春の三首 ~ライラック杯~
気遣ってくれるあなたは私より忙しいのにままならぬ春
きづかってくれるあなたはわたしよりいそがしいのにままならぬはる
🏢
行く道に咲き誇る花見守れるリラックスする昼のひととき
ゆくみちにさきほこるはなみまもれるりらっくすするひるのひととき
🌷🌸🌱
募りゆく想ひ知る人なかりけり朧月のごとぼやけゆかなむ
つのりゆくおもいしるひとなかりけりおぼろづきのごとぼやけゆかなむ
☁️🌕️
【一首目】
私も先輩方も忙しい。私の部署は、秋の終わりから春の頭にかけて忙しいみたい。
前職でも現職でも思うが、忙しい人ほど優しく優秀で背負い込もうとする。あなたに負担はかけたくないの。あなたこそ休んでほしいの。何なら引き受けたいの。私も余力はないけれど。
逆に言えば、同じ仕事を経験した人しかわからなくて、大変な思いをしたことのある人にしか、大変さは伝わらなくて。伝わってほしい人にほど気づかれない。
ああ、ままならないね。
【二首目】
忙しい折、私も部署の先輩も、それぞれ昼に散歩をすることが多い。
綺麗な花々が上にも下にも咲き誇る。主張するというより、癒して見守ってくれている感じを受ける。
自然とリラックスできて、リフレッシュになる。さあ、午後もがんばろうと思わせてくれる。
動詞が続くのを解消できず。無念。
【三首目】
想いはいつも一方通行。
ぼくらはひとつになれない。
ふたつしかなれない。
それでも願いたくなる。
いっそ朧月のように想いがぼやけてゆけばよいのに。
文法に自信がないまま提出するのをご容赦いただけますれば。
🍀
思いはこちらに。
募集要項
いつもより、ストレートに気持ちを乗せてしまいました。これがよいのかどうか。短歌との距離感がいまだ掴めておりません。
春、お忙しい方も多いのではないでしょうか。
異動に伴う引き継ぎや勉強だったり、新人研修だったり、決算処理だったり、新年度の営業回りだったり、私のように繁忙期だったり。
なかなか思い通りにいかない日々。自分の未熟さゆえに毎日悩むことが多いですが、この大会の作品を味わうときはつかの間の癒しとなります。と言いつつ忙しくてフォロワーさんのを読むのが精一杯。まだ読めていない方のも少しずつ読みたいと思っています。
今大会の目標は、川柳も詠むこと。ギリギリになるかもしれませんが、達成したいです。
クルーのみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。