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私の私による私のためのヨックモック。【#私とヨックモック 小沢あやさん】

ヨックモック公式noteでは、お菓子を愛する方々によるエッセイ企画「#私とヨックモック」もお届けします。初回は、本企画を担当する編集者の小沢あやさんです。普段から自分のためにヨックモックのクッキー缶を購入し、戸棚に常備しているのだとか。
シガールへの愛と、本企画に込めた想いを綴ってもらいました。

ヨックモックは「もらうもの / あげるもの」だったけれど

初めて「自分のため」にヨックモックのシガールを購入したのは、2020年の春のことでした。

10代のうちは、お歳暮などでお目にかかれたらラッキー、くらいだったヨックモックのクッキーたち。社会人になってからは、お取引先からの差し入れや退職挨拶の品として、なんだかんだで月1回くらいシガールにありつくことができました。

価格帯的にも、大人数へのギフトにぴったりだし、個別包装されているから配るのも楽です。それに、誰かがお皿やフォークを用意する負担をかけてしまうこともありません。その場ですぐ食べる余裕がない人も、そっとデスク脇にしまって、後で自分のペースで食べられます。

パッと想像するだけでも、みんなが選ぶ理由がわかりますよね。そりゃ、日本の定番お菓子になるわけです。食べ終わったあとも、缶がペン入れとして活用されていました。

海外出張が決まり「サンフランシスコオフィスへのお土産、どうしようか」と同僚と迷ったときも、私たちが選んだのは結局、ヨックモックのシガールでした。

初めてシガールを食べたであろう現地の方も日本語で「おいしい」と言ってくれたし、日本人のエンジニアも「おっ、ヨックモックじゃないですか」と、故郷の定番を懐かしんでくれたのを覚えています。

私にとって、ヨックモックのクッキーは、誰かにいただいたり、誰かのために買うものでした。食べたいと思うより先に、気がつけばそこにいる存在。シガールの周りにはいつも人がいたし、なんてことない穏やかな雑談がありました。「人数的に数本余るから、2本目いっちゃいますか!」といただいた後、結局足りなくなって、しれっと缶ごと証拠隠滅したこともあります(ごめんなさい)。

ヨックモックで思い出すのは、特別な出来事というよりは、愛しい日常。
そして、もう下の名前までは覚えていないような、昔の同僚たちの笑顔でした。

シガール愛を再確認し、初めて自分のためのシガールを購入

そこに突然やってきたのが、外出自粛とリモートワークの波です。人に会うこともままならなくなり、私とシガールとの間には、すっかり距離ができてしまいました。

離れてみて実感した、己のシガール愛。ああ、そろそろ食べたい。コーヒーでも紅茶でも牛乳でもなんにでも合う、罪悪感もないちょうどいいボリュームの、あのクッキー。愛が溢れたところで、通販サイトで自分のためのシガールを注文するようになった、というわけです。

オフィスのみんなで食べるときは、ひとり1〜2本。それが、全部独り占めです。自分のお金で買ったご褒美だから、子育てと仕事の楽しみにと、キッチンの戸棚に忍ばせておきました。

保管場所に戸棚を選んだのは、小さい頃に「サザエさんちの戸棚には、なんでいつもお菓子があるんだろう?いいなあ」と憧れていたからです。なんだか長年の夢が叶った気分でした。「今、うちの戸棚にはシガールがある」。それだけで心に余裕ができます。

私は今、編集者として独立し、小さな会社をやっています。つい欲が出て、仕事を詰め込んでしまいがちなのですが、仕事場にシガールを常備することで自分のペースを作れるようになりました。

仕事中も「シガーる」で一息

我が家では「コーヒーを淹れて、シガールで休憩」を意味する「シガーる」という動詞が誕生。会議の間に、「シガーる」。締め切りが迫った時にも、焦らず「シガーる」。一旦、心を落ち着けてから目の前の仕事に向き合うことで、さらに集中できるんです。

そんなシガールとの日々をSNSに投稿したり、メディアに「ご自愛ヨックモック」としてエッセイを寄稿したりしていました。

愛が伝わり、ヨックモックとのお仕事がスタート

それをなんとヨックモックさんが見てくださったようで、「なにかご一緒できませんか?」とご連絡をいただきました。

そんなこと、あるんですね。働く上では、しんどいこともたくさんあります。シガールをかじることで、どうにかこうにか乗り切ってきた社会人生活。まさかヨックモックとのお仕事が実現するなんて。これまでのつらかったこと、楽しかったことが、走馬灯のように浮かび上がります。

最初の打ち合わせのときから、前のめりにヨックモック愛を語ってしまいました。まず、おいしさ。とくに、バターの風味の豊かさ。さらに、シガールがいかにお土産として優れているか。ヨックモック青山本店のブルー・ブリック・ラウンジでおまけとして出てくる、専用皿にのった、よそ行きの顔をしたシガールが大好きなこと。

ほかにも「ヨックモックをストローがわりに牛乳を飲んだらおいしいんじゃないか」と思ってやってみたら、もう公式企画として実施されていたことなどなど。担当さんは笑顔で受け止めてくださいました。

そして本題に入ります。
「1月に、ショコラ シガールという限定商品が出るんです。そのテーマが、まさに『自分へのご褒美』なんですよ」と。
あら、私が普段から味わっている喜び、そのままじゃないですか。ということで、企画を考えながら、このエッセイをしたためているのです。

濃厚なチョコレートがかかった、特別なシガール

「ショコラ シガール」は、定番のシガールに、これでもかとチョコレートがコーティングされているんです。仕事の手をとめて味わってほしい特別なアイテム。口に入れるとチョコの層がなめらかに、舌の上でするんと消えていきます。

箱の中には、ミルクチョコレートとセミスイートチョコレートの2種類が交互に並びます。
一番お手頃な「プティ ショコラ シガール 7本入り」は、家の中で一息つきたいときにぴったり。生活や仕事、子育てでいつも自分以外を優先して動いている人間にとって、ちょうどいいご褒美です。

でも、勿体ぶって握りしめると、体温でチョコレートが溶けてしまう。一度手に取って「シガーるぞ!」と決めたら、そのまますぐに食べるのが吉です。後でやれることは一旦置いておいて、甘いもので存分に自分を甘やかしましょう。定番シガールなら一気に数本行きたくなるところですが、濃厚なので1本でも大満足です。

「ヨックモック公式note」は、お菓子の魅力を伝える場です

さて。「おいしい!」の感想とともに、「チョコレートコーティングが溶けないように、少し冷蔵庫に入れた方がいいんでしょうか?」とヨックモックの担当さんに伺ったところ、なんと答えはNO。

ヨックモックのクッキーは、お客様にベストな状態でお届けするために、工場、出荷、運送、そして販売まで、絶妙な温度で管理されているのだとか。

つまり、私のショコラ シガールも、多くの人が丁重に扱ってくださって、今ここにいるんですね。ありがとうございます。
改めて、ヨックモックのことが大好きになりました。

きっと、ヨックモックのことは、みんな知っています。人からいただくとうれしいお菓子だからこそ、もっと身近な存在として、魅力を再確認してほしいと思うんです。

「InstagramやTwitterだけでなく、長文が投稿しやすいnoteで、お客様とゆったりとしたコミュニケーションを取るのはどうでしょう?」「工場や店舗で働くヨックモックの中の人同士の交流も生まれますし、社内報にもなると思います」とご提案したところ、実現したのがこの場です。

ヨックモック公式noteでは、商品のお知らせだけでなく、ヨックモックをお客様においしく届けるために日々尽力している「中の人たち」の様子や、お菓子文化を愛してくださる著名人の方々によるエッセイもお届けします。
どうぞ、お楽しみに。

<小沢あや>
ピース株式会社 代表取締役。音楽レーベルで営業とPRを担当後、ニュースアプリ運営企業のコンテンツ編成を経て、2021年に企画・編集の「ピース株式会社」創業。著名人の経営者のインタビュー、企業のコンテンツを多数手がける。ポッドキャスト番組「働く女と◯◯と。」を毎週水曜日に更新中。

https://twitter.com/hibicoto

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(おわり)


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