要があり、3キー同時押しが必要となってきます。
②、③は低頻度なのでまだ我慢できるにしても、①は結構使う・・・さらに、日本語入力中はカナ、半角カナへの変換が発生しますから、これらの文字に変換するためにFN+F7/F8の同時押しか、変換対象が見つかるまでスペースキーを押し続ける必要が出てきてしまいます。
こういった懸念を持つユーザーが多いせいなのか、世の中には75%レイアウトのキーボードが存在します。
最近発売された、人気ブランドREALFORCEのRC1(静電容量無接点方式)
静電容量無接点方式でありながらも、CherryMX軸を採用し、キーキャップ交換などのカスタマイズ性を高めたNIZのマイクロ82
Keychronで人気のQシリーズ Q1 MAX(メカニカル方式)
フルメタルボディによる高級感やズッシリとした安定感が特徴的。
おそらく、どれも選んでも間違いない製品でしょうし、キーマッピングによりさらに使いやすくなるでしょう。
これらを選択することにより、ファンクションキーの問題は一気に解決してしまうのです。
でも、どうしても60%キーボードユーザーになってみたい!
ようくんはなんてワガママなんでしょうか・・・。
ベビーカーには乗りたくないけど、おんぶしてほしい!そんな子供のようです。(例えあってる?)
60%キーボードを使って謎の自己満足感に浸ってみたい!
人に相談すれば間違いなく「じゃぁ勝手にしろ!」って突き放されること間違いありません。
なんとかならないか考えてみた
とにかく、ファンクションキーが単独で押せないのは個人的には困るのです。いくらFNキーと数字キーとの同時押しで対応できると言われても、使うたびに同時押しはツラいっすよ先輩・・・3つ同時押しはとくに。
正直、60%レイアウトのユーザからしてみれば慣れだけの問題だけなのかもしれません。しかし、なるべくだったら現状と近い使い心地を維持しつつも、60%に移行する方法は探りたい。と思いながら何とか案をひねり出そうとした結果・・・
数字キーをファンクションキーに変更してしまえばいいんじゃない?
要は、1~0の各キーをキーマッピングにより強制的にF1~F10に変更してしまうわけです。これにより、ファンクションキーを単独で押したときは常にFNキーとの同時押しから解放されるので、これまでと同様の使い方ができるのではないか?という案です。
となると次に出てくる疑問は必然的に・・・
じゃぁ、数字キーの入力はどうする?
でしょう。これは、
数字キーをFNキーと数字キーの同時押しで対応する。
これ、我ながらけっこういい案なんじゃないかと思っておりまして。
数字を入力するときって、数字だけでまとめて入力することが多くありませんか?たとえば金額、クレジットカード番号、郵便番号、電話番号、日付、時刻などの入力です。数字と文字を組み合わせて入力しないといけないシーンって、そこまで多くないんじゃないかなと・・・。
そもそも、経理など数字を多く扱う方々は、おそらくテンキーを使うでしょうし、逆にそうでない限りは数字の入力というのは、高速入力が求められないはずです。
FNキーと同時押しを強制することにより、今から数字を入力するよ!と気持ちを切り替えられるのも割とメリットになるのでは、とすら思います。
目指したいのは、3キー同時押しを減らして、2キー同時押しを増やす!
冒頭でも触れた60%レイアウトを使用する場合に発生する3キー同時押し問題。
SHIFT+F3でエディタやページ内の検索文字列を逆順に辿る
ALT+F4でウィンドウを閉じる
CTRL+F5でキャッシュをクリアしてページをリロードする
これらを従来の使用感で使いつつ、数字入力時はFNキーとの同時押しで対応して、なるべく3キー同時押しを減らそうすると案。
これから日本語を入力するよ!というときは
ALT+'これから数字を入力するよ!というときは
FN+数字キー
なんだかいけそうな気がしてきません???
そんなようくんの主張を後押しするかのように、世の中には40%レイアウトのキーボードも存在しています。それがこちら。
数字の行がごっそりなくなっとる!!
ヤバくないですか?(語彙力)バックスペースキーすらありません。もちろんキーマッピングによってカスタマイズして使うものなんでしょうけど、ここまでくるとさすがに使いこなせる自信はありません。
ただ、ようくんが言いたいのは、世の中には40%キーボードが存在するのだから、60%キーボードを使うことくらいどうってことないということ!
なんだかだいぶ発想がぶっ飛んでいます。大丈夫かなおれw
さいごに
ご覧いただきありがとうございました!
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記事では60%レイアウトという表現をしてきましたが、実際にようくんがほしいのは65%レイアウトの方です。60%レイアウトの一番右列に特殊キーが配置されていて、DELETEキーやHOMEキーなどが追加されています。DELETEキーは必要なので・・・。
調べた限り、REALFORCEやHHKBにはなさそうですが、Keychronからいくつかリリースされています。
人気のQシリーズ。フルメタルボディで高級感とズッシリ感が特徴。
ロープロファイル仕様のK7シリーズ。余白がスッキリしていてようくんが好きなデザイン。
他にも、価格を抑えたV2MAXシリーズ、K6シリーズなどいろいろありますので、気になる方は、Keychron公式サイトを覗いてみてください!
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